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バランスの問題なのかも

陶芸に馴染みのない方にはつまらない話ですが
ファションの話だと思ってお付き合いください。

サラリーマンならネクタイ姿が一般的ですよね。
私は職場でネクタイはほとんどしなかったのですが
ネクタイが大好きでかなりの数を持っていました。

その日の気分まで決めるネクタイ選びには
とても気を遣っていたものです。
それを整えた後のネクタイピン選びにも
迷う方が結構多いのではないでしょうか。

多くの男性ならこの程度で済むのでしょうが
お出かけ前の女性ならさらに大変なことは
カミさんを見ていてもわかります。ワラ😄


10年以上前に購入した金液と薄め液の金油:この1匙で4、5枚の皿に描けます。

絵付けに金彩を使う方法があります。
金液という、金を王水に溶かした物を使います。
これを使うと上絵が締まることもありますが
金彩は入れれば全て良くなる訳ではありません。


薄い赤はイングレーズで描いた赤です

まず金彩を使わない方がいいと判断した作品です。
これらは金彩を入れるとくどくなったりして
アクセサリー無しでも十分だと思ったからでした。


藍色の部分がイングレーズを使った部分でその他が上絵です

それではこの絵皿はどうでしょうか。
左は境目がはっきりしないとと思い入れましたが
金が勝ってしまい見るに耐えない物になりました。
右の皿は地味な色調のせいだと思うのですが
むしろ金彩の入れ方が足りないのかもしれません。


この2枚は縁の模様だけに慎ましく入れましたが
内側に描いた図柄を邪魔することもなく
落ち着いた表情になっていると思います。

ここまでくるのに8年ほどかかりましたが
ようやく金彩の入れ方に慣れてきたようです。
ファッションも陶芸も同じく、扱う材料の
バランスの問題なのかもしれませんね。

   💛    🇺🇦    💙

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