害虫と益虫
虫の毒に滅法弱いことは以前にも
書きました。
野外活動などで、虫に刺されて
病院に行くほどの大事になったことも一度や二度じゃありません。
一寸の虫にも五分の魂といいます。
人間の都合で勝手に害虫と益虫に仕分けされる虫たちに罪はないですね。
蚊とハエとゴキブリだけは駆除しますが、殺生はなるべくしたくないです。
最近は昆虫食が話題になっていて、
スーパーのおせんべいのコーナーに
コオロギせんべいも並んでいます。
イナゴの佃煮のようにそのまんまよりはいくらかマシですが、将来深刻なタンパク質不足になってもちょっと躊躇するかも知れません。
ミドリムシは藻のようなもので、動物と植物の性質をあわせ持っている生き物です。
ドリンクやサプリメントにもなっていてお手軽な完全食として注目されています。
一般的な昆虫とはイメージが違いますが、名前にムシとつく以上、こちらも少し抵抗があります。
しかし、このミドリムシ
バイオ燃料としても利用でき、
飛行機まで飛ばすというのですから
これぞ益虫の中の益虫といってよいでしょう。
先週の日曜日、例によって
「がっちりマンデー!!」
(TBS系 日曜朝 7:30〜8:00)
を観ていましたら、
HIROTSUバイオサイエンス
という会社を紹介していました。
体長1ミリの線虫が、癌の早期発見に役立つという話でした。
線虫は嗅覚が優れていて、
癌のにおいに引き寄せられるという性質があります。
それを利用して、15種類の癌を
ステージ0〜1でも早期発見できるというのですから驚きです。
N-NOSEという検査(テレビCMもしてますね)で、尿を会社に送るだけ。
キット込みで12500円。
代表の広津崇亮さんは九州大学の元教授で、線虫博士といわれる人だそうです。
そして来年にはもっとすごいことが!
膵臓がんに反応する線虫を実用化
膵臓がんは特に見つけにくい癌として
知られています。
線虫は簡単に遺伝子組み換えができるので、このようなことも可能なのだそう。
これってノーベル賞級の研究じゃないですか⁉︎
医療の現場で働く小さな小さな虫。
もうそんな虫たちのこと
無視できませんね。
寒い。。。。。。