大阪万博が終わるとパビリオンは取り壊され
問題になっている1周2キロの木造リングも
解体処分で撤去費用もバカにならないらしい
再利用するにしても何にするか決まっていない
こんなあやふやなことに税金を使うってあり?
っていう人もいたけど本当にそう思うよ
廃棄予定のものでも使い場所を変えたら
役立つこともあるけどね
そこまで考えていないとしたらダメでしょ
今回の小林美幸さんからのオーダーは
外側を渋くして内側は釉薬無しで白か黒だけ
こういう注文は一番気を使うんだよ
内側に釉薬が掛かかると失敗なんだからね
いつもならドブ掛けと言って、釉薬の中に
ドボンと漬けて引き上げるんだけど
この手を使えると簡単だけど内側にも掛かる
釉薬がかかった部分はスポンジで擦り取る
これをすると必要な部分まで剥がれたりする
普通サイズの釉掛けの場合なら
撥水剤を塗って釉薬がつかないようにする
でもミニチュアだと撥水剤がはみ出しやすく
これまで何度も失敗してきたんだよね
別の手を考えてみたんだけど
紙テープを貼る方法はうまくいかず
そんな時に思いついたのが粘着ゴムだよ
捨てるはずの劣化した粘着ゴムが役立つかも
ベタつくのでまず紐ができるかどうか
やってみると太さもまずまず一定にでき
これはクリアした
睡蓮鉢にセットしたけど鉢から浮かせるのか
それとも縁と同じ高さにするのか
隙間を開けるのか開けないのか
確かめることは多かった
強く縁に押し付けすぎるとゴムを外す時に
ゴムの方に釉薬が付いてきれいにならない
この程度であれば筆でカバーはできる
縁とゴムの間を微妙に開けて軽く押し付けると
釉薬をかけ終わってからゴムが外しやすい
この方法が今のところ良いかもしれない
木造リングよりはるかにみみっちいけど
こっちのリングの方が余程SDGsじゃないのかい