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記憶違いに対する超考察

誰しもが一度は自分の記憶と異なる状況に出くわしたことがあると思います。

教えておいたはずのことを何故か覚えていなかったり、反対に指示されていない筈の仕事の進捗を聞かれてトラブルになったり。

そういった状況は当人の記憶力の問題だけでなく、何かそれ以上の大きな原因が潜んでいるのではないかと思うのです。

今回はそれについて、私の考察を好き勝手に披露したいと思います。

その一、自分の思い違い

しかしなんだかんだ言っても、一番ありえるのが自分自身の思い違いでしょう。

重要な要件ならともかく、些細なことや他人に迷惑をかけないものならばメモも取らないでしょうし、話したつもりがそのまま記憶の彼方へというパターンが残念ながらほとんどを占めていると思われます。

その二、相手の思い違い

もし自分の記憶が確実に確かであり、メモなどの確たる証拠を相手に突きつけることが出来たならば、その場合は相手の記憶違いが起きているということになるでしょう。

相手も同じ人間なのですから、自分が誤った思い込みをしてしまったのと同様に、相手も過ちの記憶を保持している場合があります。そのような場合では相手は自分の記憶が正しいと主張することがありますが、それに対して逆上することなく、冷静にその場を収める度量の大きさを見せたいものです。

その三、世界線の違い

自分の記憶違いではなく、相手の思い違いでもない。そのような場面には滅多に遭遇しません。

いくら互いが呆けていたとしても同じ話題を共有しているのですから、例えばある日の約束を二人揃って忘れてしまうなどといったとんでもないケースは通常ありえないでしょう。

ですがもし、万が一にもそのような場面が起こってしまったのならそれは世界線を移動してしまった時でしょう。

基本的に現代の技術・能力では世界線の移動を自発的に行うことは出来ませんが、たまたま発生してしまうことはもしかしたら可能なのかもしれません。私はリーディング・シュタイナー(移動前の世界線の記憶を引継ぐ能力。運命探知の魔眼)ではありませんが、この能力を持っている人ならば記憶違いが起こった原因を究明しやすいのかもしれません。

記憶違いには様々な要因があります。伝達ミス、記録ミス。ささいなことではありますが、自分の記憶を過信して他人に迷惑をかけることのないようにまずは自分から対策を講じていきたいと思います。

自分のミスなら自分の責任なのはもちろん、相手のミスさえもカバーできるような人間を目指していきたいと思います。そしてゆくゆくは世界線が変動したとしても対応できるように。

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