見出し画像

発売から4年…No Man's Skyのアップデートをひたすら追いかける

宇宙、惑星をひたすら探索し、銀河から銀河へと飛び回り、資源を集めたり、気に入った星に基地を建設したり、見つけた星系や星、動植物に固有の名前をつけたり…

ストーリーももちろんあり、アトラスという存在と対話をするために宇宙の中心を目指したり、はたまた宇宙に取り残されたあったことのない友人の謎を探ったり…。私にとっては、とにかくひたすら宇宙で旅をすることができるゲーム、それがNo Man's Skyです。

画像3

これら一つ一つの光が星系であり、その星系は複数の惑星から成り立っています。すべてを探索することはできますが、惑星の総数は1800京以上とのこと。途方もない数字ですね。プレイヤーはこの星系をワープですっ飛んだりしながら移動していきます。

画像20

立ち寄った惑星でフォトモードパシャリ、うろうろして景色を見つけたり、建物を見つけたりするのが本当に楽しい。

2016年8月に出たこのゲームは当時、内容の少なさに結構な低評価レビューを受けていました。しかし、2020年現在でも積極的に様々なアップデートが行われ、現在は高評価レビューが多くなっているなかなか珍しいゲームです。

大型アップデートがあるとゲーム系ニュースサイトに上がって、ちょっとバズって、プレイヤーが増えて…と人気をじわじわと取り戻しながら進み続けるゲーム。今回はそんなNo Man's Skyのアップデートをたどりながら、あんな要素、こんな要素、好きな要素を思い出しつつ、紹介していきます。

ただ、さすがに結構前のことで曖昧なので、パッチノートを参照しながらの思い出語りみたいになることを、ご了承ください。スクリーンショットなども今現在の物を貼っていくことになります。

また、触れていないコンテンツがいくつかありますので、そちらはハッシュタグから検索したNoMansSkyのツイートなどを引用させていただこうと思います。

また、パッチノートの日付などは以下のWikiを参考にさせていただいています。

発売、その直後 V1.0(2016/8/9~)

以下はSteamのレビューのグラフです。青い部分が高評価レビュー、赤い部分が低評価レビューで、左から2016年8月~現在までの期間のグラフです。

画像1

グラフの一番左(白っぽくなってる所)が発売初期のレビューの分布。大量のレビューが付いていますが、低評価が多いことがわかります。

発売直後から、No Man's Skyには低評価レビューが投稿されます。その原因はリリース前に行っていた宣伝と、実際にゲームをプレイしてみたときの要素の少なさにあると思います。また、実際のプレイ時にも資源を掘り出す方法が面倒であったり、惑星のパターンやコレクション要素など、さまざまな要素が少ないように感じてしまうゲームとなっていました。

個人的にはこの規模感でも延々と探索を続けることができてしまい、プレイ時間はどんどん重なっていくことになるのですが、低評価なレビューの理由も理解ができるなーと、そのように感じていました。

Foundation Update V1.1(2016/11/28~)

8月に発売してからおよそ3か月。11月には最初の大き目のアップデート、Foundation Updateが配信されます。

このアップデートでは、クリエイティブモードの追加や、アイテムのスタック等細かいプレイフィールやUIの改善、基地の建設、農業の要素、貨物船の追加など、現在のNo Man's Skyの基幹となるようなアップデートが行われています。

画像11

新しく建てたまだまだ建築中の基地。ごめんなさい。言い訳です。もっと大きくしていかないと…!

画像10

手前の緑いろの船が私の宇宙船。貨物船はでっかい。貨物のくせに大迫力。

貨物船はひっ迫しているアイテムの補完場所が増えるので、素直にうれしい追加でした。大型船を所持する夢を見るのも一興。農業は時間がたつと交易品となる植物を回収できるため、金策としても機能させられますし、もちろん基地の装飾としてつかっても良いでしょう。私はもっぱら金策です。

Pathfinder Update V1.2(2017/3/9~)

でっかいことはいいこと。2017年3月には発売されたPS4Proへの対応や、新しい乗り物などが追加されるPathfinder Updateが配信されました。

なんといってもアップデートの目玉は追加された三つの乗り物です。

画像2

でっかい車!普通の車!ホバーバイク!!!(画面右はいつもの宇宙船)

はぁ…好き。。。見た目は3種類、積載量や乗り心地がそれぞれ違うので、好きなものを乗るのが良いです。なんとのっしのっし移動できるので、多少の障害物は破壊しながら移動できます。うーん、快適。あ、画面の左下にいるちっこいのは私です。でっかいことは、いいことですよね…

