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B-LABOで何をしようか?(2022年7月の記録)

拠点作りと並行して進んでいた、地域のリサーチ。

B-LABOで何をしようか。ものづくりを軸に地域とつながるというフワッとした内容から、さらに具体的にどんなことができるかを模索し始めます。

まずは移転先地域である崇仁にはどんな人、事業者、コミュニティがあるのかを知るため、いきセンのセンター長とともに長い長いリサーチ期間が始まりました。

地域の「廃材」を使う?

ものづくりを軸に地域と関わりながら活動したい、そんな思いを持っていたB-LABOは、1つ活動の軸を決めました。
それは地域の「廃材」を使うことでできるものづくりシステムです。

当時参加していた芸術資源循環センター

当時学内で活動していた「芸術資源循環センター」に学生研究員として参加していた代表の鳥井は、地域の中でも芸大と同じようにたくさんの不要になる資材、廃材が出てくると考え、そうした要らない素材を芸大生が資源として活用してものづくりができないかと考えました。

そして作り上げたものづくりLABOの構想図がこちら。

地域の素材を活用するものづくりシステム

地域の伝統産業事業者さんやものづくり事業者さんから要らなくなった端材や廃材をB-LABOで回収し、新たな製品を作り上げるものづくりシステム。

サロンに運び込んだ家具は地域のマテリアルライブラリーとして機能させれば、ものづくりをしたい地域の人が集まってくれるのではないかと考えたりもしました。

似ている事例を他の地域に見に行ってみる!

ただ、構想はしたものの実際にどんなイメージで運用されるのか、制作したらいいのかが全くわからなかったB-LABOは地域活動の中で似ている事例を探し、実際に訪問してリサーチするところから始めました。

最初にリサーチしたのは大阪芦原橋で行われていた「芦原橋はみだし市」というもの。

興味深い素材の数々

はみだし市では地域の廃材や端材、事業者さんから出る資源を販売していたり、その素材を軸にものづくりWSなどを開催していました。

センターの方と一緒にリサーチ!
色々作られた雑貨など
コインケースWSに参加!

ここ芦原橋は革産業が栄えていたり、靴を作っている方がいたりと崇仁と似た文化、産業のつながりがありました。
この経験から、実際に移転先地域周辺からどんな素材が出るのか、そしてそこからどんなものづくりができ、コミュニティとして育てていけるのかをひとまずの目標として掲げ、京都に戻り、リサーチを続けました。

またこのイベントに参加した後、地域から出た素材で地域の人とものづくりのワークショップがしたい!と強く思いました。

より広く深いリサーチの旅がまだまだ続きます。


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