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【初心者向け】訪問介護とは?詳しく教えます!

今回は、訪問介護についてわからない人・サービス内容・料金を知りたい方へ訪問介護の基礎知識・費用・働いている人を中心に話したいと思います。

訪問介護の開業支援を行なっているケアメド代表のヒロがお話しします。
Twitterも行なっているので是非みてみてくださいね!

●訪問介護って?

・どんなサービスなの?
家で生活している方が、できるだけその家で暮らし続けられることが目的の介護保険の居宅サービス
です。
家に資格を持った介護職員が訪問して、要支援や要介護の認定を受けた人に対して生活上必要なことを介助を行います。

サービスの種類は大きく分けると身体介護・生活援助の2種類があります。


・訪問介護では受けられないサービス
訪問介護は日常生活を送るために必要なことで、計画された内容のみしか提供できないという決まりがあります。生活上必要とはいっても、単なる安否確認や話し相手などは認められません。

訪問介護は、 あくまでも介護職が行う介護サービスです。
原則として医療行為にあたるサービスも受けられません。

ただし、痰の吸引・管を通した栄養の着脱は、指定を受けた事業者で認定を受けたヘルパーのみ訪問介護でも対応はできます。

訪問介護では受けられないサービス

・注意すること
利用者の生活や希望をできるだけ尊重しますが、家政婦や便利屋とは異なるので、上記のように、利用者の希望でも提供できない内容がいくつかあります。

利用者の家という空間で、原則利用者と介護職員が1対1という関係性の中でのサービスのため事前に訪問介護でできることとできないことを理解しあうことがトラブルを避けることにつながります。

●訪問介護っていくらかかるの?

・料金体系
訪問介護の料金は介護報酬の「訪問介護費」で要介護度や介護の所要時間などによって細かく決められています。基本的には、身体介護や長い時間のサービスが費用が高くなります。

介護保険サービスの費用は、介護報酬として「単位数」で決められています。1単位は原則10円で、都心部など地域により10円より少し高い区分で計算するとされています。

例えば
身体介護が中心 20分以上30分未満 生活援助45分以上70分未満行った場合の「身体1生活2」
単位数は「384単位」なので、1単位10円の地域だと3,840円です。

1回あたり自分で負担する額
介護保険サービスの費用は介護保険からの給付と利用者の自己負担になっています。利用者の負担は所得などに応じて決められる負担割合に合わせて、1割負担、2割負担、3割負担に分けられます。

<1割負担の場合>
1時間の訪問介護のサービスを受けると、各種加算含まずに計算すると
利用者の自己負担額は380円〜579円となります。

●訪問介護を受けるには?

・利用に向いている人
訪問介護の場合は生活上の困りごとに合わせて必要な時間だけ介護職員に来てもらい介助が受けられるので、大人数が苦手な人には向いています。

メリットとして自分の生活空間である家に来てもらうサービスなので、利用者が慣れた環境で介助を受けることができます

・どんな人が働いているのか?
訪問介護事業者は管理者・サービス提供責任者・介護職員(訪問介護員)がいます。


管理者は法人内の経営目標に沿って数字の管理やルールを守って運用できているか確認します。

サービス提供責任者はその名の通り訪問介護サービスの責任者です。訪問介護には必ずフルタイムで働いているサービス提供責任者を設置しないといけません。訪問介護計画書の作成、各介護職員が計画通りに提供しているか管理・指導を行います。責任のある職種なので、介護職員実務者研修を修了した人か介護福祉士の資格を持っている人などの条件を満たした人が担う決まりになっています。

介護職員はサービス提供責任者などと相談をしながら訪問介護計画に沿って利用者にサービスを提供をします。

訪問介護の職員体制_管理者_サービス提供車_介護職員

・訪問系サービスとの違い

介護保険で提供される訪問型サービスには、訪問介護の他にも
訪問看護・訪問入浴介護・訪問リハビリテーションなどがあります。
訪問介護は介護全般を提供します。

訪問型サービスの中でも、提供する職員の資格や提供する目的がそれぞれ違っています。

訪問介護以外の訪問系サービス

・事業者の選び方

利用者や家族が自ら訪問介護事業者を選ぶことは滅多にないです。

平成28年に発表された日本政策金融公庫総合研究所の調査によると
要介護者が訪問介護の事業者を選んだきっかけの
約64%は「ケアマネジャーに紹介された」
約15%が「病院など医療機関に紹介された」
約14%が「地域包括支援センターに紹介された」

訪問介護事業者は地域のケアマネジャーや医療福祉サービスとのつながりによって選ばれる事業者になるか決まることがわかります。

最後に

訪問介護のサービス内容や費用面・働いている人のイメージは湧きましたか?

訪問介護は家で生活する介護が必要な方やご家族の安心を支えている、重要な介護サービスです。

多くの高齢者が、要介護状態になってもできるだけ住み慣れた家での生活を続けたいという希望を持っています。
生活上の困ったところをサポートしてもらえる訪問介護の活用により利用者や家族の望む在宅生活を送ることができます。

住み慣れた環境での豊かな生活を続けるために
ご利用者・家族・ケアマネジャー・訪問介護の職員でよく相談して
ご利用者の状態や希望にあった訪問介護のサービス内容にすることが大切です

詳しい内容が気になる方は下の記事で説明しています!


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