見出し画像

IELTS5.0→7.5 達成までの1,000時間

合計1000時間の勉強時間でIELTS OA5.0 → OA7.5 を達成した軌跡について簡単に振り返りたいと思います。

自分自身もIELTS勉強にあたり、様々な方々の記事やNote、動画を参考にさせていただいたこともあるので、このNoteが一人でも多くの方の参考になれば幸いと思い作成いたしました。

はじめに

私の簡単な勉強のサマリーになりますが、大きくは4つの段階・フェーズに分けられると思いますので、本記事は段階毎とセクション別の勉強内容を記述したいと思います。


投資総額 (自己負担約60万円)

  • Progrit:約40万円 (IELTSの為というよりはそもそも英語勉強習慣を身につける為、IELTSの勉強に要した各種教材代込み)

  • MAE(IELTS特化スクール):約30万円 ※妻の会社が全額負担

  • Udemy(オンライン教材):1,500円×4=6,000円

  • DMM英会話:約7,000円×5=35,000円

  • 受験費用(計6回):25000円×4+€250(約40,000円)×2= 180,000円

合計921,000円 
自己負担だけで約60万円と今考えると想像以上にお金を使っていました。
後述しますが、本当にIELTSだけの勉強であればProgirt代はある意味無駄だったかもしれませんが、私の場合は約10年ぶりの英語勉強だったため、リズムを作るという意味ではよかったのかもしれません。

段階別振り返り

第1章:勉強習慣を叩き込まれたPROGRIT ~ What's IELTS ?? ~

2022年元旦にMBA受験を決意し、英語勉強をスタートし、TOEFL vs IELTS に関しては、ほぼ無思考的にIELTSを選択しました。
当初は独学でスコアメイクを考えていたが、「仕事柄十分な勉強時間を自分の意思で確保することが難しいこと」「そもそも自分自身の弱みである何かにコミットしてやる抜く力の欠如」以上2点からIELTSの学習方法を学べてかつ、自身の勉強を管理してくれる英語コーチングサービスを検討した結果、最大手である「PROGRIT」のIELTS対策コースの受講を決めました。

基本的に1個人につき1人のカウンセラーに担当いただき、週次で勉強時間の目標設定、実績管理をサポートいただきました。
コーチングというだけあって、IELTSの中身について教えていただくというよりは、どのようにすればIELTSの基礎を理解できるか、適切な勉強教材を指南いただきました。

PROGRITを受講して良かったことは大きく2つあります。
1つ目は、当初の狙い通り、勉強習慣を獲得できたことにあります。受講中はもちろんのこと、受講後現在に至るまで集中的に勉強することができているのはこの3ヶ月での成果かと思います。
そして2つ目は、シャドーイングです。PROGIRT社のサービスの1つとしてもある様にシャドーイングに対する学習に力を入れられていると思いますし、私自身初めてトライした学習法ではありますが、徹底的に音声を真似ることができるまで練習を繰り返すうちに慣れてきましたし、何より今のLiseteningの力はシャドーイング無くしては成り立たないと思います。

一方で勉強習慣が確立されている方や、IELTSの勉強を進めており、IELTS特化した学習をしたい方にはこちらのサービスはおすすめできません。

3ヶ月間で、大学受験ぶりの英語勉強の再開、隙間時間を無駄にしない学習、そしてIELTSの基礎を学ぶことにより、オンライン模試ではありますが、受講前のOA5.0からOA5.5まで伸ばすことができました。

勉強時間200時間に対して0.5のスコアUPは、ある程度妥当だと思います。

第2章:勉強再開 ~ OUTPUT セクションの基礎を学ぶ ~

PROGRITの徹底学習を終えた束の間、新規PJへのアサインと結婚式準備という新たなミッションを見つけたことにより、なんとおよそ半年の間一切勉強をしない期間を設けてしまいました。

