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オススメ小説レビュー

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オススメの小説レビューや、テーマごとの作品紹介をしていきます。
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記事一覧

【小説紹介】『あの夏 2人のルカ』 (誉田哲也)

高校生バンド。その響きだけでもう「青春」って感じがしてきませんか? 私は生まれてこの方楽…

TOMI
1年前
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【小説】女吸血鬼、遊郭にて人を喰らう。誉田哲也「妖」シリーズのオリジン

はじめに、誉田 哲也さん「妖」シリーズについて簡単に説明を。 西洋の吸血鬼伝説と日本の妖怪…

TOMI
1年前
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【小説】2人の少女はなぜ憎み合う?有名作家8人による合作プロジェクトの1作

2,022年10月より開催されている「螺旋プロジェクト」 これは人気作家8名が共通のルールに則り…

TOMI
1年前
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【小説】チェス人形として生きる少年

ボードゲームと聞くと、何を思い浮かべますか? オセロ、将棋、囲碁…皆一度は家族や友達と遊…

TOMI
1年前
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【小説】城塚翡翠だけじゃない。相沢沙呼作品の蠱惑的なヒロインたち

人気作家の相沢沙呼さん。 昨年は、medium 霊媒探偵城塚翡翠・invert 城塚翡翠倒叙集を原作と…

TOMI
1年前
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普段の作家さんのイメージと違う?作風にギャップのある小説

この小説家はこういう作品を書くんだな、というようなイメージというのは、デビュー作もしくは…

TOMI
1年前
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吸血鬼を化け物ではなく、現代に生きる一人のヒトとして描いた小説

吸血鬼伝説がこの世に生まれてからもう何世紀も経ちますが、 人の生き血を啜る怪物としてのイメージを定着させたのは プラム・ストーカー著の「吸血鬼ドラキュラ」(1897)でしょう。 ほとんどの人が吸血鬼と聞いて頭に浮かべるのは、 黒いマントを羽織った公爵然とした男が、牙を剥きだして女性の首筋に噛みついているような場面ではないでしょうか。 そのように吸血鬼は、ずっと人間の敵である恐ろしい化け物として 語られてきました。 しかし彼らを全く異なる視点から描いた小説が日本にはあるのです

【小説】屈折した恋愛模様を描いた乾くるみの短編集

「ハートフル・ラブ」乾くるみさんといえば、映画が話題になった「イニシエーションラブ」が有…

TOMI
1年前
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かがみの孤城が大ヒット中!辻村深月のダーク系オススメ作品

辻村深月さんの作風は、大きく3つに分かれると思います。 「じーんとする感動系」「心躍るフ…

TOMI
1年前
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「ミステリー小説って読むの大変そう…」そんな方にオススメの読みやすい作品

不可解な事件の謎を頭脳明晰な探偵が華麗に解決するミステリー。 正直推理とかについていけな…

TOMI
1年前
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