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夢の途中と昭和家電

〽️さよならは別れの言葉じゃなくて

 再び逢うための遠い約束


来生たかお『夢の途中』の冒頭部分です。

とにかく、このフレーズにグッときました。

作詞 来生えつこ
作曲 来生たかお

姉弟コンビです。


当時は、角川書店の本を読み、角川映画を観て、主題歌を聴くという一連の角川商法に取り込まれていたこともあり、

角川の秘蔵っ子
薬師丸ひろ子バージョン
『セーラー服と機関銃』も好き。

でも来生たかおの方がクールだなと
(歌詞も一部違います)

来生たかおのシングル盤を買いました。

気に入ったレコードは何であれ、
擦り切れるほど聴いていました。
(実際にレコードが擦り切れることは
 ありません。物の譬です)

無駄に大きい古いステレオで。
(さすがに蓄音機じゃないですよ)

あの頃は、大きければ大きいほど
音がいいと思っていたフシがある。

その昔、テレビも大きかった。
いや、画面は今より小さかったけれど

ブラウン管だから厚みがあった。

厚みがあるからテレビの上に

人形や旅先で買ってきた置物なんかを飾っていた。

逆に冷蔵庫は小さくて、
冷凍庫がない頃は、
アイスを買いに行くと
走って帰ってきたものです。

炊飯器やポット(魔法瓶)は
花柄が流行したこともあったっけ。

今はそんなかわいい家電が
昭和レトロブームで
人気があるんですって。

コレクターもいるらしい。

そうとわかっていれば、
捨てなかったのに。


でも、壊れた家電を保管する気も
そんなスペースもなかった。


途中から家電の話に夢中になって
しまいました。


話を元に戻しましょう。

『セーラー服と機関銃』
『夢の途中』

同じ曲でも趣きが違います。

最後に聴き比べをどうぞ。




  夢の途中  来生たかお

さよならは別れの言葉じゃなくて
再び逢うための遠い約束
現在(いま)を嘆いても胸を痛めても
ほんの夢の途中
このまま何時間でも
抱いていたいけど
ただこのまま冷たい頬を
あたためたいけど

都会は秒刻みのあわただしさ
恋もコンクリートの籠の中
君がめぐり逢う愛に疲れたら
きっともどっておいで
愛した男たちを想い出にかえて
いつの日にか僕のことを
想い出すがいい
ただ心の片隅にでも
小さくメモして

(後略)

別れの時が来てしまった。
再び会えることを信じて。