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犬は全てをわかっている

【犬は全てをわかっている】

散歩をしていたある夕方
一人の女性が声をかけてくれた。

「この犬種はなんて犬種ですか?」

どこかでみたことがあるようなないような・・・。

「アメリカンピットブルと言います。」

そう伝えると

「知らないです・・・」

そして

「犬って可愛いですよね・・・。
私も実は犬を飼っていたんですが
亡くなってしまって・・・。

寂しくてね。

触っても大丈夫ですか?」

と。

「そうですか・・・それはお辛いですね。。
うちの子でよければどうぞ」

そういうと、リリーの頭を撫でてくださいました。
サリーはというと慣れてない人には警戒するので
そう伝えると

「慣れたら触らせてくれるといいですね。
またお会いしたら触らせてください。」

と言われてその場を去られました。

数日して
またお会いすると

以前、この辺りを散歩していて
外飼のゴールデンが首輪の金具を壊して
走ってきて、その時
ご自分の犬を守るのに必死で
数箇所噛まれてしまったことを
お話ししてくださり

飼われていたのは、ミニチュアシュナウザーだったとも
お話しくださいました。

そして私が犬たちのお預かりをしているとお伝えしたら
またシュナウザーが来られたら教えてください。
とまで言われその場を立ち去られました。

家に帰ってから、
シュナウザー?この近く?

と思い出してみたら
そういえばいつも反対方向へ散歩に行くと
遠くから見つけると
ギャン吠えするシュナウザーがいたことを思い出し
連れていた飼い主さんも
近くであったことはないけれど
似たような背格好だった気がしてきて・・・・

前回からさらに数日後
お預かりの子の散歩中に
またその方と出会い

「もしかしたらあちらの方をいつも散歩されてた方ですか?
シュナちゃんの」

とお聞きすると

「はい!そうです!」

と、とっても嬉しそうにしておられます。
私たちを見かけると
ギャンギャン吠えてる子で

すれ違わないように
何度か向きを変えて歩いた記憶のある
あの飼い主さんとシュナちゃんだったんだ。。。

と思い出しました。

あまりに吠えるのと
飼い主さんも吠えることに対して
どうにかしなければ
という感覚だったので

あえて避けていた覚えのある人でした。

自分以外に家には普段誰もいないこと
とても犬を可愛がっていたことを

少し涙ぐみながら
一生懸命に話してくださいます。

「以前何度かお会いした時
うちの子たちは何もしないと思うけれど
万が一喧嘩になったりしてはと思って
とてもそっけない態度をしてしまってごめんなさい。
決して悪気があるわけじゃなかったんです」

と私からもお話しさせてもらうと

「わかってます。何かあってはいけないからと
私も思っていました。」

そうおっしゃってくださって
あれだけ離れていた距離が
むしろちょっと苦手なタイプの飼い主さんだと
思い込んでいたことが

実際はそんな気難しい人でもなくて
本当は距離を縮めたかったんだ。

とわかった時
なぜか嬉しさで
気持ちが溢れて

「寂しくなったら、うちの子で良ければ
触ってやってくださいね」

そうお伝えできたことが
真っ青な空の下、さらに心地良くなったことは
いうまでもありません。

散歩の時に
よその犬に吠えるから
道を変えたいけど

変に思われないだろうか?
嫌な顔されないだろうか?

もしそんなことを感じてるとしたら

こちらの思いは
ちゃんと伝わっていて

自分が大好きな犬を
守ることができていると
信じていてください。


間違いではなく
わかってくれていたんだと
お互いが歩み寄ることの出来る時が
必ず来ます。

犬たちは
ちゃんと近づけてくれますから。

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