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人生脚本を描く前に知っておく5つの性格傾向

ご訪問ありがとうございます!
この度、松谷英子(歯科医)さんの本をプロデュースしました。
五感の魔法: あなたが主人公になる 人生好転の脚本を創る方法
(松谷英子著)ごま書房新社

いい本です。ぜひお手に取ってください。

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「あなたが主役」の映画のキャラクターをここで深堀していきます。あなたの物語(人生)には5つのキャラクターがいて、実際に日頃見ている映画の時にも、そのキャラクターに感情移入すると言いました。

ですから今回、現時点での映画の主人公(自分)の性格傾向を把握しておくといいでしょう。あなたの中には、何人もの自分がいます。決して1人ではないのです。例えば、あなたが会社を経営しているとします。時には厳しく怖い社長を演じることもあるはずです。

しかし家に帰れば、子どもの前では優しい父親になり、奥さんの前では甘える子どものようになっているかもしれません。つまり、人は、日常生活の中でいくつもの顔をもち、その状況に応じて演じているのです。

演じているキャラクターが本来の自分、本能部分である「自我の素」のキャラクターとかけ離れている場合においては、演じる時間が長ければ長いほど、心身共に悪影響が出てきます。人生においての歪みが出てくるのです。

あなたは、エゴグラム(交流分析)という性格診断テストをご存じでしょうか。イギリスの心理学者エリック・バーンが提唱した交流分析の理論に基づいて、バーンの弟子であるジョン・M・デュセイが考案した性格検査です。

■エゴグラムとは?
エゴグラムを日常生活に活用することによって、自分の性格傾向や行動パターンを把握し、自己理解を深めることができるほか、他者との関わり方への気付きをえることにも繋がるものです。

誰でも簡単にでき、結果がグラフ化されることで自身の特徴が視覚的・客観的にわかりやすく捉えられる点が長所であり、学校や企業など幅広い場面で用いられているものです。

エゴグラムは、自我状態の「思考・感情・行動」のもとになる心のエネルギーを5つに分類しています。今回はその特徴をお伝えし、五感式人生脚本へ繋げていきます。ご自身や家族、仕事仲間など、どの性格傾向なのかを把握することもできます。

<エゴグラム代表的な性格は5つ>
①     CP(Critical Parent:厳格な親)
Pは親の影響を取り入れて作り上げられたものであり、CPは父親的・批判的な親の自我状態を表します。CPが高いと、規則・規律を重んじ、理想や目標に向かって進むことができるなど、肯定的側面として道徳的・倫理的・理想の追求などの特徴があります。その一方、物事はこうあるべきといった信念が強いだけに、自分の価値観を押し通し、他人を批判するなど、支配的・威圧的といった側面もあります。

②     NP(Nurturing Parent:保護的な親)
NPは母親的・保護的な親の自我状態を表しています。特徴として、優しい親(母親)のような役割を持ち、世話好き・温かいといった側面があります。しかしNPが強すぎると、相手を甘やかしたり、過干渉・過保護になりやすい側面もあります。

③     A(Adult:大人)
Aは大人としての客観的な心で、現実の認識や判断を行う自我状態です。冷静・合理的であり、客観的・現実的に物事を理解して判断を下すことができますが、Aが強すぎると冷淡で温かみがない、人間味に欠ける人物に映ることがあります。

④     FC(Free Child:自由な子ども)
Fは子供心であり、FCは本能的で自由奔放な子どもの自我状態を表します。肯定的側面として、活動的・積極的・好奇心旺盛・創造的などが挙げられますが、FCが強すぎると自己中心的でわがままな傾向があると見られることがあります。

マンガの主人公では、このFCが強いキャラクターを設定することが多いです。

⑤     AC(Adapted Child:順応した子ども)
自由奔放なFCに対して、ACは相手に順応するような自我状態です。素直で従順、協調的で周りの顔色を見て察する力がある半面、周りを気にし過ぎてしまうあまりに消極的・依存的になりやすい面もあります。うつ病などの精神疾患に陥る人は、このAC傾向が強いのが特徴です。

ポイント
自分の心の内面をエゴグラムで診断してみましょう。強みや弱み、他者との関係性を理解することができます。結果を活かせば幸せや成功に近づくことができます。


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