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クリスマスの思い出

何十回とクリスマスを過ごしてきたが、振り返ってみると必ず音楽とセットで思い出す。

小学生時代

歳を重ねるにつれて、クリスマスは父を思い出すことが多い。毎年小さなクリスマスツリーを飾ってくれて、イブの日は不二家のケーキを買ってきてくれた。そして、いつもクロスビーの「ホワイトクリスマス」が流れていた。

ある時父がテレビを見ていたので一緒に見ていると、デヴィッドボウイとクロスビーの共演番組で「Little Drummer Boy」のデュエットが始まった。アメリカの豊かな文化に感動し、デビッドボウイという人を初めて知った。前後は全く覚えてないのに、この二人のデュエットが恐ろしくすばらしいということは小学生の私でもわかった。父と一緒に見ていたのをはっきりと思い出す。


大学生時代

日本の女子大生が全員牧瀬里穂。あのバブルのころ、クリスマスは付き合ってる人と過ごすなんてことがなんで流行ったんだろう。しかもしっかり流行に踊らされていたわたし。黒歴史以外なんでもない。イタすぎる。

この時つきあっていた彼は現在の夫だ。彼の家族はカトリックのクリスチャンなので「クリスマスは家族とミサへ行ってすごすもの」というカトリック教会の公式見解のような理由をのべられ、一緒にイブを過ごした思い出はまったくない。まさにひとりぼっちのクリスマスイブ。今でもこの曲を聞くとキュンと切なくなる。

そんな彼と結婚したがいちども教会のミサにいってない!

あの公式見解のようないいわけはなんだったのか。深く詮索しないほうがよさそうだ。でもあの時の時間を返してくれ、夫よ。

ちなみに私、牧瀬里穂に似ていると言われてました。アゴのあたりが。島田紳助氏にも似てると言われてましたが。



子育て時代

夫の仕事の都合で、子供二人をアメリカで出産し子育てしていた。アメリカではクリスマスツリーは生木を使うので、部屋中がいい香りにつつまれていた。飾り付けの時は必ずTuck AndressのCDをかけていた。この曲を聞くとアメリカの子育てに奮闘しながらも楽しかったことを思いだす。あのころの娘たちはちいさくてほんとにかわいかったなあ…。

アメリカはお正月が重要じゃないので、それをいいことに2月ころまでツリーかざっていた・・・。生木だけに片付けがとてもめんどくさったのだ。



そして今

やっぱりビング・クロスビーに戻ってきた。子供も大きくなり自分も年をかさねると、昔のことを思い出すことが多くなってくる。街をあるいていて「white christmas」を耳にすると、小学生だったころの懐かしいクリスマスを思いだす。守られていて不安など知らなかった頃の。


お父さん。
今年もwhite christmasききながらツリーをかざったよ。
お父さんが私にしてくれたように。

我が家のクリスマスツリー

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