非言語なものって惹かれる

はじめまして、
デザイナーのはーちゃんです。
制作会社でWEBデザイナーを経て、最近までBtoBのSaaS系のUIをつくってたのですが、訳あって今月から事業会社のインハウスデザイナーです。

まさか自分が再びWEBデザイナーになり、サイトを作るとは思っておらず、目まぐるしく変わる自分の状況に正直戸惑っておりますw

さて、noteでは自己分析も兼ねて、日々思ったことを整理するべくとにかく吐き出す、アウトプットする、を目的にやっていこうと思います。

さっそくですが最近、タイパって言葉をよく耳にします。
タイパって、タイムパフォーマンス。

とあるラジオで本の要約が読めるフライヤーというサービスやファスト映画について取り上げられていました。
とにかく短い時間で楽しめる、理解できることが求められてる。

しかし、映画や本って、言葉と言葉の間を感じたり、ゆっくり読むことで得られる情報の方が多いのではないかと思います。

そういった非言語的な認知(ニュアンス)の中には感情が隠されていたり作品の本質が隠されているのではないかと。


私は、なにかを体験するとか、五感で感じるようなものが好きなんですよね。

例えば演劇。
限られた決まった空間、決まった時間で携帯の電源を切り、舞台を見ているときは外の世界とは完全に遮断されている。
タイパとは明らかに真逆をいく状況ですね。

映画と大きく違うところは演じている役者さんの存在を物理的に感じることができるところ。
気配を感じるみたいな笑

役者さんが演じている熱量や気迫、感情を五感で感じ、その空間を楽しむ。
お客さんのリアルなリアクションも含めて作品が完成されるところが好きです。

難しい作品は戯曲を買って読んだだけでは作品の良さが分からなかったりするのですが
役者さんという人を通して、作品の役を感じ、さらに演出、お客さんのリアクションを通して作品が立体的に浮かび、立ち上がってくるような感覚に鳥肌がたったことがあります。

そこで作品の本質的なメッセージが強く伝わってくる感覚があるのです。

音楽番組を見て、気になったアーティストのライブにふらりと行ってしまうことが結構あります。

その原動力ってなんだろうと考えた時に、実際に現場に行って、非言語で感じるとか、体験することに大きな魅力を感じるからかもしれないと、最近気がつきました。

テレワークでは画面を介してしかコミュニケーションがとれないけれど、たまにオフィスへ行って仕事をしていると、近くから会議をしている声が耳に入ってきたり、相手のちょっとした様子の変化を目や雰囲気で感じることもできます。

そのちょっとした非言語な情報認知がその人の変化や人柄感じることができたり、コミュニケーションを円滑にするのではないかと最近思いました。

時短、便利が良いとされる世の中。
そこと非言語の情報認知を結びつけるには人の気配までも感じ取れるメタバース空間とか?と色々と考えてしまいます。

タイパと非言語的な情報のお話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?