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ラブレター to 『Five Nights at Freddy's』!愛しているぜ!!

升野紗綾香さんのインタビューで升野さんから言われている通り、「MOON RISE EFFECT」のゲームシステムは『Five Nights at Freddy's』に近い

開発にあたって意識したのかというと、むしろ似ないように意識したというのが正しいところで、意図的に似せようとはしていない。

ちなみに、「MOON RISE EFFECT」のゲームシステムの着想のタネは、『コール オブ デューティ・ゾンビ』から得ている。

『コール オブ デューティ・ゾンビ』は、バリケードをぶち壊し家に入ってこようとしているゾンビを、銃でドンパチぶっ倒していくという防衛タイプのFPS。

銃をなくして、ただバリケードを修理するだけにしたら怖いよな…と思ったのが企画のきっかけだった。なので、『Five Nights at Freddy's』に似てしまったのは結果的にそうなった…という形。家に侵入してくる敵を倒せない=即ゲームオーバーにするという仕様変更を行ったタイミングで、『Five Nights at Freddy's』に近いモノになってしまったのだ。

ちなみにオレは、『Five Nights at Freddy's』は大好きだ。なので、愛をこめて『Five Nights at Freddy's』を紹介したい!

『Five Nights at Freddy's』シリーズとは?

『Five Nights at Freddy's』というゲームはホラーゲームの傑作のひとつで、動物ロボット(アニマトロニクス)に怯えながら一夜を過ごすというゲーム。外伝ではないナンバリング作品としては4作品が発売されていて、4作目で完結している。

『Five Nights at Freddy's』

バッテリー残量に気をつけながら、アニマトロニクスの襲撃を凌ぐシリーズ第一作。

『Five Nights at Freddy's 2』

物語的には第一作の過去にあたる作品。人形、侵入口、部屋数がボリュームアップして難易度アップ!その反面バッテリーの概念はなくなっており、いかにアニマトロニクスの動きを察知し、着ぐるみを被って防衛するか…という点がゲームのポイントになっている。

『Five Nights at Freddy's 3』

過去2作ではピザ屋が舞台となっていたが、本作ではホラーアトラクションが舞台。監視カメラでアニマトロニクスの動きをチェックし、オーディオで遠ざけるというシステムだが、監視カメラがエラーによって動作不能となり、復旧しなけらばならない…という要素が追加されている。

『Five Nights at Freddy's 4』

シリーズ完結作。店舗ではなく個人の家が舞台となっており、主人公自身が部屋を移動して肉眼でアニマトロニクスの動きをチェック、侵入を防ぐというシステム。

『Five Nights at Freddy's』シリーズの怖さとは?

先に書いた通り、本作の恐怖の対象はアニマトロニクス

このアニマトロニクスは自律的に移動して接客対応するというスグレモノで、もともとはピザ屋の目玉として開発された。ひたらくいうと客寄せパンダだ。

メンテナンス性にも優れており、夜になると錆付き防止のために店内を自動徘徊する。グレートだ!

そして、お店の運営ルールもしっかり遵守してくれる優等生なので、勝手に着ぐるみのガワを脱いでいるロボットがいた場合、着ぐるみのガワを着せてくれちゃう。賢い!

だが、ほんのちょっと問題があって、どうやら夜間の自動徘徊中は、人間を「着ぐるみのガワを脱いだロボット」と誤認識してしまうらしい。

だから、優し~く着ぐるみのガワを着せてくれる。素敵だ。

そんな素敵なアニマトロニクスが何で恐怖の対象かというと、着ぐるみの内側にはむき出しのワイヤーや骨組みがあるので、着せられた人間が死んじまうから。

もちろん、アニマトロニクスに近づかれないよう戸締りをキッチリすればOK!ただドアを閉めっぱなしにすることができない

この店はドアやらカメラやらといった設備がバッテリー駆動な上、夜間の予算をケチっているため、ドアを閉じっぱなしにするとバッテリーが尽きてしまうからだ。

超ド級にブラックなバイトなので、どう考えても2日目以降バックレた方がいい。

でもなぜか主人公はバイトに出かけるんだねぇ…。

『Five Nights at Freddy's』シリーズのゲーム的なおもしろさは、「だるまさんがころんだ」の鬼役のものだ。

「だるまさんがころんだ」と言っている間に参加者が近づいてくる、言い終わって振り返ると、参加者はストップ。

『Five Nights at Freddy's』シリーズも作品によってカメラだったり肉眼だったりと差はあれど、バッテリーの残量に気を払いながら、定期的にアニマトロニクスの場所を確認する。

つまり、自分が見えていない時に、どこまで敵が迫っているか…が恐怖の中心なんですな。

敵が動いていることを見ることができない…それが怖い。

「MOON RISE EFFECT」が目指した恐怖とは?

一方で「MOON RISE EFFECT」が目指したのは、四方八方から家が破壊される恐怖。

「MOON RISE EFFECT」をプレイするとわかるのだけど、プレイヤーの指の動きは、かなりせわしない。ジャンルをアクションアドベンチャーとしたのが分かってもらえるんじゃないかと思うほど、指さばきが重要!

いろんなところが破壊され、場合によっては特定の場所に急がなければならないことも。

しかも、修理している内に別のところが破壊されている…、そうやって修理に夢中になっている中で挿入される恐怖演出──というのが実現したかった事。実際に、かなりいい具合に実現できたハズ!

『Five Nights at Freddy's』はこうしたショッキング系ホラーの金字塔で、オレ自身超愛している作品なので、リスペクトした上で「MOON RISE EFFECT」では、異なる恐怖を目指してみた次第。

是非両方プレイしていただきたい!

「MOON RISE EFFECT」は現在配信中!

ダウンロードはこちらから。


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