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「コミュニティ」の楽しさに気付いた2022年

2022年の私の重要キーワードのひとつに「コミュニティ」がある。

私はもともと「人の輪」の中にいるのがあまり得意ではない。学生の頃は女子グループに所属するのがしんどかったし、会社員時代もかなり浮いていた。空気を読むのが苦手で思ったことをすぐ言ってしまうし、グループ特有の同調圧力も嫌い。

「みんなと仲良く、和やかに」と願って名付けてくれた両親には申し訳ない、ほんま。

が、そんな私がアラフィフになってようやく「心地の良いコミュニティ」に参加することができた。そしてまさかの「コミュニティを作る」経験もした。

コミュニティに参加した

2022年、私はいくつかのコミュニティというか、プロジェクトに参加した。
ひとつは「新しい働き方LAB」。主にフリーランスの人が参加していて、それぞれが自分なりの新しい働き方を実験するという半年間のプロジェクト。参加者は3~400人くらい?
そして、「マナビDXクエスト」。こちらは圧倒的に会社員の方が多く、プロジェクト開始当初は2000人くらいが参加していた。

どちらも自分のレベル的にはかなり「背伸びした感」があり、どちらでも参加当初は相当な「場違い感」があった。フリーランスとして仕事を始めたばかりだし、会社員を辞めてしまい「私、社会人?」みたいなところもあったので。

どちらも大人数のコミュニティなので、まぁとにかく「世の中にはいろんな人がいるのね〜」と感じた。恐る恐る発言してみるも反応無く玉砕したり、持ち前の「空気読めない」気質を発揮した発言で顰蹙を買ったり、あっという間になんとなくROM(Read Only Member)になった。

情報を教えてもらえたり、所属してるだけでも「いる価値」はあったけれど、やっぱり参加したからには何か爪痕を残したい…。そう思い、特にマナビDXクエストでは後半から意識的に積極的に発言した。知ったかぶりで話すのは前職の営業の経験から得意だし、オバちゃんの専売特許「ツラの皮の厚さ」でどんどん発言していくうちに、一緒に議論できる仲間もできた。

会社であれだけ浮いていた私が、オンラインのコミュニティで仲間ができるとは。新鮮な驚きだった。

コミュニティを作った

参加するだけでも十分面白いし、得られるものもたくさんある「コミュニティ」。
でも、それを作ったら、面白さも数倍で、得られるものも無限大、と分かる経験をした。

2022年のある日、私は推しのライブに行った。他のファンの人と友達になれたらなぁ。あとでライブの感想とか色々情報交換できたらなぁ。漠然とそう思っていた。

会場にかなり早めに着いた私は、なんとなく「あ、そういえば、知り合いが『LINEのオープンチャット』で推し活してるって言ってたな」と思い出した。LINE交換するのも限界がある。共通の推しがいるとはいえ、LINEを交換するには抵抗がある人もいるかもしれない。

と、待ち時間に生まれてはじめて「オープンチャット」を作成した。

分からないままに、とりあえずアイコンに推しの画像を設定。「私設ファンクラブ」としておけば問題ないか、と。

そして、ライブ前に会場で何人かに声をかけ、「あの〜、オープンチャット作ったので、入ってみませんか?」と恐る恐る声をかけ、QRコードを見せた。

「オープンチャット」自体を知らない人がほとんどだったけれど、ライブ前の高揚感もあってか、「わー!入ります!」とそこにいた十数名に参加してもらった。

その後、あれよあれよと参加者が増え、今やなんと300人を超えている。

たまたま私が作っただけで、ファン同士が繋がるきっかけのひとつに過ぎないのだけれど、本当にたくさんの人に「ありがとう」を言ってもらった。「こんな場が欲しかったんです!」とも。

毎日、推しの出演情報や、番組やライブの感想など、皆さんが楽しそうにやりとりしているのを見ているだけで、私もすごく嬉しくなる。

もしかしたら、私の人生で一番の社会貢献かもしれない。

結局みんな、「場」が欲しい

2019年はじめにパートも辞め、時節柄もあり1日中誰とも会って話さない日が多い私。人間やっぱりずっとひとりは淋しい。誰かと話したい。誰かと出会いたい。そう思うのは当然だ。

それもあって、珍しく自分からコミュニティに飛び込んだ。また、コミュニティを作った。そこで楽しそうにしている自分に気付くし、他の人も、楽しんでいる。

結局、みんな、同じことで盛り上がれる「場」が欲しかったんやん。
それに気付いた。

それぞれのコミュニティで話すトピックや参加者の属性は違う。でも、「場」を共有することで生まれる安心感や、同じ話題を共有できる楽しさは、どのコミュニティも共通だ。

これからも色々なコミュニティに参加し、また作っていけたらと思う。

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