次のステップに!
岡本太郎の有名な言葉「芸術は爆発だ!」は
実は「芸術は場数だ」と言ったのを聞き間違えた
ジャーナリストとのやりとりの中で生まれたとか。
学生時代に絵を描いていたときに思ったことの中に
数を描かなければ腕は上がらないと思っていたので
氷点下20度の中でも外で油絵を描いていました。
失敗を重ねることで見えることもあるはずです。
ジャズ喫茶で人物のクロッキーを繰り返したり
100号の油絵なら徹夜は当たり前でした。
徹夜をしたからといって絵が良くなるはずもなく
詰まらないことを繰り返していた気がしますが
でもそれが次につながっていったと思っています。
額縁ハウス「茶室」の床の間に吊るすため、
掛け軸の試作を始めました。
布コレクションの中から絹らしいものを選び
スチームアイロンでできるだけ繊維が直線になるよう
伸ばすのですがこれが思った以上に難しい作業です。
次に粘着薄和紙で裏打ちをします。
これでカッターを使っても縁がほつれません。
絵に合わせ隙間ができないように切り抜くのですが
これも小さ過ぎたり大き過ぎて隙間ができたりと
ミニチュアならではの繊細な作業となりました。
次に縁の飾り(筋廻し)を作ってみました。
幅が広ければ裏打ちの和紙に貼り付ければいいので
それほど難しくはありません。
ところが筋を細くしようとすると切り出す時に
薄和紙から外れてしまい多くは直線になりません。
ここはアイロン接着シートの出番のようです。
悪戦苦闘しながらもようやくここまでできました。
これらの方法を組み合わせながら次のステップに
進みたいと思います。
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