「PROGRITの意味ないじゃないかー!」とツッコミが入りそうな気もしていますが、自分自身でも今振り返ると本当に隙間時間だけでも見つけて学習しておくと、もっと早くにスコアメイクできたのではないか?と後悔することもあります。

それはさておき、22年12月に勉強を再開し、何から手をつけようかと悩んだ結果まずは、一度IELTSを受講してみようと決意しました。
1回25,000円の恐怖に怯えながらもいざ受験。ReadingとListeningはすでにCambridge社のIELTS (Academic)で対策をしていたので、ある程度勝手が分かりましたが、WritingとSpeakingについてはテスト形式こそ把握していたものの、全く練習をしてこなかったこともあり、撃沈しました。

特にWritingについては、何から書いていけばいいのか、思いのまま適当に書いた結果5.5というスコアで結果はもとより真剣に取り組まなければならないと思い、ネットを漁った結果Udemyにて「The IELTS Teacher」という方のコンテンツを見つけ購入しました。Udemyは元の値段が高くても定期的に割引セールを行なっており、おそらく13,000円のコンテンツを1,500円程度で購入した記憶があります。
Mastering IELTS Writing: Task 1 (Academic)
Mastering IELTS Writing Task 2: Complete Band 7+ Preparation

このコンテンツの何が良いかというと、ネイティブの考えるIELTS Writingの書き方をネイティブの感覚的なものではなく、誰でも理解し、再現しうるレベルまで論理的にエッセイライティングを基礎を説明いただけたことになります。また、上記の基本的なレクチャーに加えて、下記2本も追加購入しました。(こちらも1本あたり割引により1,500円程度)
Mastering IELTS Writing: Task 1 Academic (Band 9 Answers)
Mastering IELTS Writing: Task 2 (Band 9 Model Answers)
こちらは、実際の問題をネイティブの先生がどのような思考・手順で解いていくのかデモンストレーションを見ながら自分の回答と見比べることができました。

一方でSpeakingについては話さないことには何も始まらないと思い、DMM英会話のStandard Planをはじめ、可能な限り毎日30分ずつ時間を取るようにしていました。

そのような新しい学習方法を取り入れたことにより2月末時点では、OA6.0まで達成することができました。

およそ50時間の勉強によりOA0.5を伸ばせたので、かなり効率よく伸ばせたと思いました。(一方で少々の過信にもつながりました)

第3章:MAEとの出会い ~Outputセクションの自学無理じゃね?~

Writing、Speakingの基礎固めを行い約2週間後の3月初旬に再度IELTSを受講するも、Writingが0.5下り、Speakingに関しては変化が見られませんでした。当然2週間程度で成長できる方が珍しいことですが、Inputセクションとことなり「答えのない世界」の中で自学自習することに対する恐怖を覚えました。「なんとなくうまく書けたと思ったWritingも実際Nativeが見たらどうなのか?」「Speakingで言いたかったことをうまく伝えられなかった時どう言えば良かったのか?」

そのような恐怖に解消するために、Writingのオンライン添削ツールなど試そうかと思いましたが、当時もまだまだ仕事が忙しかったこと、そしてバラバラと様々な記事や動画でご紹介されているツールややり方を手当たり次第実行していくことに限界を感じ初めていたので、いっそのこと一括で全セクション面倒を見てくれるスクールに通うことに決意しました。
また、少しチートにはなりますが、5月から妻の駐在に帯同することを決めており、帯同家族に対して語学学習補助をいただけるとの事もあり実費タダで受講できる範囲でのスクールを検討しました。

そんな中、「Metropolitan Academy of English (MAE)」というカナダにあるスクールと出会いました。大きな特徴は下記3つになります。
① 完全マンツーマンで生徒の実力に合わせた学習内容のカスタマイズ
② 講師は皆さんバイリンガルで英日ネイティブ
③ 生徒の事情に合わせた受講回数/時間/頻度の決定