その他、宇宙船が攻撃特化、積載量特化など数種類に分かれ、貨物船に複数の宇宙船をコレクションできるようになりました。またマルチツールと呼ばれる採掘や戦闘用の銃もおなじように種類が増えました。

画像8

多種多様な見た目になった宇宙船たち

そしてこの記事で多様しているフォトモードの追加やビジュアルの改善に手が入っています。

まだ遊んだことはないのですが、一度死んだらセーブデータも終わるパーマネントデスモードというハードモードが追加されています。

Atlas Rises V1.3(2017/8/11~)

No Man's Skyの1周年の記念として、これまでのアップデートの中でも大きなアップデートとなりました。バランス調整、ゲームシステムの追加や、既存のストーリーとは違うもう一つのストーリーが追加されました。30時間程度の規模とのこと。ストーリーでは謎の人物からの救難信号受信から始まる物語となり、その人物を救出するためにプレイヤーは行動していきます。

それだけではなく、各星系に紛争レベルや経済レベルが設定され、各惑星での取引の内容などに手が入り、ミッションシステムなども追加されました。プレイヤー側も基地側にいろいろと生産できる施設が追加され、お金を稼ぐ手法に資源を集めて、レシピから高く売れるアイテムを作るといったような、クラフト要素に手が入りました。

画像9

経済状況や、その星系に暮らしている種族がわかるように(画面左中央あたり。画面は最新版の画面)

また、簡易的なオンライン要素が入り、ボイスチャットをしながら緩くつながるような追加されています。PlayStationVRやPCでのVRのサポートも入りったことが大きく、かなり魅力的なアップデートになっています。

このアップデートは結構話題になり、おそらく無料アップデートが話題となった最初のNo Man's Skyのバズりがこの辺なんじゃないかな?と思います。

Next V1.5(2018/7/24~)

しばらく経過して、XboxOne版の登場(海外ストアでの配信ですが、日本語も入っていました。)とともに2周年記念アップデートであるNextが発表されます。

「完全なマルチプレイ要素」が実装されます。キービジュアルにもあるように、実際にフレンドと一緒に惑星探索をしてみたり、上記アップデートで追加された乗り物を使ってコースを作り、レースイベントを行うなどお遊び要素も追加されました。また3人称視点の追加、外見の変更の追加により好きな見た目でのプレイが可能になりました。

画像5

ゲーム内に出てくる他種族にもなれます。どんな見た目で旅したい?

合わせて拠点の最大サイズやパーツの増加、今まで自分で占有した基地周辺にしか置くことができなかったものが置けるようになりました。自由だ。なんと宇宙船も燃料があればその場に呼び出せるようになりました。それぞれが便利なのですが、自分は宇宙船でふらふらしたいので、よく宇宙船を呼び出しています。

宇宙船の呼び出し。ぎゅいいいいん ドスン!かっこよし。

また、貨物船の要素も大きく手が入り、貨物船内の建築要素や、艦隊を所持し、探査船を派遣して時間経過によってアイテムを収集することができるようになりました。すみません、このタイミングで新しいセーブデータで始めたため、いまだにこの要素をしっかりと触ることができていません!!!早く遊びたい…

画像4

弱小船団。プレイヤーの艦隊は、宇宙を彷徨っていると遭遇する別のNPC艦隊などから探索船などを購入して規模を大きくできます。

また惑星の種類が増えたり、資源の要素が完全にリニューアルされました。いままでと大きく集めるものが変わったので、結構混乱しました。今となってはいい思い出です。再構築されたため、燃料などとして集めるものがシンプルになったりと合理的なアップデートでした。思い切ったなぁ。

PlayStationVRへの対応もなされていて、そのほかアニメーションの改善やプレイフィール、UIの改善など、プレイヤーにとっての改善点として1.5のアップデート内容はまだまだまだ多いのですが、大きくは、これくらいですかね。個人的には、もうこれはバージョン2くらいでいいんじゃないかなと思いました。

The Abyss V1.7(2018/10/29~)

今までのアップデートではあまり手が入っていなかった海中に手が入ります。(海中の多い惑星、なんとなく回避しがちで、あまり手がつけられていない要素です…)

水中の見た目の改善や、水中生物、植物の追加、専用の資源などが追加されています。中には宇宙船のようなサイズの生き物まで…?
水中にかかわるストーリーも追加され、沈んでいる貨物船からストーリーが始まります。沈没した船や沈没した遺跡からは、地上とは違ったアイテムが手に入り、海中の探索に大きな意味ができました。

また専用の建築アイテムが追加され、水中に基地の建設を行うことができるようになりました。

海外の方のスクリーンショット。自身はまだ海中に基地を建設していませんので、#NoMansSkyなどのハッシュタグで建築物を検索しました。こういったコミュニティも割と活発かとおもいます。

