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カモメの取扱説明書_1.0

1.ライフスタイルと価値観

基本的にはノンアクティブな趣味だと思います。中高の頃から内向的で何かを鑑賞、観戦したり、見たり聞いたり読んだりすることが好きなタイプです。

ファッションやトレンドなど、流行りのものを追いかけるところはほとんどないように思います。妻と結婚するまではほとんどドラマも観ていませんでしたし、みんなが読むようなジャンプ漫画、流行りの音楽なども全然分からないです。

早寝遅起な生活スタイルです。基本的には8時間睡眠をしないとやっていけないところがあり、それより短くして捻出した時間も、眠れずに頭がまわらずに快適に過ごせない分で損をしていると感じてしまいます。

自分の時間と大切な人との時間は大事にしたいタイプです。人生の優先順位で言えば、そういった時間>人間関係>実績>お金だと思っています。生きることは、何かしらの時間を過ごすこと、誰かと共に時間を共有することだと思っています。そのため、時間に対する意識が強いです。先ほどの優先順位によって、他の人から見たら、え?なんで?と思われるような判断があるかもしれません。ただ、個人の意志決定は個人に委ねられているとも思っています。昔から、「周囲の意見はあくまでヒントで、最後は自分で決める」という価値観が強いです。

その場にいる人が楽しめることを昔から大事にしています。小さい頃にボール遊びをするときもそうでしたし、初めて参加する人、海外から来て勝手が分からない人に案内することも身体が先に動いていることが多い性分です。

2.仕事に対する考え方

論理的に議論をして進めることを好みます。逆に言えば、パワープレイのようなものを昔から強く嫌います。年上の人を敬うことには抵抗がないですが、年齢が優位性に必ず繋がるとは思っていません。自分より年齢が下の人の方が優れている部分はたくさんあると思って臨みますし、その姿勢がないと長い目で共同体や社会は良くなっていかないと思っています。

議論においては「準備が8割(瀧本哲史『武器としての決断思考』)」だと思っています。そのため、事前に議題と想定時間を議事録に記入して共有することをルーティンとしています(チームメンバーにも求めます)。こういった地味ではあるもののコツコツと守ることで効果の出るルーティンを好みます。Amazonのジェフベゾスとも近しいかもしれません。

一人ひとりに才能があると思っています。また、その才能が生きる環境や立場があるとも思っています。余計なお世話かもしれませんが、そういうものを探してみたくなる気持ちが強いです。

「きちんと仕事をする時はする。しないならしない。中途半端は出来るだけ避ける。」というのが昔からのポリシーです。仕事に集中するときは目的に合った形、参加する人が生産的になれる形を目指して進めたいと思います。また、仕事をしないときはオフで休んだり、雑談したり、飲みに行ったりするのが好きです。

ミンツバーグの『マネジャーの実像』という本に書いてある、「自信の罠」というマネジャーのジレンマを乗り越える方法として、「健全なる自信を持って謙虚に振る舞う」という姿勢を好みます。ここでの「健全なる自信」とは、根拠に基づく自信を意味します。ハッタリのようなことはせず、素直でいたいです。曖昧さの中でも進むことは自信ではなく覚悟と表した方が適切で、そういった覚悟を持つことも一定必要だと思います。

3.精神的な強み、弱み

強み

1)俯瞰して物事を見ようとする癖があります。誰が言ったかよりも何を言ったかを重視して論理を組み立てます。もちろん人である以上全てを斎一的に取り扱うことは難しく、一人ひとりの信念や意図も汲み取りたいと思ってコミュニケーションをとります。

2)一人の人間は不完全であり、自分に対しても同様だと思っています。そのため、無知の部分が既にあると思い、無知の知という姿勢を持つことを大事にしています。知的好奇心の強さには自信があり、昔から質問癖、メモ魔のところがあります。そういう意味では、聞き手にまわることが多いです。

3)あまり警戒心を持たれず、かといって一定の自信を持っているように見えることは強みだろうと思います。50名規模のサークルの代表をしているときも、新入生に新入生と思われるようなところがあり、後輩からもあまり先輩っぽく思われていないということがありました。昔から「穏やかな気質」「落ち着いた性格」と言われることが多いです。

弱み

1)内向的であるからこそ、騒々しい場所や整っていない場面に対するアレルギー反応が強いです。ある種の「繊細さ」とも言えるかもしれません。

2)理詰めをしてしまいがちなところがあります。相手の主張を聴く時に、相手の主張や論理が見えないことがあると苛立ってしまうことや語気が強くなることがあります。あるいは、どういうことなのか、どうしてかと質問攻めにしてしまい、相手のやる気を削いでしまうことがあります。それもあって、まずは相手の主張を聞くことを心がけるようにはしています。

