ラスボスが高人さんで困ってます!25
眠くて眠くて仕方がない。
「……んン。」
朝日が眩しくて身じろぎすると、隣で高人さんが目を覚ます気配を感じる。
「チュン太、大丈夫か?」
俺に寄り添うように寝て、じっと見上げてくる。
その姿が可愛くて、俺はふっと笑った。
秋も深まり始めた朝のこの時間は、人肌が恋しくなるくらいには肌寒さを感じる。
彼を抱き寄せ擦り寄ると、俺はまた目を閉じた。
「高人さん……おはようございます。」
長い眠りから目が覚めて3日目の朝だ。相変わらず気怠いが、昨日よりはマシといったところだ。
「お前