私は90分/回×30回を全てオンラインで受講しました。
担当頂いた講師の方はお若いながらも、英語ネイティブレベルでご自身も定期手にIELTSを受講されるまさにIELTSのプロフェッショナルという方でテクニカルなチップスだけでなく、基礎的な英語力・発音/アクセントに対する指導まで多岐に渡り学習指導を行なっていただきました。

特に、私の場合アウトプットセクションの実力の底上げが大きな目的でしたので、WritingのEssayを作成→添削→レッスン内で添削結果解説&質疑→復習というサイクルを30回繰り返すことができ、Speakingに関しては、レッスン内でTask1~Task3まで問題を出していただき、回答しその場でフィードバックをいただきました。何よりよかったのはWriting、Speakingともに、その場で分からない表現があれば日本語で聞き、英語で教えてもらえた為、ネイティブが使う自然な表現を学ぶことができたことを非常に貴重な時間でした。

第4章:背水の陣 ~ 時間かければいつか日の目を浴びれるはず  ~

MAEでの学習に慣れたころ、予定通り5月より妻の駐在に帯同しオランダへ移住しました。帯同に伴い仕事はとりあえず退職という形で「勉強以外何するの?」という状態になりました。また、オランダでのIELTSは受験費用が€250ということで日本円換算で約40,000円という高額な費用に対して無収入の私はまさに「背水の陣」、一刻も早くスコアメイクしなければならないプレッシャーを感じながらも、可能な限り全ての時間を学習に投下することにきめ、週あたり平均50~60hの学習を行いました。

23年1月に6月末までにOA7.0の獲得を目標にしてきましたが、6末にはなぜかReadingで6.0を獲得し、OA6.5という結果になりました。

なぜこの時にReadingが失敗したのか原因特定ができなかったのですが、近頃単語をサボっていたこと、そして文法をサボって頂ことを思い出し2週間ひたすらに基礎固めを行った結果まさかの過去問でも出したことがないReading8.5をスコアし、ついにOA7.0を超えることができました。(目標以上の7.5を達成することができて驚いています。)

総勉強時間は約1,000時間OA7.5を達成し内訳は下記の通りです。
5.0 → 5.5 :200時間
5.5 → 6.0: 50時間
6.0 → 6.5: 600時間 (おそらくRミスなければ7.0超えていたはず)
6.5 → 7.5 :150時間
OA0.5あげるのに、100~300時間と言われているので2.5をあげる為には500~1500時間となりますので、1000時間は妥当な結果になります。

セクション別振り返り

それでは各セクション毎の勉強内容を噛み砕いて振り返りたいと思います。

Listening:Shadowing + 頻出単語練習

Shadowingについて

ListeningはShadowingから始まりShadowingに終わると言っても過言ではないかと思います。音源はある程度IELTSの音源に近い方が良いと思いますので私は、Cambridge社のIELTS (Academic)の音声を使って、毎日料理と皿洗い、家掃除など家事をしている間に行っていました。

もう少しPracticalなやり方をご紹介すると、大きく次のステップになるか思います。
Day1
① 音源準備
② まず音声を集中して聞く
③ スクリプトを見ながら意味を全て理解する
④ スクリプトを見ながらオーバーラッピング10回
⑤ 完全に真似できるようになるまで繰り返す
Day2〜
⑤をひたすら繰り返し再現性が高まったタイミングで次の音源を利用。

特に、①音源準備や実際利用していたツールは以下になります。もっと良いやり方はあったのかもしれませんがご紹介します。
A )  Cambridge社 IELTS (Academic)のListeningを回答する
B)   特に自分の得点率が悪かった問題、聞き取りづらかった問題を選択する
C)音声を録音する
特にAcademicの教材はQRコードを読み込んで音声を聞くタイプで、ダウンロードできなかった為以下のやり方をで行いました。

i Phoneデフォルト機能の画面収録にて音声を動画として録画
MP3 converterという無料アプリを用いて音声(MP3)ファイルへ変換

D) 音声を再生し、シャドーイング実施

AudioRepeaterという無料アプリを利用して音声再生

特にこのAudioRepeaterは英語学習において非常に有益なアプリでした。
再生速度は自由に変更できるため、Test前日は音源を2倍にして耳を慣れさせたり、マーキング機能があり、マークとマークの間をひたすらリピートしてくれる機能もあったため、5分~10分と長い音声も、2分単位で区切ってリピートすることなども簡単な操作でできました。

