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春になれば

雪国の方は未だ雪と格闘されていることと思いますが、

こちらでは

北風はまだ冷たいけれど
日中は、春の訪れを感じさせる陽光に包まれます。

春になれば。。。


そう、布団乾燥機の出番です。

ポカポカ陽気になっても
布団が干せないなんて。

結婚した頃、夫は
これ以上ない花粉症で、
外出時は片手にティッシュの箱、
もう片方の手にはレジ袋(ゴミ袋)。

同情するよりは
正直呆れていました。

こんな人がいるんだ。。。

冷たい女です。

ところが、数年後に
突然わたしも花粉症の仲間入りを
しまして、その辛さを知りました。

それまでは所詮他人事だったのです。

そして不思議なことに
時期を同じくして、
夫の花粉症が著しく改善。

マスクはしますが、薬にも頼らず、
平気な顔をして歩いています。

偶然にしても
こんなことってあります?

もしかして、わたしが身代わりに?

花粉症は老化によって治ることもあると聞いたことはありますが、
本当でしょうか。
本当なら、夫の老化現象早すぎる。

わたしのほうは当初、
これは鼻風邪だ
だから風邪薬を飲めばいいんだと
どうしても認めることができませんでした。

3年ぐらいたってようやく現実を受け入れることが出来るようになりました。
こうしてわたしも人の痛みがわかる人になりました。

息苦しいのが嫌なので、
マスクは余程のことがない限りしませんでした。
薬は病院で処方してもらったり、
市販薬をあれこれ試したりしながら、やっと自分に合ったものを見つけました。

コロナのせいで
仕方なくマスクをするようになり、
去年は花粉のほうは随分楽でした。

やはりマスクは万能。

朝起きたらくしゃみが、

連続して3回。

いやいや、これはただのくしゃみ。

まだ花粉は飛んでないし、

わたしの花粉症は(仮)だから。


老化現象でもなんでもいい。

花粉症じゃなかったあの頃に戻れることを、今年も夢想しています。