マガジンのカバー画像

ラスボスが高人さんで困ってます!

36
たがいちちゅんたかの異世界ファンタジー!勇者ジュンタと魔王高人の長編ラブストーリー!二次創作ですが、初めての方でもわかるものを目指します!
運営しているクリエイター

#二次創作小説

ラスボスが高人さんで困ってます!37

「アッ……あ゛ぁッあっ!」 「高人さん凄い。……いい匂い。気持ちいいですか?」 ゴプッゴ…

ラスボスが高人さんで困ってます!35

風を切る音だけが耳に響く。 どれくらいの時間を飛び続けているだろうか。太陽はすっかり沈み…

ラスボスが高人さんで困ってます!32

眼下には紅葉が秋の山々を彩り賑やかす。 この地に生きる命達が、冬に向けてその身を肥やす時…

ラスボスが高人さんで困ってます!31

次の日、高人さんには部屋で休んでもらい、俺は港に仕事に行く。高人さんの学舎も今日はお休み…

ラスボスが高人さんで困ってます!30

とりあえず、2人で朝食を食べる事にし、勇者が目の前に居る事を不思議に思いながら、茶碗と箸…

ラスボスが高人さんで困ってます!29

翌日、朝起きるとチュン太の姿は無く、俺は慌てて飛び起きた。 「いた……っつ……アイツほん…

ラスボスが高人さんで困ってます!28

昼間、ミストルに帰る話をしてからチュン太の元気が無い。いつも通りにこにこしているかと思ったら、料理中ぼーっと考え事をしていたり、食べている時も口数が少なかった。 俺は自分の部屋で1人布団に潜り込む。 俺たちは今、各々の寝室で寝る様になっていた。 チュン太が目を覚まして暫くは一緒に寝ていたのだが、彼の身体が回復してからは自室で独り寝だ。 俺が少しの物音でも起きるようになってしまい、自分が側に居てはぐっすり眠れないだろうからと、チュン太自身からの申し出だった。 今はどちらも発情

ラスボスが高人さんで困ってます!27

運命からは逃げられないのだろうか。 風呂で泥を落としながら俺は足元の石畳を見つめる。 ざ…

ラスボスが高人さんで困ってます!26

秋も深まり、庭の柿の木は見事な実を付け枝をしならせる。山の紅葉は自宅からでも分かるほどに…

ラスボスが高人さんで困ってます!25

眠くて眠くて仕方がない。 「……んン。」 朝日が眩しくて身じろぎすると、隣で高人さんが目を…

ラスボスが高人さんで困ってます!24

ふっと目を覚ます。光がやけに眩しい。朝? チチチッチチチッと、外で小鳥が鳴いている。 ま…

ラスボスが高人さんで困ってます!23

月が浮かぶ夏の夜。 事が全て終わり、俺を抱いたままふわりと港に降り立ったチュン太は村人の…

ラスボスが高人さんで困ってます!22

チュン太を見送った俺は、チラリとエイゼルを見る。 「……起きてんだろ?」 意地悪く話しか…

ラスボスが高人さんで困ってます!21

今日は高人さんは学舎の日だ。俺は昨日到着するはずだった商船の到着が遅れてしまい、今日は村の商会の手伝いに行かなければならなかった。 俺は東の秘境瑞穂国と西の大陸ミストルの文字に加え、南の島ミグラテール、北の大地アイスベルグの文字も言葉も理解できた。基本的にミストルは瑞穂と言葉は変わらない。文字が違うだけだった。各国の情勢にも詳しく、読み書き計算もできるとあって、俺は結構使い勝手のいい人材として重宝され、何かある度に呼び出されるようになっていた。 「じゃあ、高人さん、あまり