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知的財産権って?

こんにちは。きづなPARK運営事務局です。本日は「知的財産権」について記載します!

日本の中小企業では、知的財産の活用が十分ではないようです。
皆様の事業では如何でしょうか。政府の知的財産戦略本部によると、

中小企業は、全企業のうち、99.7%を占め、イノベーションの源泉として我が国におけるイノベーション・エコシステムにおいて極めて重要な存在である。しかしながら、知的財産に関する情報・知識・人材の不足や資金の不足等により、知的財産活動を十分に行われていないのが現状であり、こうした状況を打破するためには、中小企業への知的財産活用支援を強化し、中小企業の活性化・発展が必要とされる。

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/220603/siryou2.pdf
p.p.78-79, 2022/6/3

という状況のようで、中小企業が知的財産の活用を促進できるよう、行政も2021年から「中小企業・スタートアップの知財活用促進に向けたアクションプラン」という支援を始めています。

知的財産権とは

では知的財産権とはどのようなものでしょう。まず、知的財産制度について、特許庁のホームページに以下のように記載されています。

人間の幅広い知的創造活動の成果について、一定期間の独占権を与えるようにしたのが知的財産権制度です。知的財産権は、様々な法律で保護されています。

詳細は特許庁のサイトをご覧ください。
https://www.jpo.go.jp/support/chusho/index.html


それでは知的財産権とはどのようなものでしょうか。
日本弁理士協会によると、

  1. 技術的なアイデアを保護する権利

  2. デザインや表現を保護する権利

  3. ブランドを保護する権利

の3つの種類があるとのことです。
皆さまの事業で耳にされることがある「特許権」は、上記の「1. 技術的なアイデアを保護する権利」に該当し、法律によって保護される対象は「発明」となるそうです。
また「商標権」は、「3. ブランドを保護する権利」に該当し、保護される対象は、「「商標」に蓄積した業務上の信用」になるそうです。
そして、

「知的財産権の目的は「自社の事業を守り、拡大する」こと」
であり、
「知的財産権を有しているだけでは、この目的を達成することはできません。いいかえると、知的財産権の取得自体は目的ではありません。知的財産権はそれを活用することにより初めてその目的を達成することができます。」

https://www.jpaa.or.jp/cms/wp-content/uploads/2021/07/Intellectual-Property-Strategy-Guide.pdf

と日本弁護士協会は指摘しています。

知的財産権、使い方を誤ると?

知的財産権のひとつ商標登録で、ニュースになったものがありました。

「ゆっくり茶番劇」から考える 商標登録って何なの?

このニュースは、これまでネット上で普通に使われていた言葉が、ある日突然「その言葉を商標登録したので、今後は当社に使用権を支払うように」と告知した企業が現れたという内容でした。
最終的に、この企業は商標登録を取り消したようですが、知的財産権については、場合によって自社のブランドを傷つけてしまう可能性があるということを念頭に置いたほうがよさそうです。

きづなPARKと知的財産権

知的財産権は、ビジネスには有益な場合も多いようです。きづなPARKでは、中小企業の事業における知的財産権の状態を可視化するレポートの開発について、検討を開始しました。
実現したらきづなPARK上でお知らせしますのでお楽しみに!

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