金鯱賞展望

がんばるよ。

レース傾向

コース概要・前提

  • 中京2000

    • 坂スタート、1コーナーまで短い、向こう正面下り坂、スパイラルカーブ

    • ペースは落ち着きやすく逃げ先行有利になりがち

  • 開幕週

    • Aコース使用

    • 芝の張替えもしたらしい

注目馬メモ

あいうえお順で。

アラタ

前走中山金杯4着。上位3頭が内3列以内かつ前から2頭以内の中、4角外5列目を回して上り2位4着は展開負けと見なせる強い内容。3走前札幌記念はG1級のハイレベルメンバーの中4着。特に最内追走したウインマリリンに対し外を回して0.1は評価できる。
近3走を見るに、後ろすぎない位置を取れこの馬なりに力を出せるようになっている。とはいえ上りがかかる状況の方が望ましいのは確かなので開幕週はマイナスポイント。

ディープモンスター

前走関門橋S(OP)1着。外目の枠だったが鞍上が上手く乗って最内を突いての勝利。前々走はリステッドだがG3クラスのメンバーが集まったアンドロメダS。阪神2000で外を回す羽目になってインを回ったマテンロウレオに離される。さらに外を回してきた3キロ差のソフトフルートとほぼ同じくらいの力と仮定すれば混合G3で掲示板~牝馬限定重賞で勝ち負け(牡馬だが)くらいが現在地か。

ハヤヤッコ

前走日経新春杯6着。この馬なりに走ったが力負けの印象。勝った函館記念のように時計も上りもかかる展開が望ましい。アラタをもっとタフ馬場によせたような感じ。弱くはないが開幕週は不利と思う。

フェーングロッテン

前走中山金杯3着。スロー~ミドルペースの単騎逃げに持ち込めたが同斤量のラーグルフと実質斤量上のクリノプレミアムに差される。
3走前新潟記念3着。3歳馬が馬券にならないレースで快挙に見られがちだがスローペースを好位追走、斤量53キロ、圧倒的外伸びのTBと恵まれポイントがたくさん、にもかかわらず57キロのユーキャンスマイルにあっさりかわされ57.5キロのカラテには2馬身半離される。
実績通りローカル(隙間)G3で3着争いをするあたりが現在の力と見る。ただし他に逃げ馬らしい逃げ馬がいないので展開とバイアスの恩恵は受けやすいはず。それでどこまで能力差を埋められるか。

プログノーシス

前走中日新聞杯4着。行き脚つかなく最後方からから直線一気。上り最速33.2で馬券に届かず。
前々走は阪神1800のリステッド。スタート行き脚つかないのは変わらずも若干出して中団に位置取り。特に不利もなく直線外から上り最速33.1を使うが逃げ馬に33.6を出されて万事休すの2着。
3走前3勝Cは阪神2000。前走と同じくスタートゆっくり最後方から直線大外一気で差し切り。
この3走から判断できるのはゲートが遅くポジションが取れない馬。相手が弱ければ差し切れるが強ければ差し損ねる、ある意味物差し馬。阪神外回りでリステッドすら勝ち切れない馬がG1で戦ってきた馬がいる別定G2で勝ち負けできるのか?

ポタジェ

前走有馬記念12着。大阪杯を勝って以降は主戦場がG1になりいいところがない。毎日王冠も上りの速い馬が勝つ瞬発力勝負の展開になり出番がなかった。とはいえ去年の金鯱賞くらい走れればこのメンバーの中では上位の力だろう。後は大阪杯を勝ったときのようにペースが流れて上りのかかる展開になれば先行力と持続力が生きるはず。

マリアエレーナ

前走愛知杯3着。トップハンデを背負った上の重馬場と直線のコース取りに泣いた形。前々走天皇賞秋は隊列形成時の不利&道中のポジション取り失敗が響いて7着。とはいえ道中同じようなところにいたシャフリヤールと0.1差はそこまで悪くない結果。3走前小倉記念が現在のハイライト。2頭とも本領発揮前とはいえジェラルディーナとヒンドゥタイムズを5馬身ちぎったのは圧巻。
スタートよく先行力があるのは大きな武器。斤量55キロに減るのもプラス。近3走中ベストパフォーマンスの小倉記念を見るに綺麗な馬場、かつ3F戦よりはロンスパ気味の流れでいい脚を長く使える展開が望ましい。開幕週で馬場の綺麗さは保証されているので、あとは逃げ馬のペース次第といったところか。

ヤマニンサルバム

前走白富士S3着。小頭数スロー展開を好位インベタ追走。直線前を交わすのに手間取ったところはあるがそれは勝ち馬のサリエラも同じで逃げたドーブネを交わせず外を回してきた1キロ上のカレンルシェルブルとほぼ同着は印象悪い。

ルビーカサブランカ

前走愛知杯8着。3コーナーからまくりを入れるも力尽きる。2022愛知杯は枠順を生かしてマリアエレーナに勝つ。チャレンジカップでエヒトやヒンドゥタイムズに先着するなど混合G3でもやれる力は見せている。
重馬場では力を発揮できてないので開幕週の馬場はプラス。後は後ろからの馬なので展開がどこまで向くかと道中ポジション次第。チャレンジカップのようにある程度の位置がとれれば。

Tier 

単純な能力比較、枠は考慮してません。

Tier 1

マリアエレーナ

Tier 2

ポタジェ

Tier 3

アラタ、ディープモンスター、プログノーシス、フェーングロッテン、ルビーカサブランカ

展開

馬場はインも外も伸びるフラットに見える。土曜10R2Cのエスコバルが最後方から差し切っているが、この上がり34.0は奇しくも中日新聞杯翌日の2Cヤマニンサルバムの最速上がりと同じ。とすればペースにもよるがプログノーシスが33秒台前半の上がりで突き刺してくる可能性は想定しておかないといけない。
隊列的にはフェーングロッテンがハナを取りそう。内ラチを取れるのはマリアエレーナとアラタでここが恵まれるか。問題はポタジェで横のフェーンについて行ってヤマニンサルバムをブロックしたいところだがここで59キロが気になる。ヤマニンに前に入られると1列後ろか外に行かされてしまいここが最後まで響きそうな予感。
ペース的にはマリアエレーナ・アラタ・ポタジェはある程度流れて欲しいところ。逆にギリギリまで脚を溜めたいのがフェーングロッテンとその斜め後ろにいるであろうヤマニンサルバム。プログノーシスはスローで馬群が凝縮するほど前への距離が短くなって勝つ確率が上がるということになる。

結論

◎○ マリアエレーナ・プログノーシス
結論出ませんでした。このレースは結局先に抜け出したマリアエレーナをプログノーシスが捉えられるかどうかが全て(カシオペアSと同じ)でそれは道中ペース次第、かつそれはフェーングロッテン松若次第、なのでこちらからは何もわかりません、というのが結論です。
強いていうならマリアエレーナが1着〜2着でプログノーシスが1着〜4着、な感じなので◎マリアエレーナでもいいんだけれども感覚的には結論出ず、がしっくり。

▲アラタ
3着候補は単騎逃げから粘り込みを狙うフェーングロッテンと最内追走ができる能力上位のアラタ。前走はフェーングロッテンに軍配が上がったが斤量差がなくなるのと枠順もあり逆転可能と見る。

△フェーングロッテン
マリアエレーナには勝てなさそうだが他2頭が崩れたときにチャンスあるか。

△ポタジェ
斤量差があってもアラタに負ける馬ではない、が道中位置がキツそう。せめて内枠なら。マリアエレーナの横を取れれば可能性が広がりそうだけど。

以上です。
馬券は…買わなくてもいいかなw

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