見出し画像

「KEC英語部」はじまります

15~18歳の英語を学びたい人たち向けに、オンラインの英語部をつくりました。「ひとりの時間」と「みんなの時間」でそれぞれが自由に、そして仲間から刺激や助けをもらいながら学べる場です。詳しくはこちら。

企画しはじめたのは今年4月でした。…って、あら、もう半年経ってしまってたんですね。

この間、部員世代のティーンたちのほか、学校の先生や先生と関わりの深い方々、保護者のみなさんにウェブページの下書きを見ていただき、参考になる貴重なご意見やご提案をたくさんいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

準備の段階でみなさんの反応が大きかったのは「無料」というところ。「え、お金とらないんですか?」と驚かれました。「学校以外の教育サービス、特に英語教育には、お金がかかって当たり前」という感覚が、日本の親御さんにとっては普通なんですよね。また、「無料にすると、怪しまれちゃうんじゃない?」というご心配もいただきました。世間には中高生を狙った怪しい勧誘があるらしく、実際に被害に遭いかけた体験談も聞きました。

もともと私には部活を有料にするという発想がなかったのですが、こうした反応のおかげで、改めて考える機会をいただきました。でもやっぱり「有料だったら安心」というのはおかしな話です。

普段は照れくさいのであまり言いませんが、いちおう私は教育者の端くれのつもりです。英語部を通じて、SDGs の 4「質の高い教育をみんなに」というようなことに、ほんのちょっぴりでも貢献できたらいいなと思っています。

Goal 4: Quality Education
Ensure inclusive and equitable quality education and promote lifelong learning opportunities for all
(すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する)

United Nations, Department of Economic and Social Affairs. "Sustainable Development"

ついでに、「そもそも部活ってなんだっけ」と思って学習指導要領を確認すると、こうありました。

生徒の自主的,自発的な参加により行われる部活動については,スポーツや文化及び科学等に親しませ,学習意欲の向上や責任感,連帯感の涵養等に資するものであり,学校教育の一環として,教育課程との関連が図られるよう留意すること。その際,地域や学校の実態に応じ,地域の人々の協力,社会教育施設や社会教育関係団体等の各種団体との連携などの運営上の工夫を行うようにすること。

文部科学省 学習指導要領「生きる力」

うん、私が英語部でやろうとしていることは、少なくとも趣旨としては「部活」でよさそうです。自主的、自発的、学習意欲向上に、責任感、連帯感。いいじゃないですか。わくわくするワードが並んでいます。

とはいえ、Kamiya English Coaching は学校じゃないので、KEC英語部に「学校」の枠組みはありません。どんな学校に通っていても、通っていなくても構いません。オンラインなので日本国外からでも参加できます。もちろん国籍なども問いません。入部条件をクリアした人なら、誰でもウェルカムです。

ま、とにかく気軽に始めてみます。基本的には、私がやりたいから、やる。おもしろそうなことを思いついたから、やる。それだけのことです。英語を使ってやりたいことがある部員たちと楽しい時間が過ごせたらOKです。なにかの拍子に、うっかり部員たちが学びに目覚めてくれたりしたら最高です。

どんなメンバーが集まり、どんな部になるのやら。楽しみです!


Special Thanks
イラストは、いつもお願いしている MIKI IMAI さん。今回は「私の頭の中にしか存在していない英語部メンバーの活動イメージをつかんで絵にする」という超難題でしたが、素晴らしい読み取り力と表現力でかわいいイラストに仕上げてくださいました。

動画のBGM選曲は部員世代のゆいこさん、ウェブページの校正はツチコさんにご協力いただきました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?