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不登校のきっかけの1位は…

滋賀県フリースクール等連絡協議会が、不登校の子供とその家族にアンケートを実施。その結果、不登校のきっかけの1位は「先生」。

文科省が学校を通して毎年実施している調査では、不登校の原因の1位は、「生徒の無気力・不安」。

結果が大きく違うことをふまえて、解析が必要であるとの記事。

組織や体制側がおこなう調査に正直に回答できるという前提からしてちがうのではないか?

こういう調査の結果を見ていつも思うことがある。組織や体制側がおこなう調査に正直に回答できるはずがない、と。学校がやるアンケートに正直に本音を書けるはずがないのでは?取り組んでいます感を出したいのかな。

ジャニーズ然り、宝塚然り。

文科省のアンケートの1位である「生徒の無気力・不安」も、「先生」の対応が原因で無気力、不安になっているのでは?とさえ思ってしまう。

先生の質

我が家の長女も不登校を経験した。その際担任の先生に何度も相談したが、??な対応だったのをよく覚えている。その学校ではベテランと言われている主任の先生だったが。キャリアを積んできたプライドのせいかわからないが、責められるような圧を感じた。

幸いスクールカウンセラーが熱心で良い方だったので在学中は本当にお世話になった。

あくまでも私個人の体感であることを前置きして言わせてもらうと、学校の先生はことなかれ主義なタイプが多かったような気がする。クレームをつけられないように、パフォーマンス(電話をかけてくれたり、面談してくれたり等)はしてくれるが、それ以上の熱量をもって一緒に考えてくれたりとかはなかった。

先生もたくさんの生徒をあずかっている。「教える」という仕事以外の雑務が多すぎて負担になっているのもわかる。昔とちがっていじめも陰湿かつ見えにくいものに変化しているのもわかる。

先生も人間なので、生徒といえども合う合わないももちろんあるだろう。

私の姪は小学校の先生だ。
彼女は現在低学年さんをうけもっている。彼女曰く、25人ほどのクラスの担任だけど、50人を相手にしているような感覚だそうだ。つまり、子供の後ろに控える親への対応や配慮もそれなりにあるということらしい。

先生の負担がもう少し減って、本来の教育に集中することができれば先生にも余裕ができて、もっと良い循環がうまれるのになあと思う。しかし、教育に関する予算が減らされているので先行きは暗い。

公立の場合、教員免許と採用試験に合格しなければ先生になれないが、私は社会人の先生がいてもいいのではないかなと思っている。

社会にはほんとうにいろんな職種があり、その分野で働いている人が月替わりで教えにきてくれたら生徒も楽しいと思う。
アニメーター、ゲーム制作、棋士、広告代理店、起業家、交通関係、税理士…。机に向かってするのだけが勉強じゃないです。

そしてなによりも、社会人は人間関係にも揉まれてるエキスパートだ。学校の先生とは違った切り口やアドバイスがあるかもしれない。

いわゆる「学校」というシステムが今の社会にあわなくなってきているのではないか?

寺子屋から藩校、私塾に始まり学校らしきものができて、戦後に今の学校体制がしかれた。

戦後から立ち直り国を復興させるためには、国民の教育の底上げが必須だった。そのために一斉に大人数で画一的な教育がコスパもタイパもよかったのだろう。有効に機能したのだと思う。

でも、今は戦後ではない。

国が成熟しきって子供の数も減ってきている現在、いまだに戦後と同じシステムの教育が不登校を増やしている原因の一つでもあると思う。

生きるのに必死だった戦後と比べると、いろんなことがちがっている。教育も、いっせーのーで!やるよりも個別最適化するほうがいいのでは?と思う。

年齢もさまざまで教える内容もいろいろな、寺子屋や私塾みたいなものができたら面白そうだ。まさに先祖返り。

ホリエモン塾とかJAXAスクールなんてものがあったら行ってみたいとおもいませんか?ミッシェル・オバマスクールなんてものがあるなら私自身が行ってみたいです。

登校拒否になった子供を持つ親として、この問題にはやや感情的になってしまうが、まずは滋賀・東近江市の市長のような「頭が悪くて時代遅れのおじいちゃん」な人たちにさっさと引退してもらうことが一番だ。


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