Visions V1.75(2018/11/22~)

このアップデートでは惑星のパターンがさらに増えました。異常な惑星、と紹介され、いわゆるちょっとレアな気味の悪いバイオームの追加となっています。自分も一部の惑星にたどり着けたので、メイン基地をその周辺の惑星に置くことにしました。

画像6

最初降り立った時なかなかインパクトのある異常さ。しばらく戸惑いながらうろうろしていました。

また、エクストリームストームという過酷な環境を持った惑星にしか出現しない交易品や、地面に埋まっているなぞの生物の骨、植物や岩に擬態している無害なモンスターなどやっぱりちょっと奇妙なものが多数追加されています。

画像12

上に乗っちゃったけど、この青いまん丸い奴も生物らしい

擬態しているモンスター、資源回収中に急に飛び出してきて逃げるのでかわいい。これ、撮ろうと思うと全然取れないので以下公式サイトのGIFで申し訳ない…

画像7

めっちゃかわいい(けどちょっとビクゥっとなる)

Beyond V2.0(2019/8/14~)

ついに来ました大台のVersion2.0

このアップデートでマルチプレイヤー機能が再び改善されます。今までトラベラーというストーリー上で行ったり来たりすることになるアノマリーというNPC達がいまして、そのキャラクター達の拠点であった大きな宇宙船がマルチプレイヤーのハブとして機能するようになり、簡単に自分のいる星系に呼べるようになりました。

画像13

完全にマルチプレイのロビーに。もちろん右側にいる人達はオンラインで同じロビーに来た人たちだし、奥の宇宙船もロビーにいる人達のもの

私は基本ソロプレイヤーなのですが、このロビーに人がいて、うろうろしている感じはオンラインゲームの中でもなんとも大好きな要素です。ちょっとうろうろしにいっちゃいます。

また、チュートリアルやストーリーにさらに追加要素が入り、いままでコンテンツ的に分裂していたそれぞれのストーリーがつながるようなアップデートがされています。よおし、またストーリーやり直すか!みたいな改善なので、たぶん新しくやり直してる人も相当数いるんではないかと予想されます。

マルチプレイ強化に伴い、いままで惑星にいた動物に乗れるようになったり、動物や植物からミルクなどのアイテムを収穫し、料理が作れるようになりました。更に、アイテムの所持制限かかなり緩和され、燃料系のアイテムであれば1スロットに延々とため込むことができるようになりました。

画像15

自動採掘装置をいっぱい使って、様々な鉱脈で儲けようとしています。

VR要素は強化され、船内が見渡せるようになっているなどしているらしく、公式サイトにあるこちらのGIFを見るとVR早く買いたいなーという欲ががんがんに沸き上がってきます

画像14

船内をぐるぐる見回している様子。これはぜひ体験してみたい。PC版もXbox版も持ってるけど、買うかな…PS版…。

画像16

惑星にいる動物にも乗れるようになりました。イェー

記事内では長くなりすぎてしまうのでこれくらいにしますが、今回のアップデートはV2.0とメジャーバージョンが上がるアップデートとなっていてまだまだ追加要素があり、AtralRiseやNextのように大型アップデートの中でも超大型といっていいほどの手が入っていましたパッチノート、長い…

Synthesis V2.2(2019/11/28)

このアップデートは全体的にゲームプレイ中の品質向上などのためのアップデートとなりました。

まず、宇宙船のカスタマイズや宇宙船の売却ができるようになりました。たまに惑星に打ち捨てられている宇宙船を飛べるように修理し、売り飛ばすことができるようになりました。これはお金の足りないプレイヤーにとってはありがたい話で、とくに序盤はかなり助かるはずです。

また、建築パーツの増加や、宇宙船、マルチツール、乗り物系のアップグレード用のアイテムが多数追加されそれぞれの分野での作業をより簡単にするための要素が追加されています。

画像17

整地ツールが追加され、一瞬で山を平地に

画像などで紹介できることは少ないですが、雑に宇宙船を入れ替えても上記の新しいアップグレードアイテムなどで簡単に補強できるようになったため、少なくともプレイのしやすさは格段によくなりました。

BYTEBEAT V2.24(2019/12/19)

なんなん!?

唐突にシーケンサーなどの楽曲作成ツールがゲーム内に実装されました

シーケンサーや波形編集、ビートとシンクロできるブロックなどわりと本格的なものとして様々な音楽要素のアップデートが入りましたが、これはいったいなんなんだ…!?

