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先生×先生 対談インタビュー 「玉井式国語的算数教室の魅力」

KECゼミナール・KEC志学館ゼミナールでは「玉井式」という能力育成教材(※1)を導入し、子どもたちのイメージング力や、公式に頼らない算数的思考力を育んでいます。今回は玉井式国語的算数教室たまいしきこくごてきさんすうきょうしつをKECで担当している二人の先生から「玉井式国語的算数教室の魅力」についてのお話です!日頃から受講されている方も、そうでない方もきっと玉井式の新しい魅力と出会えるはずです!

※1 KECでは「玉井式国語的算数教室」「玉井式国語的理科教室」「KIWAMI AAA+ 図形のきわみ」を導入しています。

<インタビュー>

左:西岡先生 / 右:吉川先生

教材の魅力

ー 日頃から子どもたちと接する先生として、率直に教材のどういった点が魅力でしょうか?

株式会社タマイ インベストメント エデュケーションズの玉井満代先生が強い想いで作られた教材で、いつも授業の中で扱いながらその想いを感じています。計算問題と読解問題と図形問題を一つの教材で一度に学べるもいうのはすごい特徴ですね。

西:算数なので答えはあるのですが、でも「解き方は一つじゃないよ」というのが玉井式の特徴です。こちらから解き方や公式を教えるのではなく、

「まずやってみよう」

すると子どもたちが本当に色々な解き方で解いてくれるので、面白い教材だなと感じますし、そういう教材だからこそ、子どもたちも「楽しい」と感じて向き合っているのだと思います。

吉:解答欄もすごく特徴的で、答えだけを書くのではなく、答えの隣に式や考え方を記入する欄が結構広いスペースで設けられているんです。そこに途中式を書く子もいれば、絵を描く子もいたり、言葉で説明する子など本当に色々な解き方をしてくれていて、私たちもその欄を見れば、答えにたどり着くまでに思考してる内容も分かりますし、他の子の考え方も、子どもたち自身でつい聞きたくなっちゃうのが特徴的だと思います。

ー そのスペースの活用事例エピソード、何かありますか?

西:例えば、植木算うえきざんという単元があって、公式の中に数を当てはめていけば答えが出るのですが、何十本もの旗を全部書いて計算する書く子などもいます。問題を読んで、きちんと理解しているんだなと伝わってくるので、そういうアプローチも大切だなと思いました。

吉:「先生!他にも考え方あるから書いていい?」と、答えへのアプローチを複数書いてくれる子もいるので、いつも感心しています。

ー 教材のフォーマットのおかげで子どもたち自身が、色々なパターンで考えやすくなっているんですね。

吉:そうです。それが玉井式の教材の魅力ですね。あとはアニメという点は最大の武器だなと思っています。映像授業が基本となって授業が進んでいくため、子どもたちの目の前でキャラクターたちが説明をしてくれる楽しさはありますよね。むずかしいことを本当はしているけど、アニメがそこをマイルドにしてくれているというか、優しく教えてくれるところもいいなって思います。

西:あと、テストにも式や考え方を書く欄、答えを書く欄が同じようにあって、それぞれ配点があるんです。なので、答えだけが合っていても絶対満点が取れないんです。式や考え方をきちんと書かないと点数が満点にならない、高得点にならないけど、一生懸命に何かを書いていたら私たちは部分点を拾うので、そういうところで、子どもたちの中にも「何か書く」姿勢といいますか、みんなガッツがありますね。「空欄はもったいない」と絶対思ってるはず(笑)

ー その姿勢は、子どもたちの今後の受験時でも活きますね。

吉:そうだと思います。今の段階で「国公立を志望」など、明確にイメージを持ってはいないと思いますが、高学年に上がってから「玉井式でやってたことが、そのまま出てきた」など言ってくれてる声を聞くこともあります。

西:高学年で受験指導している先生から、私たちもアドバイスをもらい、子ども達に「好きなように書いてもいいけども、この式があったらよりいいよ」や「この式がのちのち絶対に必要になってくるよ」など、受験に向けてお話したりもします。小学3年生の段階では大丈夫だけど、のちのち減点されちゃうよとアドバイスも入れていくので、最初はとにかく「書く」ことから始めていきますが、慣れてくる小学3年生くらいだと、整った答案といいますか、必要なことが盛り込まれてる答案も作れるようになってくれています。


生徒の魅力

ー では続いて玉井式を受講されている子どもたちについてお伺いします。

西:わからない問題に出会ったとき「解き方を習っていない」という子がいないのがすごく魅力だと思います。例えば文章問題の中、そのとき「かけ算」を習っているからといって、かけ算の問題が出るとは限らないのが玉井式なんです。あっさり足し算で解ける問題も出てきますし、割り算じゃないのかなというのを、引き算、足し算、掛け算を活用してどう解くかが試されるような問題も出てくるんです。

:学校であれば足し算を習っているときは足し算でクリアできますが、通用しない点がより子どもたちの前向きな姿勢にもつながっていると感じます。どんなに難しい問題でも、何とか解こうと余白を余すことなく書きますから、そこがすごいですね。

ー 公式を覚えることではなく、その姿勢や発想が大切なんですね。

西:そうですね。きちんと頭の中で「こうしたい」という具体的なイメージがないとできないことだと思うので、本当にすごい子たちばかりです。

吉:自ら「先生!次行きたい」とか「やりたい!」とか「この問題解いていい?」といっぱい聞いてくれるのも嬉しいです。勉強が嫌だったり苦手であれば、そこで辞める子が多いと思いますが、玉井式は「次をやりたい」と思えたり、授業が終わった後に毎回「えっ!もう終わり?もっとやろう!」みたいな感じで「次また来たい」とみんなが言ってくれるのが嬉しいですね。

