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【発達グレーの凸凹家族】ウチの弟エイジの話1

こんにちは!
「自己肯定感爆上げ系星読み師」竹家加夏です。

運を上げる一番の近道は、自己肯定感を高めること。
自己肯定感を高めるには、自分の長所短所を知り、自分の全てを受け入れることが大切です。
自己肯定感を少しでも高めるお手伝いをしています。

凸凹家族

私は、長年、小学校で特別支援教育に携わってきました。
発達障がいの知識を得た今、私を含め家族全員が発達グレーだったなと思い返します。

今日は、1人でいくつもの特性を持っていた弟エイジについてお話しますね。

小さい頃から本当に変わっていたウチの弟エイジ。
私とは1年半違いの学年は年子の弟エイジ。
物心ついた時には生まれていた弟エイジ。

私も弟エイジも、もう四十路半ばです。
彼が子どもの頃、どれだけ変わっていたかということと、
発達障がいについての知識がついた今明らかになった、彼が持っていた個性や特性についてを、
少しずつお話します。

エイジファッション

小さな頃から、着るものにかなりこだわりのあった弟エイジ。
母がエイジのために服を用意しても、それはイヤだと拒否して自分でタンスからお気に入りのお洋服を引っ張り出して自分で選んで着ていました。
そんなエイジのこだわりは、母に「エイジファッション」と呼ばれていました。

エイジは、小さい頃からオシャレさんだったのでしょうか?

エイジは大人になってからも、数枚のお気に入りを着回しています。
今の彼は、綿でできたダボダボのシルエットの服がお気に入りのようです。着心地優先で、決してオシャレではありません。

靴下が履けない

小学校に入る前から、入ってからもずっと、靴下を履くのを嫌がっていた弟エイジ。
最初は履かそうとしていた母も割と早めに諦めたので、エイジは小学校を卒業するまでずっと靴下を履かずに直接靴を履いていました。

私はそれが嫌で。
だって、私が先生やまわりの子どもたちから言われるのですもの。
「お前の弟は靴下を履かないニワトリだ」
「靴下を履くように弟に言って」
母ですら早々に諦めているのですもの。私がちょっと言ったからって、言うことを聞くはずがないのです。
エイジに何度お願いしても、本人は知らん顔。
毎朝、素足に靴を履いて登校するのでした。

エイジのファッションへのこだわりと靴下が履けない理由

私が特別支援教育に携わるようになって、エイジのこだわりは何だったのか分かりました。
自閉傾向は感じられないエイジです。
彼にあったのは、感覚過敏でしょう。

感覚過敏とは、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)のいずれかが敏感過ぎて、刺激に反応し過ぎる障がいです。
エイジの場合は、触覚の感覚過敏があったのだと思います。
肌に合わない素材や形の服から受ける刺激や、靴下から足に受ける刺激が、エイジには耐えられないものだったのでしょう。

私にもあった感覚過敏

感覚過敏という言葉を知って、私にも思い当たる点がありました。
私は、陽の光がとにかく苦手。夏の日中など、眩し過ぎて目が開けられません。
また、陽の光の刺激を受けて、頭痛が出ることもしばしばありました。
夏の日の体育など、耐えられないほどでした。

私には、視覚の感覚過敏があるのでしょう。


母はエイジに靴下を履かせることを早々に諦めて良かった

過敏な感覚を持っている人に、その感覚を無視しろと言っても無理な話です。
感じ過ぎる感覚を、意図的に鈍感にすることは不可能です。
エイジにとっては、着心地の悪い服を着ることも、靴下を履くことも、耐えがたい苦痛だったと思われます。
ですので、エイジに無理強いしなかった母の対応は正しかったはずです。

願わくば、その辺の理解を学校にもしてほしかった。
靴下が履けないエイジを認めてほしかった。
同じく子どもであった私に、エイジに靴下を履かせるように言ってほしくはなかった。
30年以上前の話なので、当時は教員にもそんな知識はなかったのでしょう。

今でも、学校関係者全員が、発達障がいや特別支援教育についての知識があるわけではありません。
まだ、追いついていない部分が多々あります。
私は長年、小学校での特別支援教育に携わってきましたが、学校の矛盾や理不尽を感じることは多々ありました。

学校が子どもに求めることが、全て正解という訳ではありません。
子どもの様子を見て、学校で求められていることが難しいようであれば、配慮を求めることは当然の権利です。
そのためには、子どもの個性や特性をよく観察して、発達障がいの知識を得ることが大切です。

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