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痛風、そして断酒

突然ですが、忘れもしない僕を襲った人生最大の痛みの体験を書き残しておこうと思います。
少しでも誰かの為になれば幸いです。

昨年、49歳で初めての痛風と思われる症状になりました。
思われるというのは、病院に行ってないからです。
あくまで自己判断です。

風が吹いても痛いと言われている、いわゆる贅沢病と言われているものです。
実際はそんな柔らかい表現ではなく。
体験した事が無いのでうまい具合に表現出来ないのですが、いきなり骨が折れたのではないかと思う程の痛みとか、突如としてダンプカーにでも足を引かれたのかと思う様な感じです。
痛む場所としてよく言われているのは足の親指の少し後ろの出っ張った部分が腫れて痛いというのが一般的ですよね。
僕もそう思っていましたが実際の発作はというと、両足首と右膝のなんと3箇所同時。

3箇所同時多発発作です。

初めての経験なのに3箇所も・・・
いきなり見知らぬ3人に突如として暴力をふるわれたかの如く、それは突然やって来たのです。

昨年2020年7月4日、コロナ渦の中、アメリカは静かな独立記念日でした。
自分の体の中で何が行われているかなんて何も知らない僕はビールとワインなんぞを飲んで、気持ちよく酔っていたのです。
翌日。
朝起きて、
ベットから降りたらそのまま倒れました。
痛くて歩けない。
何が起こったかさっぱり分からずにパニック状態になりました。

今思い返せば確かに前兆はありました。
倒れる前大体2週間ほど前から何故か右膝が痛い。
少し前に久しぶりに5キロほど走ったせいで痛いのかと思っていました。
通常の筋肉痛だと2日程で消えていくのですが、どんどん違和感がまして行き、右足を引きずって歩かなければならないほど痛みが増してきました。
そこで、鎮痛剤としてタイレノールという痛み止めを買い、飲んで寝たのです。その日が独立記念日。
しかもアルコールも飲んでいる。

激痛というより、大げさですが気絶する様な痛みの中、一生懸命スマホで症状を調べたら痛風ではないかとという自己診断に至った訳です。
しかもこのコロナで仕事も無い為、保険は切られ、あることはあるのですが、激痛の中で病院に行っても痛みが消えてからの治療になる様なので、ひとまず痛みが消えるまで耐えようと思いました。
いつも寝ているべットの高さでは寝起き出来ないのでキャンプに使うコットがあったのでそこでしばらく寝ることに、といいますかそこに住む感じです。
動けないのですから・・・
3箇所が痛いのでほぼほぼ下半身を動かすことが出来ません。
一番問題になるのがトイレです。
トイレには痛くて這っても行けない、とにかく少しでもどこかを動かすと痛いのです。
なので汚い話ですがペットボトルでなんとか対応していましたが、大きい方はどうすることも出来ませんので呻きながら可動式の椅子に乗って何とか済ましていました。
それもこれもカミさんが助けてくれたので本当に助かりました。
一人じゃ餓死してるか、汚物まみれになって大変な状態だったと思います。

痛みは1週間程で消えるのかと思っていたのですがなんと二ヶ月かかり、9月にやっと立ち上がる事が出来ました。
その時は体重が5キロ減っていて、膝に痛みのある右足は左足より細くなっていて、立ち上がるとフラつきます。
完全に筋肉が衰えていることに気が付きました。
これではまずいと思い、まだまだ痛みがある中、少しづつ体を動かして10月には何とか立ってふらつかない程度まで回復しました。
でも普通の速度で歩くことが出来ません。もちろん走るなんて不可能で・・・
それでも毎日の散歩と運動を続けて12月にはほぼほぼ復旧。
1月からは走ることも可能になりましたが、少し油断すると足首に痛みが残ります。
ここで、食事やお酒はどうしたかというと、色々と痛風には食べてはダメ、摂取すると良くないとされているプリン体の多いものがありますが、僕は野菜中心の食生活で何でもまんべんなく食べるという方法を選択してみました。
あと、お酒ですが悪夢の日より飲んでいません。
ほぼほぼアル中と思われる状態でしたが、あの痛みはもう嫌です。強制断酒に成功です。
禁酒や断酒なんて出来ないという方は3箇所同時発作を強くオススメいたします(笑)とくにスリップすることが多い方にはオススメです。

アルコールが痛風に良くないのは事実で知らない方は調べれば驚くほどわかりやすくいろんな方が調べていますのでチェックしてみて下さい。
僕のアルコール歴は長いです。
こんなこと自慢にもなりませんが恥ずかしい事ですが書いておきます。
今年50歳になりますがアルコールを飲み始めたのは10代で、ほぼ毎日飲むようになったのは多分、社会人になってからだと思います。
何でも飲む雑種ですね。
飲む量も多量に飲むし、若い頃は常に二日酔いの時もあったり、酒で迷惑をかけた事もありました。
その度に酒を止めようと思っていてもその日の夕方になると飲んでいるという典型的なダメなやつです。
そんな生活を49歳まで続けたせいで体が強制終了した、そんな感じです。

一度、2014年に一年間だけアルコールを止めた事がありました。
ということはいつでもコントロール出来ると思い、また飲み始めました。
全くのアホです。
ちなみにタバコも吸っていましたがこれはさっさと止めることに成功しております。
タバコはこれも10代からでやめたのが確か30歳です。
これも毎日2箱位吸い続けていました。
タバコが無いと生活出来ないというか体の一部的な感覚でした。
お酒よりもやめる事は無理だと思っていましたが、些細なことがキッカケで苦しかったですが半年程でなんにも感じなくなりました。
あれって夢でタバコ吸う夢見て驚くんですよ、あっ!吸ってしまったって目をさますこと数回ありました。
タバコをやめることに成功した元愛煙家の僕は他人の煙には人一倍厳しくなったのでした。

で、痛風ですが薬を飲まないで病院にも行かないで2021年4月現在再発はしていません。
この先どうなるかわからないのですが、日本できちんと検査した結果をいつかUPします。






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