トゥヘルチェルシーの結末

ランパードが解任されてトゥヘルが招聘された。

相手のサッカーを研究し対策を練るドイツ人監督は様々なシステムを使い分けながら、約束ごとを植え付けていくだろう。

2トップの採用

今シーズンのランパードは4-3-3もしくは4-2-3-1のどちらかを採用していたが、ジルーとヴェルナーの相性を考え2トップの採用はあり得るだろう。もともとヴェルナーはライプツィヒでポールセン(シック)と2トップを組むことで得点を量産していたが、1トップで戦った2018年のW杯では活躍が出来なかった。トゥヘル就任以降2トップを採用してヴェルナーが本格的にゴールを量産するかもしれない。

プリシッチの起用方

トゥヘルといえばデンベレやネイマールの起用方に特徴があった。技術の高いWGであった両選手をトップ下の位置で起用することで相手により脅威を与えていた。同様にチェルシーではプリシッチを同じように扱うことで攻撃にアクセントを加える可能性がある。これによってひとつ上のレベルにプリシッチが成長するところを見られるかもしれない。

アカデミー出身選手

戦術家として高い評価を得ているトゥヘルだが、選手を育てるという観点での監督としてはあまり高い評価はない。そのためランパードによって育てられたアカデミー出身のマウントやオドイなどがどこまで重用されるかは定かではない。ホーム・グロウンやブレグジットなどでこれからの補強が見えない中アカデミー出身選手の起用のされ方はしっかりと見張らなければいけない。

アブラモビッチとトゥヘル

トゥヘルはドルトムントとPSGを離れる際にフロントとの確執が報道されている。世界一難しいといっても過言ではないチェルシーのフロントとうまくやっていけるだろうか?いい結果が出ても3年後に彼がいるとは保証できない。

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