脳から考える子育てその23 子供の走り方を速くするには?



皆さんこんばんは!
そして、お疲れ様です。

脳とカラダの整体院の堤です。


私はヤクルトレビンズのトレーナー活動が、また今シーズンもスタートしまして、帰りの長旅電車に乗っています。

おかげで仕事が捗ります。

ヤクルトレビンズでも、走りのトレーニングをしていましたが(僕が指導してるわけじゃないですよ。)、子供の走りも親御さんなら気になりますよね。



子供たちが走る姿を見ていると、その無邪気な笑顔や楽しそうな姿に心が和みます。

しかし、親としては「もっと速く走れるようになってほしい」と思うこともあるでしょう。

速く走ることは、ただ単に運動能力の向上だけでなく、自信や自己肯定感の向上にも繋がります。

では、子供の走り方を速くするためには、どのようなアプローチが有効なのでしょうか?

今日は、通常の走りの物理学的な観点と、脳科学の観点からそのヒントを探ってみたいと思います。


それでは、いってみましょう!


速く走るには?

まずは、純粋に速く走るには?という話をしていきましょう。

1.物理学の話
2.伸長反射を使う


1.ニュートンの運動法則


速く走る=ストライド✖️回転数

まぁいわゆる、1歩の歩幅と1秒間の歩数ですよね。

ちなみにボルトさんは、一歩が2.44メートルらしいっす。100mを41歩で駆け抜けるそうです。
凄。


そもそも人間が動くには?

物理の時間です。

物体の運動法則(ニュートン)で考えれば、
人間も外部からの力が加わらないと移動できません。(慣性の法則)

外部からの力というのは、

床反力

です。

床からの反発力をもらって人間は動いています。

作用ー反作用の法則ですね。

足の力を使って、床を押すことによって、作用反作用の法則により、押した分だけ床から力が跳ね返ってきて、移動します。

つまり速く走るにはまずは、

床を押す力を強くする事。


次に、
床を押す角度が適切である事。

引用:https://sprint-condition.info/category33/entry333.html


真下に力を加えれば、床反力は真上に帰ってきます。
これでは、前に進めません。

なので、前に進むには、斜め下に適切な角度で床を押していく事が大事です。

これをする為には、
やはり
お尻の筋力トレーニングが大事。
適切な角度で地面を押す練習が必要。

になります。


次に

2.伸張反射を使う

よく「バネを使う」とか「バネがあるね」みたいな表現がありますが、


伸張反射とは、筋肉が急激に引き伸ばされれば、急激に縮むような反射です。

輪ゴムとか、チューブとかの働きをイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。

人間にもそんな強力なチューブがあります。
それがアキレス腱です。


弾性エネルギーとも言いますが、
走る際に筋肉をただ使うのではなく、アキレス腱のバネを使ってあげると、跳ねるように走れます。

これは非常に効率的で、筋肉を使って走るのではなく、バネを使って走る事ができ、床反力の力と合わせて使う事で、効率よく前に進んでいきます。(筋肉は結果的には使っています。)


この伸張反射を使うには、足首を固定していく事が大事です。

これも跳ねる感覚というを得る為のトレーニングをしていく事が大事です。


ここまでは、一般的な速く走る為の解説であり、トレーニングです。

これらをトレーニングするだけでもかなり変わってきます。

具体的に何したらいいねん!という人の為にいつの日か動画にしたいです。

で、ここからは子供の走りを速くするには?っていう観点で、脳の観点から説明をしていきましょう。


速く走るのに必要な脳、神経は?


1. 運動神経の発達


まず、子供の運動能力の基本的な事を言いますと、脳と体の連携にあります。

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