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ラスボスが高人さんで困ってます!

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たがいちちゅんたかの異世界ファンタジー!勇者ジュンタと魔王高人の長編ラブストーリー!二次創作ですが、初めての方でもわかるものを目指します!
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#BL

ラスボスが高人さんで困ってます!38

俺は唖然とベッドから外の景色を見ていた。 「な、なんで港町に居るんだ??」 さっきまで、…

ラスボスが高人さんで困ってます!32

眼下には紅葉が秋の山々を彩り賑やかす。 この地に生きる命達が、冬に向けてその身を肥やす時…

ラスボスが高人さんで困ってます!31

次の日、高人さんには部屋で休んでもらい、俺は港に仕事に行く。高人さんの学舎も今日はお休み…

ラスボスが高人さんで困ってます!30

とりあえず、2人で朝食を食べる事にし、勇者が目の前に居る事を不思議に思いながら、茶碗と箸…

ラスボスが高人さんで困ってます!28

昼間、ミストルに帰る話をしてからチュン太の元気が無い。いつも通りにこにこしているかと思っ…

ラスボスが高人さんで困ってます!27

運命からは逃げられないのだろうか。 風呂で泥を落としながら俺は足元の石畳を見つめる。 ざ…

ラスボスが高人さんで困ってます!26

秋も深まり、庭の柿の木は見事な実を付け枝をしならせる。山の紅葉は自宅からでも分かるほどに山全体を彩っていた。 チュン太が目を覚まして、二週間が過ぎた。 最初こそ日常生活だけで疲れ果てていた彼だったが、体力は急速に回復し気付けば魔力も並々と満たされいた。 最初の一週間は一緒に料理をしたり洗濯を干したり風呂にも一緒に入ったり。何でも二人でやった一週間だった。正直楽しかったのだが本人がもう大丈夫と言うので今ではダラダラとチュン太のやる事を見ているだけの日々だ。 家事が終わると、

ラスボスが高人さんで困ってます!25

眠くて眠くて仕方がない。 「……んン。」 朝日が眩しくて身じろぎすると、隣で高人さんが目を…

ラスボスが高人さんで困ってます!24

ふっと目を覚ます。光がやけに眩しい。朝? チチチッチチチッと、外で小鳥が鳴いている。 ま…

ラスボスが高人さんで困ってます!23

月が浮かぶ夏の夜。 事が全て終わり、俺を抱いたままふわりと港に降り立ったチュン太は村人の…

ラスボスが高人さんで困ってます!22

チュン太を見送った俺は、チラリとエイゼルを見る。 「……起きてんだろ?」 意地悪く話しか…

ラスボスが高人さんで困ってます!21

今日は高人さんは学舎の日だ。俺は昨日到着するはずだった商船の到着が遅れてしまい、今日は村…

ラスボスが高人さんで困ってます!20

「もう、もういいっ!いいからぁっ!!あぁっ」 布団に寝かされ着物を乱された俺は、シーツを…

ラスボスが高人さんで困ってます!18

チュン太のキスはまるで甘い砂糖水のようだ。 トロリと流れ込む唾液は、まるで媚薬のように俺の思考力を奪って行く。 雌を誘惑する重く甘い蕩ける香りを、自分が放っている事にコイツは気付いているのだろうか。 ああ……気持ちいい。 だらりと力の入らない腕を柔らかな草の上に落として、ただただチュン太が与えてくれる甘美な口付けを受け入れる。 「は…んっ…ふっ」 浅く短いキスをしていたかと思うと、徐に舌を入れてきて、ぢゅぅぅっと音をさせ吸ってくる。 「んゔぅっんっく」 口の中を無尽蔵