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「言える人」と「言えない人」
サロン月傘・パーソナルスタイリストのkdkです。
さて、今回はコミュニケーションについて書きます。
「なんでイメコンでコミュニケーション?」とも思いますが、日々仕事は診断よりもアドバイスをしていくことが主な仕事です。
で、アドバイスのコミュニケーションって想像以上に難しいんですよね。
余計なお節介になったり、言いすぎてしまったり、反対に足りなかったり。
「過不足ないアドバイス」ってすごく難しいんです。
私自身、仕事をしていく上で意識していることがいくつかあるので(たまに失敗もするのですが)、コラム的に書いてみようかな〜と思った次第です。
読んでいただけたら嬉しいです。
◆「言える人」と「言えない人」
例えばこんな会話、みなさんだったらどう感じますか?
A:「私の顔タイプはソフエレで〜…」
B:「ソフエレさんに似合うのは〇〇ですよ」
AとB、どんな人だと想像されたでしょうか。
例えば、2人の関係性がこんな感じだと違和感ありませんか?
2年前に診断を受けた人:「私の顔タイプはソフエレで〜…」
最近顔タイプ診断®︎を知った人:「ソフエレさんに似合うのは〇〇ですよ」
で、これはそこまで違和感なくないですか?
パーソナルカラー診断の場面で
2年前に診断を受けた人:「私の顔タイプはソフエレで〜…」
アナリスト:「ソフエレさんに似合うのは〇〇ですよ」
これなら顔タイプも踏まえたアドバイスをしようとしてるんだな〜と解釈できますよね。
ではなぜ最初の会話に違和感があるのでしょうか。
なぜ「アナリスト」は「言える人」で「最近顔タイプ診断®︎を知った人」は「言えない人」なのでしょうか。
そこまで掘り下げて考えてみたいと思います。
◆「言える人」ってどんな人?
「アドバイス」というコミュニケーションに違和感が生まれた理由に戻りますが、理由は2つありそうです。
「知っている人」に「知らない人」がアドバイスをしていること(知識のアンバラアンス)
アドバイスを求められていない(いなさそうな)のにアドバイスをしていること(必要性の有無)
つまり、「アドバイス」は、
「アドバイスが求められた場合に、知識のある人がする行為」
だと解釈することができます。これを外れるとお節介に感じたり、余計な一言に感じたりする可能性があるわけです。
(ちなみにこういう考え方は、大学院生時代に読んでいた論文で共感し、「そんな考えかたがあるんだ〜」と実感した概念です。興味のある方は会話分析で調べてみてください。沼です。)
これを活かして(?)、私が診断・アドバイスをしているときは
「どこまで知っているのか」
「何をどこまで話すべきか」
「このアドバイスは本当に必要か」
「それとも一応しておくべきか」
こんなことを考えながらアドバイスしています。
なので、反対に質問をしてもらえると、「どこまで話せばいいのか」が分かるのでとても助かります。(義務じゃないので負担に思わないでくださいね)
◆まとめ
「アドバイスとはなんぞや」「コミュニケーションとはなんぞや」なんてパーソナルスタイリストとして書くのは「お節介」かもしれません。
が、イメコンって容姿について人からアドバイスを受けることで、それって結構ハードルが高いと思うんですよね。(私自身がそうだったので)
安全に診断が受けられる場所だと感じてもらえたらいいなと思いながら書いてみました。
というよりは自分に向けての戒めかもしれません。
どなたかのなんらかの参考になったら嬉しいです。
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