頻出単語の書き取り練習

私が個人的にListeningテストで高得点を取る為の方法として欠かせないのは、Part1とPart4で主に見られる単語の書き取りをいかに正確に、ミスなく取れるかだと信じています。特に聞こえているし、意味は分かるがスペルミスをしてしまうということほど無駄なことはありませんので、頻出単語は書きれるようにしておくべきと考えています。

頻出単語は下記のサイトを参考に練習しておりました。
IELTSリスニング|網羅すべき頻出単語集
リスニングで出題されたスペルミスしやすい単語150選
commonly used words in IELTS Listening Test

上記に加えて、実施した過去問+実際のテストで自信がなかった単語を中心にリスト化して正しくスペルが書けるまで練習を繰り返しておりました。

Reading:精読!多読!速読

Readingの解き方は大きく分けて2つの流派があると思います。
1つ目が、スキミングとスキャニングを駆使して、問題が該当する部分にフーカスして本文を読み、解答する。
2つ目が、本文を全て読み、解答する。

結論としては、私は2つ目のやり方を貫きました。
1つ目のやり方は慣れると解答までに要する時間は圧倒的に短くできると思いますが、どうも私は習得することができず本番含めてメリハリはあるものの頭からお尻まで全ての文章を読み、頭の中で意味をイメージしながら問題を解答していました。

その為、正直テストで時間が余った試しは一度もなく、毎回ギリギリまで時間を費やして終えることになりました。このようなやり方の方にとってキーとなるのは言わずもがな「いかに早く文章を読めるか」ということになります。1文章あたり10分かかれば、3文章で30分なので解答に用いることができる時間が30分、つまり40問を解答するには1問あたり1分も費やせなくなります。
私は、次でご紹介する勉強法を用いて最終的には1文章あたり4~6分程度で読解することができるようになりました。
その勉強方法こそ「精読」「多読」になります。

精読

精読とは、英語でIntensive Readingと言われるように1つ1つの文章を「集中的に」「徹底的に」読んで行くことになります。
大学受験時に経験された方は多いかもしれませんが、文章にS(主語)、V(動詞)などのマークを振り、利用されている英語構文を丁寧に理解していくことになります。

特にIELTSの文章は指示語とパラフレーズ(言い換え)のオンパレードと言っても過言ではなく、全ての指示語が指していることは何なのか、「That」を代名詞なのか、同格なのか、はたまた「It is ~ that」の強調構文なのかを徹底的に理解していくことが必要になります。

私は基本的に昔の記憶を頼りに何となく精読をしていたのですが、6末に衝撃のReading6.0を取得後、3週間基礎に立ち返ることを念頭に下記のYoutubeにお世話になりました。

内容は完全に大学受験向けになりますが、ここで出される構文・文法・単語を十分に理解しているかどうかによって質が大きく変わると思います。
全50回を無料で学べ、非常に参考になりました。

徹底的に精読を進めると正直1パッセージあたり2~3時間かかる事もあると思いますが、慣れると徐々に見たことがある単語、構文と出会い速攻で処理できるようになります。

多読

精読が終えた後の文章は3日間かけて1日5回読むことを毎日行っていました。基本は1つのテスト毎に解答→復習(精読)をしていたので私の場合は毎日3パッセージ×5回/パッセージ=15回読んでいたため、かなりの時間を要しました。
特に1度目は7~8分かかることも稀ではありませんでしたが、こちらも慣れ+精読によりある程度意味が頭に入っていたので、4~5分程度で読めるようになってきました。

