バランスの問題なのかも
陶芸に馴染みのない方にはつまらない話ですが
ファションの話だと思ってお付き合いください。
サラリーマンならネクタイ姿が一般的ですよね。
私は職場でネクタイはほとんどしなかったのですが
ネクタイが大好きでかなりの数を持っていました。
その日の気分まで決めるネクタイ選びには
とても気を遣っていたものです。
それを整えた後のネクタイピン選びにも
迷う方が結構多いのではないでしょうか。
多くの男性ならこの程度で済むのでしょうが
お出かけ前の女性ならさらに大変なことは
カミさんを見ていてもわかります。ワラ😄
絵付けに金彩を使う方法があります。
金液という、金を王水に溶かした物を使います。
これを使うと上絵が締まることもありますが
金彩は入れれば全て良くなる訳ではありません。
まず金彩を使わない方がいいと判断した作品です。
これらは金彩を入れるとくどくなったりして
アクセサリー無しでも十分だと思ったからでした。
それではこの絵皿はどうでしょうか。
左は境目がはっきりしないとと思い入れましたが
金が勝ってしまい見るに耐えない物になりました。
右の皿は地味な色調のせいだと思うのですが
むしろ金彩の入れ方が足りないのかもしれません。
この2枚は縁の模様だけに慎ましく入れましたが
内側に描いた図柄を邪魔することもなく
落ち着いた表情になっていると思います。
ここまでくるのに8年ほどかかりましたが
ようやく金彩の入れ方に慣れてきたようです。
ファッションも陶芸も同じく、扱う材料の
バランスの問題なのかもしれませんね。
💛 🇺🇦 💙
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