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人間未満

2歳になったばかりの孫は、
この頃、保育園でよく噛みつかれるという。
からだのあちこちに
歯型がついているらしい。

保育園の先生からは
申し訳ありませんと
謝罪がある。

どうやら噛み癖がある子がいるようで。

先生の目が届かないところで
日々トラブルは発生する。

子ども同士のことだ。
子どもというよりまだ赤ん坊に毛が生えた程度。
人間として一人前とはいえない。
人間としてのルールも守れない。
それ以前にルールを知らない。
だからここは無法地帯。
ある程度は仕方がない。

そして、今度は別の子にも噛まれたらしい。

ぽっちゃりした体型。
柔らかそうな肉。
噛みつきたくなるのも
無理はない。

わたしでさえ、
柔らかそうな孫の腕をみると
噛んでみたい衝動に駆られる。

逆に、孫を抱っこしているとき、何度か肩に噛みつかれて、イターイ!と叫んだことならある。

このくらいの子は、
言葉で説明できないから

自分の欲求を、噛むことで表現する。
一種のコミニュケーション手段だ。

そのおもちゃ、ボクが遊んでいたんだよ。

取らないで。 

やめて。

その気持ちをガブリで表現する。

噛みつく子、噛みつかれる子は
興味関心の対象が似通っていて、
同じものを取り合ったりしてトラブルになってしまう。

そのため、いずれは一緒に仲良く遊べるようになる可能性も高いという。
(何かで読んだ知識です。)

ただし、愛情不足で噛みつく子もいるらしい。

その辺の見極めが難しい。

お互い、言葉が喋れるようになれば問題は解決するのだろうか。

今度は口喧嘩が始まりそうである。



※ヘッダー写真は、かこさとし展
 会場で撮影したものです。
 (からすのパンやさんの展示物)
 かこさとし展に行った話は、また
 別途書くかも知れません。