多読の際のポイントは、ただ1つで「意味をイメージしながら読む」ことになります。何もイメージせずただ単に、目を動かして最後まで読み進めることは「読んでいる」のではなく「見ている」に過ぎないと思います。
多読の際も指示語の「これ」「あれ」が指ししめしていることは何かを常に頭で理解しながら読み進めることが重要です。

多読に関しては、4回目、5回目となってくると正直文章に飽きてきて、数をこなすこと(手段)が目的化してしまうことがあります。そして、何も頭を動かさず最後まで目を通して満足していた時は、その様な癖がついてしまい、試験本番も時間内に目は通したがあまり頭に入っていないということもありましたので、注意してください。

単語

私は比較的単語はサボりガチだったのですが、少なくともReadingで出てきた単語は覚えようという意気込みで付箋に意味を書き、壁に貼りまくっていました。自分としては、Readingで出てくるやや専門的な単語よりはIELTS 3500などの基礎単語勉強に焦点を当てた方が直接的なスコア向上につながったと思います。

Writing:テンプレ +添削 + パラフレ 

IELTSセクションの中で最難関と言われるWritingについては私は主に下記の勉強法を行いました。

① Udemy 「IELTS Teacher」からテンプレートを学ぶ
② 学んだテンプレートをベースに問題を解答し、スクール(MAE)にて添削いただく
③ 誤った自分の文章をノートの左に、修正いただいた正しい文章をノートの右にまとめ、左部分を見ながら何が誤りか、どの様に修正すれば良いかを考え、右側の正しい文章を確認する
④ 特に、自分が知らないが、ネイティブ目線で重要と思われし表現をノートにまとめて、定期的に暗記する
⑤  (特にTask1)同じ意味を複数の言い回しができるように暗記する

テンプレート

Task 1 であれば主に5〜6個の問題タイプ(棒/線/円グラフ、表、グラフ+表混合、地図、プロセス)、Task2であれば5つ(Opinion、Discussion、Opinion&Discussion、Problem&Solving、Multiple Question)の適切なテンプレートをUdemyの解答例を参考に自分なりに作成する。
暗記というよりは、過去問を解く際に素早く正しく再現できる様に練習を繰り返す。

パラフレーズ

Task1頻出のグラフ増減の表現や地図における追加、削減の表現を各2~3はストックし頭に叩きこむ。

例 グラフ増減系

  • 増加する(increase, rise, climb, go up)

  • 大幅に増加する(jump, soar, skyrocket)

  • 減少する(decrease, fall, decline, go down)

  • 大幅に減少する(collapse, plunge, plummet)

Speaking:慣れ + スクリプト暗記

Speakingは「英語脳」を作ること、そのためには「話すことへの慣れ」が一番の近道だと考えます。

私が英語を話すことに慣れるために行ったことは大きく3つになります。
① MAEのレッスンにおけるSpeakingの練習
② 毎日30分のDMM英会話
③ 家庭内での日本語禁止

①は前述したように、計30回のレッスンの中で毎回Task1~Task3の問題を解答し、その場で指摘&修正するというレッスンにより、IELTSの各セクションでどの様な流れで解答すべきかを学びました。基本は解答→理由→具体例という流れになります。

② DMM英会話については、フリーレッスンから独自教材まで様々な方法でのレッスンが可能となりますが、特に「IELTS Speaking Test Preparation IELTSスピーキング対策」という教材をひたすら繰り返していました。フィードバックをしっかりとしていただける方を中心に講師を選んでおりました。

③ これは環境によって大きく異なると思いますが、私の場合は妻と二人暮らしで、幸いにも妻自身が英語が得意ということもあり、無理を言って家庭内では英語のみで会話することにしてもらっています。自分自身の拙い英語に嫌気を刺すことや、伝えたくても伝えられずもどかしい気持ちに何度もなっていますが、「英語を話すことへ抵抗」が激減し、「英語脳」への切り替えもスムーズになったかと思います。
このような環境が無い方は、よく言われている「独り言」を英語でするということを試して見ても良いかと思います。