3)あまり心身ともに強い方ではないです。ものすごいエネルギー量で長時間働ける人と一緒に働くと、「あ、自分はこんなふうにはできないな」と思ってしまうことがあります。後は、いわゆる「メンタル強者」みたいな人に対しても、同様に思うことがあります。「何を言われてもあまり気にしない」「嫌なことがあっても、すぐに眠れる。寝れば忘れられる」みたいな人の話を聞くと、すごく羨ましく思います。

4.もっとも苦手な人、避けたい人

基本的にはデリカシーのない人が昔から苦手です。相手のことなど考えずに自分のスタイルやペースを押し付けてくるような人です。自分が世界の中心と思っているような振る舞いが苦手です。

昔から何かしらの集団思考に帰属しすぎることを嫌い、一人でいると大したことないのに集団でいると強気になる人たちのことを毛嫌いしていました。集団でいることを良いことに一人を対象にしていじめることなど論外です。こういったこともあって、「唯我独尊」や「思考の独立性」のような考えを大事にしています。集団に対する何かの貢献なのか分からないですが、全員がAと思っている時ほど、Bなんじゃないかということを考える癖があります。

基本的には軍隊式のような理屈抜きで上の命令や既存の慣習に従わなければいけないことを苦手とします。中学生で野球部に入ったのですが、3年生の先輩からいきなり全員が正座させられて声を出すように言われた時にはショックを受けて、半年後には退部していました。本来であれば野球をするために入った部活で、そういった理不尽な集団思考を強制されることに強い抵抗感を覚えました。

5.コミュニケーションスタイル

相手のボールを受けるところからコミュニケーションをとることが多いです。いわゆる、聞き手にまわることが傾向としては高いかなと思います。小中高のクラブ活動を考えると、野球のときにはショートを守り、サッカーのときにはサイドバックで守備から攻撃につなげ、バレーのときにはサーブレシーブが最も得意だったので、そういった身体的なリズム感覚もあるかもしれません。

ビジネスコミュニケーションとしてよく言われる、結論から端的に主張することを同様に好みます。ある方から「メールの文章は15秒以内で読めるように」と教わり、議事録もフォーマットで分かりやすいことを望みます。チャットで聞くときも、Yes or No, Do or not、ナンバリングのような聞かれ方が望ましいと思っています。

ホウレンソウは大切だと思いますし、何かを判断するときに前提情報は大きく効いてくるので、何かわからないことがあれば遠慮なく聞ける関係が良いと思っています。自分自身、できるだけ聞きやすいような姿勢を取れるように励みたいです。

6.マネジメントスタイル

ミッションレベルでの役割分担を好みます。というのも、一人ひとりが自発的に目標を掲げて、一般的な水準を超えるパフォーマンスが出せると良いと思うからです。

上に関連しますが細かいことをこちらからいちいち決める、依頼するタイプではないです。とは言いながら、曖昧にして不安感を持たないように、ミーティングなどではアクションや分担を明確にするように努めます。

人選と配置が重要だと思っています。なので、一人ひとりの方の特に意思の強い部分、ユニークな強みに目を向けるようにしています。また、組織内環境とのフィット感も客観的な形で意見し、相互に確認するように努めます。

どういう立場であれ、時間、力量を割いてもらっていることに感謝したいですし、大事にしたいです。ラクに高いパフォーマンスが出せるに越したことはないです。その人が関わってくださっている時間は尊いと思っていますし、人生の一部でもあるという意識を忘れないようにしたいです。

7.フィードバック

他の人に対しては、アウトカム、アウトプット、スループット(プロセス)の三つの観点からフィードバックするようにします。アウトカムは、最も期待される価値は何かを一緒に探求しながら発見したことを共有し、擦り合わせるようにします。アウトプットは、成果目標からのフィードバックです。ここは、主客でブレの少ないものとして、主観の少ない経験的事実から共にフィードバックを受け取れたらと思います。プロセスは、厚くて多角的な記述を心がけ、自分が見えていたものを俯瞰しながらフィードバックします。

自分に対するフィードバックも積極的に受け取れている状態を望みます。どういう立場の人もフィードバックから学習し、コミュニケーションのとれている組織が良いと思っているからです。そうでなければ、環境適応できなくなります。さらに言えば、自分は学習すること自体を楽しいと思ってもいます。

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