「○○ 2.0」って、クソダサいし古臭くない??
最近、「○○ 2.0」っていうのがやたら流行ってるよね。
で、それを見るたびに思うんだけど、「2.0」ってクッソダサいし古臭くない??
「2.0」の元ネタ
「2.0」は、元々はソフトウェアが大型アップデートされ、「バージョン1」から「バージョン2」に移行することを意味する。
それに準えて、レガシーシステムから脱却し、新しいシステムにパラダイムシフトすることを表す「2.0」っていうワードが流行した。
2005〜6年くらいに。
「○○ 2.0」って、元々は「Web 2.0」が走りだ。
「Web 2.0」は、2005年くらいにティム・オライリーが提唱した、Webの新しい利用法を指す言葉。
(参考①:https://www.oreilly.com/pub/a/web2/archive/what-is-web-20.html)
(参考②:https://www.weblio.jp/content/Web+2.0)
で、2017年に刊行された、佐藤航陽さんの『お金2.0』の大ヒット。
ここから最近の「○○2.0」の流行はきているのだろう。
『お金2.0』は、本当に「2.0」なの??
そもそも論なんだけど、「お金」って今、本当に「2.0」なのだろうか?
「お金2.0」は、それ自体が価値を持つ金銀などの貨幣から、それ自体が価値を持たない紙幣に変わった段階で「2.0」になったんじゃないのかね? 17世紀のヨーロッパで。
で、クレジットカードが生まれたところで「3.0」。
ネット決済が生まれたところで「4.0」に大型アップデート。
だから、僕はこれからは「お金 5.0」くらいなんじゃないかなーって思ってる。
まあ、もちろん……。
どこのタイミングを「大型アップデート」と捉えるかによっても定義は変わる。
『お金2.0』では、仮想通貨とか単純に媒体的なものではなく、その「使われ方」や「お金とは何ぞや」という点に踏み込んだという意味で、確かに『お金2.0』は「2.0」だ。ここには完全同意。
全然「2.0」じゃないのに「○○ 2.0」言いすぎ問題
さて、ここからが本題だ。
最近すっごい違和感を感じているのは、なんでもかんでも「2.0」つけすぎだろってこと。
具体的に言及するのは控えるけど、「それ、本当に2.0?結構前からそのサービスあるよ??」ってなることがままある。
全然「2.0」じゃない。
あともう、大型アップデート繰り返されまくってるのに、未だに「2.0」とか言うパターン。
もはや旧型サービス。Windows98くらい。
もう、iPhoneみたいに「○○ X(テン)」って言ったほうがいいんじゃない??
流行りに乗っかるのは全然良いと思うのだが……。
「2.0」を名乗るなら、もう少しちゃんと考えて、リサーチしてから名乗ったほうがいいんじゃないかなって思うことが結構ある。
あとは「2.0」の定義をどこに置くか。語義規定をしっかりすべきだ。
おわりに
最初に述べた通り、「○○ 2.0」は2005年に「Web 2.0」で流行ったもののリバイバルだ。
つまり、バブル期に流行ったファッションを「新しい!カッコいい!」とか言って有り難がってるのとだいたい一緒。
え、あれ新しい? かっこいい? クソダサいし古k……って感情。僕としては。
または単純に「Web 2.0」を知らないか。
……ちなみにこんな記事書いてる僕だが。
【舌死人グルメレポ】「人形町らーめん いなせ」のラーメンは、家系2.0なのか
↑以前、タイトルに「2.0」を入れた記事をはてなブログで書いているんだよね。全然「2.0」じゃない。
家系2.0の記事は自戒の念を込めて、ここに掲載する。
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