スマートロックにご用心
2024.10. 2 日本経済新聞朝刊の「スマートロック 暗証番号ご用心」という記事を読み、愕然とした。
大阪府警に住居侵入などの疑いで逮捕された27歳会社員の男が、同じマンションに住む女性の部屋にこっそり侵入していた。
その手口とは…?
マンションの集合ポスト郵便物を物色し、宛名から一人暮らしの女性宅を特定。
室内の明かりが消えていて、インターフォンを押しても返事がない留守を狙い、タッチパネル式の玄関鍵の暗証番号を、指の皮脂の跡から推測し、解錠して侵入。
ちなみに暗証番号は4桁で、
皮脂汚れのある4つの数字をもとに組み合わせを試せば、単純計算で24通り(4✕3✕2)になる。
入力ミスを繰り返すと、一定の時間は開かなくなる。
それでも諦めず別の日に再チャレンジしていたらしい。
男は一人暮らしの複数の女の部屋に忍び込み、室内を撮影したりしていた。
「女性の生活に興味があり、遊び感覚で暗証番号を当てていた」と供述している。
静岡県の別の事件では、容疑者の男は、女性の部屋に侵入し、隠しカメラを設置したり被害者の車にGPSを取り付けたりもしていたらしい。
本人が気づかないうちに、生活をのぞき見される恐怖。
現代版『屋根裏の散歩者』?
スマホにロック解除の指の跡がくっきりついている人を見かけますが、タッチパネルのお手入れを怠らないようにしなければなりませんね。