海外の方のツイッターから実際に音を鳴らしている動画を拝借

まだアンロックしきれておらず、手を出せていないのですがちょっと後々いじって手を出したいと、思ってます…

LIVING SHIP V2.3(2020/2/19~)

戦艦に新たな種類が実装されました。LIVING SHIPという名の通り、生きた戦艦です。マルチのミッションを進めて、水銀をためることで手に入りますが、残念ながらこちらも手にははいっていません…はやく乗りたい…

画像18

申し訳ないですが、アトラスステーションで遭遇した方のものをペタリ。有機的な戦艦はなんとも不思議な感じ

卵から孵った戦艦を成長させていくという、いままでにあった戦艦とは全く違う、生物としての戦艦を入手することができます。もちろん、戦艦に使えるアップグレートのアイテム等にも差がある模様…?

EXO MECH V2.4(2020/4/8~)

新しい乗り物、というかもはやロボットを追加するアップデートです

画像19

でっけぇぞ…!いいぞ…!
あああっ!楽しい!ロボットは楽しい!

No Man's Skyの惑星は、さまざまな危険な状況にある星が多いのですが、なんとミノタウロスなら環境には無敵。そして、ロボットもアップグレードを重ねることでより強くなっていきます。とはいえ私のロボットはまだまだほぼ初期段階。これからどんどん強くしていくぞー!

と、もちろんロボットだけではなく、既存の乗り物がさらに使いやすいよう、召喚用のポータルが追加されたり、スキャンシステムが改善されたりという細かなアップデートもしっかりされました。

CROSSPLAY V2.5(2020/6/10~)

PC、PS4、XboxOne(海外ストア)とそれぞれのゲーム環境だったNo Man's Skyは、このアップデートでクロスプレイに対応することになりました。また、今回のアップデートでオンラインの仕組みが内部的に見直され、今後さらなる拡張がなされることが予告されています。

また、XboxGamePassではPC版、XboxOne版ともに(海外ストア)での対応がされ、プレイヤーの人口が急激に増えました。長年アップデートを続けたタイミングから遊べるのは、結構うらやましい状況かもしれません。

これ、マルチのロビー的なところに入るときなんですけど、あまりにもかっこよすぎませんか?

画像21

これはハブにいる人達の一覧。さすがに名前はだせませんが、右側のアイコンで様々な環境の人がいることがわかります。

その他、ゲーム内で売買されるアイテムのがちょっと良くなる改善や、PC向けにはVRの改善などが行われています。VRのアップデート、活発でうらやましい。

Desolation V2.60(2020/7/16~)

このnoteを書いている時点で一番新しい要素がこのDesolationです。宇宙に漂う遺棄貨物船を探し、乗り込み、なぜその船が遺棄されてしまったのか、船内を探索しながら進めていくコンテンツとなっています。

画像22

ボロボロになった貨物船。この中にはどんな謎が待っているのか

貨物船の中に残されたログや、名簿のリストを各部屋を探索しながら進み、ログからストーリーを想像してみたり、遺品を見つけて資金にしたり…

画像23

ドアを開けると怪しい塊が脈動して、結構ホラーチックなコンテンツ。

初回は結構怖めだな~と思っていたのですが、売却用アイテムがガッポガッポ手に入るため、探索しない手はありません。隅々まで探索して、お宝を根こそぎいただいて帰りましょう。中には自分の貨物船をアップグレードするためのパーツもあります。

まとめと課題

さて、上記が発売してからのNo Man's Skyの様々なアップデートの歩みです。これらアップデートが発売してからすべて無料で提供されていることを考えると、感謝することしかできません。そろそろ有償のアップデートが検討されても良いような気はするのですが、まだまだアップデートをする気まんまんのようです。ありがとう、ありがとう…

しかし、ここまでアップデートがされているこのタイトルにも問題点があります。大きく一つなのですが、とにかく細かいバグが多いという点です。惑星の生成ルールが変わったタイミングで基地がなくなってしまったという方や、クエストが進まないなどの大きめのバグから、もうちょっと細かいバグ・クラッシュまで様々で、中々直らないという現実もあります。

前者のバグは対策がなされ、根本的とは言えないですが、直前の基地のリソースを回収できるようになったり、クエストを再生成するといった方法で対応がなされましたので、今ではちょっと安心かと思います。

結構規模の大きいオープンワールドゲームなので、細かいバグなどの要素に強いストレスを感じる方にはお勧めできません。

私としては、それくらいは付き合っていけるほど魅力的なゲームで、延々と遊べるゲームですので、オープンワールドに慣れていたり、延々探索したいみたいな方にはピッタリなタイトルかと思います。

皆さんも是非壮大な宇宙旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。

画像24

画像は公式サイトより引用

こちらのタイトル、ちょこちょことセールがありまして、行われているときは、半額程度まで下がっていたりするので、是非。

PS4版

PC版



この記事が参加している募集

全力で推したいゲーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?