メモの魔力
【著 者】 前田裕二
【発行所】 株式会社幻冬舎
平成30年12月発行
*電子書籍(kindle)
単なるメモの取り方、メモが大切だよ。という本ではなく、自分を知り、やりたいことをみつけるためのノウハウ書と思いました。
1.3ポイント
(1)メモ術の根幹は「抽象化」
メモを癖にすることで、言葉にすることから逃げられなくなる。「言語化の強制力」を一人でも作り出すことができるのが、メモの力。言語化能力を磨くことで、説明能力も同時に身に付く。
「抽象化」というとちょっと難しく感じますが、誰もがなんの気なしにやっていることです。あげます。
例1:雨
空からポツポツ水が落ちてきます。一つ一つの水の粒は大きさが異なり、成分も微妙に違うかもしれません・でも、それをいちいち細かく名付けていたら埒があかないので、ひとまとめにして「雨」と呼びます。
例2:友達
子供が好きな子と遊びにいく時に、親に「○○ちゃんと出かけてくる」ではなくて、「友達と出かけてくる」という時があります。この「友達」が抽象化です。
(2)言語化がうまい人に共通する2大条件
①抽象化能力が高いこと
身近で具体的な事例の特徴を探して、抽象化して、それをまた別の具体にあてはめる。
(例)「人生は川の流れのようだ」
川の流れを見つめたときに、「ああ、変わって、曲がりくねっていたり、まっすぐになったりしている、つまり良いときも悪いときもあるという特徴がある」と思う。ここで思考プロセスを止めてストックしてもよし。
「これは、まるで人生のようだ」と、川を中小会して、人生に一気に転用してしまってもよい。
特徴を見つけて抽象化しておくという一見地味な作業が、言語化能力を飛躍的に向上させてくれる。
自分の心にさっさた語録、引っかかる表現はなるべくすべてメモしましょう。
②二つ目は、抽象的な概念に名前をつける力が高いこと
例えば「自己分析」という名前は、直観的でわかりやすく、よい言語化だと思います。これが「前田思考」という名前だったら。
「客観的に自分の名前を見つめて、分析していくことを、前田思考と言うんだよ」と言われたら、戸惑うはずです。
読んで、字のごとく、理解しやすい言葉にすることで伝わりやすくなる。
変に凝らずとも、まずはみんなが直観的に腹落ちするような、解釈しやすい名前をつける。のも言語化能力の一つと言えます。
(3)メモで自分を知る
メモの抽象化の技法を学ぶことで、結局「自分が何をやりたいか」ということが明確にできる。これができなければ意味がない。
自己分析でも「具体化」と「抽象化」をセットで行うことがカギで、特に、質問に対する自分の回答を、つまり自分の意識を俯瞰し、抽象化することが重要。
効果的な自己分析は、「意識の具体化×抽象化」。
①自分の意識に目を向ける(具体化)
②Whyで深堀する(抽象化)
あれ?と思ったらwhyは繰り返し、自分のコアにたどりつくまでやり切ることが重要。
2.1アクション
なかなかメモをとることが習慣化できず、とってもバラバラでいざ見ようとすると見つからなかったりする。
まずは形から。メモを取りたいと思うアイテムを用意します。
そして、そのメモが自分軸を知るための手法になるということで、深堀りしていきたいです。
3.1エピソード
いいアイデアが浮かんだとき、メモがとれる状況でもメモをとらず、いざアイデアを使おうとすると、全く思いだせない事がたびたびあります。「あーメモしておけば」と思ってもあとの祭り。また、せっかくメモしても、本当に一言で、「これ?なんだったけ?」ということも度々。本当はとても大切なメモだったのにもかかわらず、関連性がわからなくなく使えなかったり。本書を参考にメモの仕方を見直します。
******************************
こんにちは、
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
望月先生の4c速読法を基に「Happiness読書会」を開催してます。
みんなで楽しく読書して、感想や気づきをアウトプットしています。
ご興味あるかたは是非、ご連絡下さいね(^^)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?