なんとか乗り越えなきゃ

今年の暑さは猛暑日とその寸前の日が続いたので
さすがに道産子にとってこの猛暑には参りました。
この2、３日寒すぎる日も続き一息つけましたが
これで収まったわけではないそうです。

これまでは、熱中症も怖いので、その対策として
運動は最小限の早朝の30分サイクリングに変更し
小まめな水分補給とクーラーで乗り越えてきました。
その結果、電気料金が２倍になっていましたが‥‥。
できることは全てやって乗り越えるしかないですね。

これまで上絵付けの皿をお見せしてきましたが
絵付けのマンネリを乗り越えるための工夫として
さらに上絵の中でも一番煌びやかな金彩を加えた
加飾方法の経過をお見せしたいと思います。

これまで金襴手という技法の難しさがどこにあるのか
恥ずかしながら、分からずに作ってきたのですが、
金彩で埋め尽くせば良いわけではないと気づきました。
むしろ抑え気味にする方が品が良くなりそうです。

このあたりは好き好きがあることも承知していますが
私の感覚がそうなっているのでしょうね。
今回の作品は資料と同じデザインではありません。
資料を活用し再構成したり、新たに作ったものです。

今回特にうまくいかなかったことがありました。
赤はムラになるので３度焼き付けました。
ということは絵の具の層が厚くなるはずです。
そこに金彩を乗せると比重の違いで沈むようなのです。
それで３回も焼き付けなければいけなくなりました。

それでも完全に描けたわけではありません。
薄くなっているところは気づかないふりをしました。
赤を薄く塗ればムラになり、厚くすると金が消える！
これを改善する方法がイメージできないのですが
なんとか乗り越えようと思っています。

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