金鯱賞回顧

事前の予想はこちら。

総評

走破タイム: 1:59.8
レースペース: 12.7-10.9-12.7-12.5-12.1-12.2-12.1-11.2-11.6-11.8  (36.3-34.6)

ハナを取ったのはフェーングロッテン。2番手は内からアラタ、外からヤマニンサルバム。プログノーシスは最後方から。
スローペースで凝縮した馬群のまま直線まで進む。外3列目を追走したプログノーシスがスムーズに直線に向いて上がり最速の勝利。2着には逃げ粘ったフェーングロッテン、最内で距離ロスなく追走したアラタが3着に入った。

以下、上位馬・人気馬・注目馬のコメント。

1着 プログノーシス(→)

コーナー通過順: 10-10-9-9
上り: 33.9(1位)

2着が逃げ馬、3着がインベタ追走の馬の中外から差し切ったので強く見えるがペース(スロー)、頭数(12頭立て)、メンバー(上り勝負できる馬が他にいない)と全てに恵まれた(枠順も結果的に恵まれ要素)のも事実。
フルゲートかつ前方に上りを出せる馬がいたときに同じことができるか?が次の課題。

2着 フェーングロッテン(↑)

コーナー通過順: 1-1-1-1
上り: 34.7

逃げ馬が他におらず自分の形に持ち込め、スローペースに落として開幕週の馬場を生かして粘りこんだ。理想的な展開でも勝てなかったのでここが現状の最大値。とはいえ2戦連続アラタにしっかり勝ち切ったのは評価、想定より強かった。馬場とメンバーにもよるがG2~G3では十分勝ち負けできる。

3着 アラタ(→)

コーナー通過順: 3-3-4-4
上り: 34.6

スタートでフェーングロッテンの番手につけたところで勝負あり。とはいえ結局フェーングロッテンは交わせなかったのでこの馬もここが限界と見る。(フェーングロッテンのせいで前が開かなかったのは不利ではなく必然に近い)時計と上りがかかる馬場・展開であればより前進できそうだが。

4着 ハヤヤッコ(→)

コーナー通過順: 11-11-11-10
上り: 34.3(2位)

最後方追走から外を回して4着まできたのは十分強い。上2頭までならトラックバイアスと展開次第で逆転可能だろう。

5着 ディープモンスター(→)

コーナー通過順: 3-4-4-4
上り: 34.7

2列目の2番手とかなりいい位置を追走できたがこの馬も前が開かなかった。スムーズならアラタを交わせたか?

6着 ポタジェ(→)

コーナー通過順: 8-8-6-6
上り: 34.7

中団追走から伸び切れず。とはいえタイム差と上り的には去年のパフォーマンスとたいして変わらないようにも見え59キロなら仕方ないか。逆に言うと斤量差を無視できるほどの力がある訳ではないということ。

8着 マリアエレーナ(不)

コーナー通過順: 5-6-6-7
上り: 34.7

スタート出たのでアラタに譲って後ろに入ったところでジエンド。直線は前も横も詰まって何も出来ず。度外視可能だが坂耐性とか上り性能もわからず今後にも何も繋がらないレースだった。


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