西:プリントの「おかわり」をしてくれる子もいたりしますよね(笑)「家でやってくる」や「もっと宿題したい」とか。

ー 勉強することを本気で楽しんでるんですね。

吉:算数というよりは「興味があって、それをもっと知りたい、やってみたい」という気持ちが根底にあって、そこから生まれてることなのだと思います。保護者様に聞いても別に家で「もっと宿題もらっておいで」と言われている訳ではないですし、素直に「もっと勉強したい」と思ってくれているのだと感じます。

西:そうだと思います。そういうところはすごく私も感じます。

:あとは、みんな素直ですね。素直に周りの意見を聞いたり、先生の話を聞いたり、「みんなで協力して良くしよう」と思ってくれていると感じています。私が去年担当してた小学3年生のクラスでは、お互いに注意し合ってることもありましたね。

授業中にお話している子がいたら「今、違うよね?」って。小学3年生ですよ!? 高学年でも言えたら「すごい」となるのに「みんな待ってるから姿勢正して」や「はやく始めたいから、ちょっと◯◯くん!」みたいに、全員でクラスを見ながら「先生、授業始められます、いいよ」みたいに言ってくれたりするんです。

小学2年生、1年生でも、授業の最後に消しかすを集めてくれてた子がいて、「すごい!それ先生めっちゃ感動した!ありがとう」と伝えたら、その後からみんながやり始めるようになって。一回やって終わりではなく、自分が終わって、次の子にゴミ箱を渡して回して、全員がやって終わったらおしまい、じゃあ姿勢正して帰りましょう。とこちらが毎回驚かされるような子たちばかりです。




先生の魅力

ー 関わる先生の姿勢にも、色々な想いや工夫はあるのでしょうか?

吉:あります。玉井先生がこれまでの講演会でお話されていたこと、著書の中で書かれている言葉、考えが、教材の中のどこに反映されているかをお伝えしたり、どういう想いで作られている教材なのかなどを「たまめ」という通信で、先生たちに定期的な発信をしています。

西:私たちが発信しているだけで浸透は難しいですが、発信の内容を真摯に受け取って、すごくこだわりを持ってくださる熱心な先生ばかりです。玉井式は、やり方や考え方がたくさんあって良しとするものなので、受け止める側も、マルなのかバツなのかだけでなく、一つ一つへ細かく対応できる知識・ノウハウだったりが必要になってきます。そこを皆さん理解いただき、毎回しっかりと授業に向かってくださっているので、玉井式の先生はみんな凄いと思います。

ー 特殊な教材だからこそ、教える側は、通常より意識や姿勢が大切になってくるんですね。

西:そうですね。何でも書けばいい訳でもないですので、算数的にオッケーの範囲かどうかはきちんと判断が必要ですし、子ども達の考えを否定はしないのですが、アドバイス的なことはしますので、その伝え方がとても大切なんです。ちょっとしたきっかけで子どもたちが「決まった正解があるならもういい」となってしまったら駄目なので、その辺の言葉のチョイスや伝え方は、玉井式の皆さん本当にお上手だと思っています。

:献身的と言うんでしょうか、純粋に目の前の子のために「何かしてあげたい」という方が多いかなと思いますね。玉井式は、各教室で窓口となる担当者もいるのですが、皆さん揃って「何か他の教室のためにできることあったら言ってくださいね」と、お声をかけてくださるんですよ。自分の教室じゃなくて、他の教室でも玉井式に関わりたいと言ってくれる声があるのは、心強い限りです。



玉井式での変化

ー お二人自身は、玉井式と関わるようになって、何か変化したことはありますか?

西:実は私、最初に玉井式の教材を使って授業をすることになった際、「えー!?難しいし、こんなのできるわけない」と思ってしまったんです。予習していても「こんなの低学年が理解できるのかな?」と。でも、いざ授業に入ったら、私の想像を子どもたちが飛び越えていったんです。そこで「可能性」に気付かされました。それからすごく授業が面白くなって、自分だけでなく、子どもたちと一緒に授業を作り上げている感覚がとにかく楽しくて「授業は、先生が教えるだけじゃないんだ」と、自分の考えが大きく変化しました。

吉:すごく分かります!玉井式は語弊を恐れずに言うと「教えている感覚がない」のが驚きでした。私たち先生が授業にいるけど、教えるではなく、いかに「自分自身で気付けるか」をコーチングする。それも無理やり気付かせるのではなく、子どもたち同士で教え合うことも結構ありますので、私たちはいるべき存在ではありますが、通常の塾の先生のイメージとは関わり方が違うと思います。

西:玉井式を選んでくださるご家族の方も、そのスタンスを楽しんでくださっている印象です。きっと「コーチング」などの意識はされていないと思うのですが、無意識に似たような心持ちで、お子さまを応援したいと思って、玉井式を選んで入ってきてくださっている方が多いと思います。保護者様のご理解や、心の広さに助けられて、私たちも玉井式の想いを全うしながら授業を行えていると感じています。

ー 先生も、生徒も、保護者の方も、全員が玉井式に共感して集まるから、素敵な連鎖が生まれているんですね。



読者へメッセージ

まずはこの記事をここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。そして、いつも玉井式を応援、ご協力をいただいている皆様も本当にありがとうございます。玉井式の想いを形にして継続できているのは、ご家族の皆様のサポートがあってのことだと思っています。期待に応えられるように、これからもお子さまの成長をサポートしていきますので、これからもよろしくお願いいたします。

もし玉井式に興味を持っていただいたなら、いつでもお気軽にご連絡をいただけますと幸いです。いつでも皆さんのお越しをお待ちしております。

<KEC玉井式国語的算数教室 公式サイト>


<玉井式 公式サイト>



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