ハイネケンブラザーズ【Wuah日報】
サイバー世界へのコネクトツールであるスマートフォン端末が、国民の一人にほぼ一つの割合で保有される現代。
そんな現代…つっても数年前だけど、スーパーでビールを買っている外国人のにーちゃんズがいまして。どうもハイネケンがお目当てらしいんだけど見当たらないらしくて「あれ?アレ?」ってな感じで探しているんですよ。…でもハイネケンは目の前にある。
ハイネケンは目の前にあるのだけど、相変わらず「あら?アラ?」ってな感じで探すブラザーたち。いわばこれ、頭の上にメガネを乗っけて「メガネめがね…」って探す感じですよ。
そしたらいい加減しびれを切らしたのかスーパーの店員を呼び止めて、「ハイネケンないの~?」って聞いているわけですけど、まあハイネケンは目の前にあるものだから店員も「ハイネケンはここですね」ってなもんですわ。
そしたら「缶じゃなくて瓶のハイネケンだよ」って言ってた。
ここで賢明なる読者諸氏におかれましては、「缶でも瓶でも中身同じじゃねーか」と思われるかもしれないけれども、そこを承知であえて言うと、まあ確かに瓶の方が美味しそうなんだよねえ!
なんつーか、カレーを便器型のお皿に入れて出されたら、嫌じゃないですか。中身フツーのカレーでも。やっぱりフツーのお皿で食べたいじゃない。ビールは瓶で飲みたいってのもそれと同じなわけですよ!
で。物理的な質量を持つビール同士ですら我々のマインドにエフェクトを与えちゃうわけなので、これが物理とサイバーデータだと、もう我々のマインドにギュンギュンにエフェクト与えますよね。たとえば物理書籍と電子書籍とか。
ハイネケンブラザーズが瓶のハイネケンにこだわったように、やっぱりお気に入りの本は物理的なバディを持った形で欲しい。
で。ふと、エンドワード・バンガーの「ストレートタイム」が読みたくなって、しかもできれば物理書籍が欲しいと思ってサイバーテクノロジーの化身・Amazonで検索しかけたんですよ。
…そしたらプレミアついてて文庫の中古で5000円もした。新品だと2まんえん。いくら本好きのオレとて気軽には買えない…。
エドワード・バンガーの文庫、ハヤカワあたりが復刊してくれないかな…。
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