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アプリと人間

あなたのスマホには
アプリがいくつ入っていますか。

使わないアプリはなるべく削除して、必要最低限にしたいのですが、それでも年々アプリは増えていきます。


一昨日、昨日とたまたまテレビでアプリのことをやっていました。

ながら見なので、大雑把な内容になりますが、ちょっとご紹介したいと思います。

まず、一昨日の水曜日
NHKの『朝イチ』から。

習慣化アプリ

三日坊主の人でも何かを習慣化するのを手助けしてくれるアプリ。

みんチャレ

たとえばウォーキングなど、同じ目的を持った人たちが匿名で5人組をつくり、チャットで励まし合いながら、チャレンジする。

↑テレビ画面を撮影したものです。


新しい習慣を身につけるには
まずはキッカケづくりが大事。

仲間をつくって励まし合うことによって動機付けし、

継続出来たらご褒美。
コインやメダルを獲得することができる。

そして、もっとやってみよう
続けてみようと思う。

このサイクルを利用して
習慣として定着させる。


たしかに。
noteがまさにそうですね。
noteというアプリのお蔭で日記のようなものを書いています。

たぶん紙の日記帳なら
三日坊主で終わってしまうでしょう。

自分のために書いているつもりでも
スキやコメントが届くと
読んでくれる人がいるんだな
とやっぱり嬉しくなります。
そして時々、おめでとうございますという通知も来ます。


これがモチベーションになるのでしょう。

みんチャレにもnoteにも
続けられる工夫があります。


もう一つは

痴漢撃退アプリ


昨日の朝の報道で、このアプリの存在を知りました。


警視庁が開発したDigi Policeというアプリです。

電車などで痴漢に遭ったとき、起動させて

痴漢です
助けてください

という画面を表示して周囲に助けを求めることができる。

更に

やめてください

という音声を流すこともできる。


このアプリを実際に使い、気づいた人が男を取り押さえて現行犯逮捕に至ったということです。

痴漢に遭うと恥ずかしさで声も出せず、泣き寝入りしてしまうことが多い。

「痴漢です!」
と叫ぶ勇気がなくてもアプリが周りの人に知らせてくれる。

痴漢は卑劣な犯罪ですので、このアプリを活用することに関しては大賛成なのですが、

人間の苦手分野、解決すべき問題をアプリが何でも引き受けてくれるとなると。。。

アプリが進化すればするほど
反比例して人間がダメになっていくような。

分厚い時刻表を捲りながら旅のプランを練る。
そんな光景を見ることは、今ではほぼなくなりました。

そして、旅先で道に迷えば地図アプリ。道に迷う愉しみさえ奪われてしまいました。

アプリを上手に利用して無駄のない快適人生を手に入れることができるはずなのに、なぜか手放しで喜べない。

人間として大切な何かが失われていくようで。

そんな一抹のモヤモヤが拭えないのです。