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秋のおたのしみ

涼しくなったとはいえ、
息苦しいので、
一瞬マスクをずらしたら
金木犀の芳香。
秋ですね。

昔、金木犀の香りのチューインガム
というのがあったなぁ。

ロッテのイブだ!
高級感あふれる
ゴールドの紙箱入り。
憧れの大人のガムでした。

昨年お裾分けでいただいた
山形の黄金桃。
今年はお取り寄せしてみました。

堅いので常温で置いていたら
あっという間に完熟。
うっかりすると下の方が
茶色になっている。
まだ堅いかな、くらいでも
皮を剥いてみると
すっかりやわらかい。
果肉は濃い黄色で
白桃とは違う、濃厚な味わいです。 

さくらんぼに
ラ・フランスに
ぶどうにりんご。
フルーツ王国
山形万歳!

さて、
ステイホームの夏は
かき氷を食べに行くこともなく、
もっぱらカップの白くまで
凌いでいた老婆ですが、
気温の変化とともに
栗、さつま芋、あんこの類いが
無性に食べたくなってきました。

一昨日久々にあんぱんを食べました。

コーヒーあんぱん。

コーヒー風味のほろ苦いあんに
白いクリームが混じり合って
お口の中は和洋折衷。

そして、栗といえばモンブラン。

昔のモンブランは
鮮やかな黄色のマロンクリームを
山に見立てて
てっぺんには、お節にも入ってる
瓶入りの栗の甘露煮が
ちょこんとのっていました。

今ではコンビニスイーツでさえ
(失礼!)フランス風の
茶色のクリームが主流ですね。

モンブラン発祥の店は
自由が丘の洋菓子店
その名も「モンブラン」
ということで、
是非一度、元祖を
味わってみたいものです。

東郷青児の包装紙もレトロ感があって素敵です。

子どもの頃
石焼き芋屋さんが通ると
よく祖母が買ってくれました。

孫たちのおやつに、というのは
建前で、実は祖母が一番
好きだったみたいです。

「九里よりうまい十三里」

独特の節回しで売り歩く
石焼き芋屋さん
秋の風物詩でした。

今ではスーパーの入り口付近に
通年焼き芋コーナーがありますね。
昔の芋とは品種が違うようで
ねっとりした甘さがあります。

そして秋になると食べたいもの
ナンバーワンは

サバラン

です。

今ではちょっとレアな存在になっていて
昔ながらのケーキ屋さんにしか
置いてないようです。

土台のブリオッシュ生地に
ラムのシロップがイヤというほど
ヒッタヒタに染み込んでいる。
浸水状態。
それが大事。

ロクに酒が飲めないくせに
ブランデーケーキとか
ウィスキーボンボンとか
子どもの頃から大好きなの
なぜでしょう。