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まさかの米不足

日本国内で自給できている食品は、お米と卵ぐらい…と認識していました。
お米は、常に余っているものと思い込んでいましたが…、

数日前に、このところ米不足がじわじわと広がっている、という新聞記事を読みました。

米不足といえば、1993年に記録的な冷夏と日照不足で米が不作になったため緊急輸入され、とても不安になったことを思い出しました。

あのときはタイ米を買ったりして凌ぎましたが、日本のお米の美味しさを再認識することになりました。

わたしたちの頃は、学校で減反政策というのを習い、休耕田が増えたことも知りました。

食の欧米化もありますが、ダイエットブームで炭水化物を敵視するような風潮もあったと思います。

わたしも、もうここ何年も夕食はご飯抜きです。 

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の中に
日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ

という一節があります。

昔の人はお米さえ食べられれば少しのおかずでも大満足だったのだと思います。

しかし、戦中戦後はお米さえ満足に食べられませんでした。(伝聞です)


朝はパン、昼は麺類という日も多いです。
その上夜もご飯抜きとなると、あまりお米が減りません。
二人暮らしなので尚更です。
ふるさと納税返礼品として、山形あたりから毎年お米が届きます。

そんなこともあり、あまりお米売り場に行くこともなく、品薄に気がつきませんでした。

新聞記事によると、スーパーでお米の棚がスカスカになっていたり、「1家族2点限り」の表示が出ていたりするのだそうです。
昨年の猛暑が響いているらしいのです。

はて?
昨年の猛暑って…?
毎年猛暑ですけど?

お米は本来、熱帯性植物ですが、品種改良を重ね、北海道や東北地方は米どころとなっています。

そういえば、米の等級を決める検査で、猛暑のため米粒が小さく、基準に達しなかったという話を去年聞いたような気がします。

お米をどんどん作って、どんどん食べていた昔に戻りますか?

ついでに、この猛暑も何とかなりませんか?

近くのスーパーで調査すると、幸いなことに新米を含め、お米の袋が山積みされていました。
品薄と聞くと、値上げや買い占めなどが心配です。