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3つのペダル〜マニュアル車の時代

自慢にはなりませんががつく
運動音痴 
そして  
機械音痴

なので、免許取得には
苦労しました。

自動車学校に入学したものの
仮免取るまでにイヤになって
しばらく休んでいたら
ご親切にも学校から電話がかかってきました。

乗りかかった船(車)ということもあり、少々高い買い物ですが、
一生使える身分証明書を貰うつもりで
歯を食いしばって卒業しました。

卒業検定に合格した時
(させてもらった時)
教官から

あなたはなるべく運転しない方がいいですよ

という、有難いハナムケの言葉をいただきました。

その言葉を胸に
ハンドルを握ることもなく、
大人しく生活しておりましたが、

家族の送迎という必要に迫られ、
ペーパードライバー教習を受けて
10年以上のペーパー生活に終止符を打ちました。
(はるか昔のはなしです)

空白の十数年の間に
世の中は大きく変わっていました。

自動車のペダルが2つになっていたのです!

自動車学校で散々持て余した
3つのペダル。
ブレーキとアクセルさえあれば
事足りるはずなのに
謎の第3のペダル
クラッチ!

2本の足で
忙しく3つのペダルを踏み替える。
同時に手動によるギアチェンジ。
この複雑な操作に
どんなに苦しめられたことか!

坂道発進
エンスト
悪夢です。。。

それが

アクセルは進め
ブレーキは止まれ

という非常にシンプルな操作法に。

これ発明した人
どなたか存じませんが
ノーベル賞ものだと思います。

ところが、
先日ネットニュースで
ホンダの新型シビックは
35%がM T車を購入

という記事を目にしました。

今また、マニュアル車に若者の熱視線が注がれているのだそうです。

マニュアル車には走りの楽しさ
があるという理由らしいのですが
老婆には未知の世界です。

休日に走っていると
エンジン音を響かせて
年代物の車を
大事そうに運転している
中高年男性を見かけることがあります。
ちょいワル風の人も
真面目風の人もいます。

車を愛してやまない人の横顔を
チラリと眺めつつ
運転しています。