スクリプト暗記

スクリプトの暗記は邪道という考え方を持たれている方もいるかもしれませんが、暗記なくして英語力の向上はないと考えています。
特にPart1で頻出するような「日常的な英会話」は幼少期から他愛のない話を日本語で会話していた私のような人間にとっては、引き出しの奥底にある普段あまり考えない話を引っ張りだしながら、英語に変換することは何分あっても足りないため、まずは、頻度高く聞かれることだけでもスクリプトを用意し、暗記することが大切だと思います。

暗記というのは、一語一句完全な暗記をすると、緊張が伴う本番試験の中で機械的と捉えられてしまうこともあるため、アイデアや表現等を素早く出せることに焦点を当てて練習することが必要だと思います。

ちなみにSpeakingの問題(Part1&2)は4ヶ月に1度変更されますが、基本的には決まった問題プールの中から出されることになりますので、予めご自身が受験される際にでうる問題を把握した上で臨むことができれば本番も焦ることなく解答できると思います。

頻出問題はネットを探るとたくさん出てきますが、私は下記を参考にしておりました。
Part1 
Part2

上記で出されうる問題すべてに解答を作成し、Part1に関しては30秒間隔程度に問題文を録音し、30秒の間に解答すると言った練習を1ヶ月ほぼ毎日繰り返していました。
特に、毎日ドライブする用事があったので、車の中でブツブツと話ながら運転していたことを思い出します。
Part2についてはさすがに全ての文章を覚えることは不可能に近いですし、全ての問題に対して個別的に解答することは骨が折れるのである程度似た問題に対して同じようなStoryを話せるように準備しておりました。

例えば問題が「場所」に関する話(例えば、旅行した場所、人が多くいた場所、やってみたい楽しみな旅 等)の時はインドのタージマハルについて話すと決めて、タージマハルトークで場を持たせるように練習しました。(タージマハルはインドの北に位置し、インドの中で最も人気の観光名称で、女王の墓で、20年くらい莫大な金を使って建てられて・・・)
身近な「人」であれば「尊敬している上司」、有名人であれば「香川照之」(なぜ?w)、テクノロジー/デバイス/プレゼントは全て「i Pad」の話をしていました。

話し方リズムを参考にする

また、Youtube上には様々なSpeakingのPre testの動画が上がっていますので実際自分が話す際にリズムや話し方(特に導入など)を参考に真似するように意識していました。私はは特に焦って早口になってしまう傾向があったので、落ち着いて話すためにも色々な映像を見ていました。

最後に

最後になりますが、貴重なお時間を使いここまで読んでいただきありがとうございました。私自身先が見えず、目標達成することができるのか不安な気持ちを抱えながらも兎に角ガムシャラに今できることにひたむきになりながら勉強を進めてきました。

最後の最後で、まさか目標7.0を上回る7.5を取得できることなど微塵も考えておらず、それでも「努力は裏切らない」ことが証明された一つの結果になったと思います。もちろん「1,000時間の勉強自体大したことない」「仕事をしていないんであれば余裕だろ」との声は重々理解の上で自分自身で努力を認め、目に見える形での満足した成果については誇りを持ちながら、MBA受験の次のステップへ歩を進めて行きたいと思います。

皆様もIELTSに関わらず様々な形で目指されていることがあるとは思いますが、その努力はいつか身を結ぶと信じて共に邁進していけますと幸いです。

不明点等あれば可能な限りお答えしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

また、本記事は「投げ銭方式」を採用しておりますので、記事を読んでよかった!参考になった!と思われた方は何卒、円安によって膨れ上がった学費を援助していだけますと幸いです。

ここから先は

0字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?