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風のささやき

おはようございます。
はっきりしない天気ですが、
自律神経を整えて健康的に過ごしましょう。

職場の方や家族など、ある程度年の差がある集団での話題として、
「自分と同い年の有名人」
で、ひとしきり盛り上がることがある。

皆さまの同い年の有名人はどんな方がいらっしゃいますか?
僕は1994年生まれです。
学年が同じ1994年4月〜1995年3月生まれを対象にすると、

・羽生結弦(スケート選手)
・大谷翔平(野球選手)
・あいみょん(シンガーソングライター)
・川口春奈(女優)
・広瀬アリス(女優)
・山崎賢人(俳優)
・萩野光介、瀬戸大也(競泳選手)

この方々を挙げることが多いです。
僕は、あいみょんが結構好きなので、
あいみょんと同い年を推していくことがほとんどです(笑)



さて、そんなあいみょんの曲を紹介し、
自分なりに歌詞の考察をしてみたいと思う。(急)

「風のささやき」
という曲。皆さん知っていますか?

若干マイナーな曲なので、
知らない方も多いと思いますが。

ここから勝手に僕の憶測だが、
「風のささやき」「浅い間柄の人間が発する言葉」
を象徴しているように思う。

主人公は、上京2年目。
アーティスト志望の夢追い人。
下北沢在住の独身24歳。
アルバイトで何とか生活しながらも、
夢に向けてアーティスト活動を続けている。。

大体こんな感じの設定をイメージさせる。
日の入り後の下北沢の風景が強烈に浮かんでくる。

【風のささやき】
このまま朝が来なけりゃいいのに
うずくまる真っ暗な布団の中で
またあいつとあいつをぶん殴ってやった
それでも変わらない生活に
一緒のお願いとか使えたなら
この先を僕じゃない誰かに変えて

適当に買ったコンパス 眺めるだけの時間
聞いたことのないタバコをふかす
散歩に行くのも命懸けだな あぁ今日は泣いてみようかなぁ

バイト先か、アーティスト活動先で嫌な奴がいるのでしょう。
若い頃は、どこにいく先もないイライラを
自分の妄想の中で暴力的な解決を図ろうという試みは誰でもあるはず。
とにかく自己肯定感が低い、希望もない状態。
適当に手に取った自己啓発本、読んだだけで満足。
「こんなのにどんな意味があるのだ」と目もくれずタバコを吸う。
何をするのも億劫だ。


風のささやき 耳障りだ
僕のこと何も知らないくせにふざけんな
ティファニーブルーの空の下
追い続けているバカな夢 手に届きそうで届かないな

そんな生活を心配してくれる職場のオバチャンや
サークル仲間もいるが、正直鬱陶しい。
満ち足りているように見えるあなたたちには
僕の気持ちなどわからないし、知られてたまるか。
そんな黒い腹の内とは裏腹に、綺麗な空の色。
近そうで遠い、理想の人生。


いつの日も夢があるかあるかと問う髭もじゃがいるし
邪魔くさくても触れることができない現実があって
タイムカードはこんなに真っ黒に染まっているのに
今日もポケットの中は紙クズ銅メダル

真面目なふりしたドクター 聞き飽きたセリフばかり
震えそうな手を握りしつこく僕に言う
「何かあればまたおいでよ」
結局そんなもんなんだな

「これだから最近の若者は、、」
説教垂れるおじさんに囲まれ、
自分ではどうにもできない社会構造。慣習。
弱者にとってこんなに生きづらい世の中。
今月も懸命に働いた。ただ生活はくるしい。
東京はなんて虚しい空間だろう。
「何かあったらまたおいで」
どれだけの気持ちを込めて言っているのだろう。
結局、大人なんてそんなもんなんだよな。


雲は流れる 足早にね
僕のことまるで知っているように笑うなよ
頑張れなんて言うなよクソが
死に物狂いで生きてんだ 
そう簡単に言わないでおくれ

時代は流れる。周りは、就職、昇進、結婚。
SNSで流れる幸せそうな投稿な数々。
停滞している自分の人生を見て哀れに
「お前も頑張れ」と言っているように聞こえる。
その眩しい笑顔が憎らしい。
こっちはこっちで精一杯やってんだ。


もう少しだけ頑張ってみるさ
僕の居場所はどこだい

実家に帰ろうにも帰れない。
さあ、これからどうしよう。




テーマは「東京の虚しさ、理想と現実」だろう。
夢と希望を持ちながら上京したが、何か違う。
多くの人に囲まれるが、孤独を感じる矛盾。

彼(または彼女)が、友人を持ち、
いい人生を歩めるように応援していこう。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。







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