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2022年12月15日 株価急落

米0.5%利上げ(14日)、ECBとBOE0.5%利上げ(15日)

ECB President Lagarde  said “Anybody who thinks that this is a pivot for the ECB is wrong". “We should expect to raise interest rates at a 50 basis-point pace for a period of time.”  “We have more ground to cover, we have longer to go and we are in for a long game.” .

米11月の小売売上高は前月比0.6%減
米11月の鉱工業生産は前月比0.2%低下
米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は▲13.8(前月▲19.4)引き続き低調
米2年金利横這い、10年・30年金利大幅低下 米リセッション懸念高まる
株価急落
豪ドル急落 銅価格下落 グローバル景気悪化懸念 ⇒ドル高 ⇒円安
 外為市場では、再び金融政策の違いに焦点
 利上げ一巡感の強い豪ドル、金融政策不変の円が売られる展開


米11月の小売売上高は前月比0.6%減と、趨勢から見ればわずかな低下に見えるが、これが長く続く低下(景気後退)の始まりだと思われた。
今回米国で起きたことは所得バブルに消費バブルだ。それがはじけ始めたと考えられた。

ISM製造業指数が47を割るとリセッションになる可能性が極めて高いが、フィラデルフィア連銀製造業指数はそうなることを示唆している。

以上の動きが続くのか?
私はそう思っている。
・米国景気後退。
・米長期金利低下(長短金利の逆イールドが進む)。
・米企業収益は低下・PERは低下⇒株価大幅下落。
・グローバル景気軟化 コモディティーが売られ、豪ドルが売られる。
・海外収益に依存する日本企業の利益も縮小し、株価は下落。
・難しいのが円だ。今日は金融政策の違いを反映したが、中長期金利差に反応するなら円高だ。商品価格の下落は日本の貿易収支改善につながる。円の動きが読めない。


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