ダメ押し
自分が変なことは重々承知の上だけど、娘とケンカしてダメ押しされた。
これでも子どもの前では極力
変なところを出さないように
努力してきたつもりなのにね。
娘のほうも
予防線を張りつつ、
たしかにわたしもヘンだけどさ、
お母さんはほんとにおかしいから!
変だから!
と言われた。
わたし自身
いい大人になっても
子どもの頃に
母から受けた仕打ちを
恨みがましく
母に訴えたことがあった。
その度に母は、人一倍可愛がって
育てたのに、そんなことを言われる
筋合いはないと、逆上した。
そのまま数か月冷戦状態が続いたこともある。
たしかに何不自由なく
育てられた。
その恩を思えば、その程度のことは
相殺して余りあるということなのだろう。
仲良し母娘のつもりでも
反抗期を過ぎても
ときどきこのような衝突はある。
心の中のわだかまりは
消えることはない。
自分がこうなったのは
親の育て方のせいだ。
こんな気持ちはどんな人にも
少なからずあるんじゃないかな。
親に感謝して
親を反面教師にして
でもやっぱり
親と同じようなことをしてしまう。
心の奥でいろいろなモヤモヤが
燻っている。