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インハウスエディターのキャリアパス(制作者から管理者、そして伝説へ───†)

※本noteは「インハウスエディター Advent Calendar 2021」2日目の投稿作です

こんにちは! 東京のデジタルコンサルティング企業 GIGinc.で編集者をしている、じきるう(@kazzikill)と申します。
よく30代後半と勘違いされますが、まだピチピチの29歳です。若いです。

ボクはGIGinc.で、日本最大級のフリーランスメディア『Workship MAGAZINE』の編集長をしているほか、企業ブログや法人向けLPのディレクション、新規メディアの立ち上げなども行なっています。
ここまでのキャリアのほとんどを「インハウスエディター(社内編集者)」として活動してきました。

今回は、「インハウスエディターのキャリアパスってどんなのがあるんだろう?」って話を書いていきます。

■インハウスエディターのキャリアパス

結論から述べると、インハウスエディターはこんな感じのキャリアパスをたどると思います。

名称未設定のアートワーク 4

ほぼ全てのインハウスエディターは、「Webライター」からキャリアをスタートさせるんじゃないでしょうか? まずコンテンツを、自分の手で作るところが最初です。ボクもここから始めました。
もちろん、コンテンツを企画 → 外注して、納品後の手直しだけを担当するケースもあると思うので、最初のキャリアが「編集者」って人もいるでしょう。
いずれにせよ、最初は全員が「クリエイター」です。

その後、経験を重ねてくると、自分にとっての何かしらの「強み」や「好きなこと」が見えてくると思います。それあわせて、キャリアパスも少し変わってきそうです。

・自分主導でコンテンツを作るのが好き、発信から管理までぜんぶやりたい
 →(例)オウンドメディア担当者
・コンテンツを戦略的に作るのが好き、Googleを愛してる
 →(例)SEOマーケ担当者
・お客さまと会うのが好き、事業に貢献できる仕事がやりたい
 →(例)導入事例 ホワイトペーパー担当者
・コンテンツを広めるのが得意、自分の会社が好き
 →(例)広報担当者、SNS担当者
・社員との交流が深い、社内を巻き込むのが得意
 →(例)社内報担当者

所属企業の状況や要望によってもキャリアパスは変わりますし、上の例以外にも多様なパターンがあるでしょう。
採用広報やマーケ担当からWebライターへ、というケースもよくありますし、職種横断的に活動するインハウスエディターも多いです。

ただ、その後は図に書いたとおり。
徐々に「制作者(クリエイター)」から「管理者(マネージャー)」の仕事へとまわっていきます。

名称未設定のアートワーク

仕事のことがある程度わかってきた段階で、今度は後輩の育成を任せられるようになります。また仕事の熟練度が上がってくると、仕事を仕組み化し、マニュアル設計できるようにもなるでしょう。事業のPLを読み、戦略設計する立場にもなりうるかもしれません。

最終的には総監督として「CXO」となり、経営層へ食い込むこととなるでしょう。

■管理側にまわるか、現場主義をつらぬくか

さて、ここで問題となるのが「クリエイター」と「マネージャー」のどうしようもない構造です。

管理側にまわると、自分でものづくりする業務よりも、管理していいかんじにまとめあげる業務が主体になってきます。朝から管理業務に忙殺され、ようやく自分の記事に取り掛かろう!と思ったらもう定時過ぎ……なんてことはザラです。
結果として、自らの手でコンテンツ制作が難しくなってくるのです。

それがイヤで、徹底的な現場主義をつらぬく人もいます。
あくまでコンテンツクリエイターとして、いいコンテンツ作りにキャリアの大半をささげるのです。そして売れっ子ライター・売れっ子クリエイターを目指すのです!

名称未設定のアートワーク 2

ただ、これはかなりレアケースでしょう。

そもそも多くの会社では、正社員を「リーダー候補」「マネージャー候補」「幹部候補」として採用しています。永遠に現場にいてもらおう、と思って採用する会社は多くありません。

エンジニアなどの技術職では「シニア」「フェロー」のような、組織横断的に活躍するスペシャリスト的なトップクリエイターもいますが、インハウスエディターではまだ多くありません。(もしそんな感じに働いてる人がいたら教えてください)

なので、クリエイターとして現場主義を徹底したい場合、「フリーランスになる」という選択肢をとる人もけっこういます。
組織にとらわれず、自分の受けたい仕事だけ受けて、クリエイターとして己の実力を発揮し続ける。それもステキな選択肢だと思います。

……まあそうなった場合、“インハウス”エディターじゃなくなるんですけどね!!

■じきるうのキャリアパス

ボクはGIGinc.に入社後、まずは「Webライター」からスタートしました。
ほどなくして「オウンドメディア担当者」になり、「オウンドメディア編集長」に。

現在は編集長業務をつづけながら、複数メディアの運営や立ち上げ、ディレクションなどを含む「メディア統括」的な役割を担ってます。

先ほどの図でいうなら、このあたりでしょうか。

名称未設定のアートワーク 3

最近はチームのメンバーが(業務委託&アルバイト含めて)15名、管理するメディアが4つと、まあまあすごい数になってきました。正直、業務内で記事を書く時間はほとんどありません……。

ただ、そのぶん裁量や決定権も増えてきてますし、おちんぎんも高まってきております。そのうち結婚して、子供も生まれるかもしれませんし、なんだかんだおちんぎんは大事です。おちんぎんのためなら身も心もささげる覚悟です。押忍。

なお、GIGinc.には「社内副業制度」というのがあります。業務時間外で企業ブログの記事を書くと、けっこういい額の手当てがもらえるんです!
自分も過去にいくつか記事を寄稿しており、そのぶんおちんぎんを給与にプラスしてもらってます。ありがてぇ〜!
(あ、てかこのnoteも企業ブログで書けばよかったな……おちんぎん逃した……)


まあそんな感じで、自分は「業務外」でよく記事を書いてます。やっぱり現場仕事も好きですし、コンテンツは作り続けたいですからね。
あとはボクの場合、『クレイジースタディ』というメディアを個人で運営していたりなど、業務外での発信の場は設けるようにしています。


いまは、会社では管理職のキャリアパスを進みつつ、業務外でクリエイターの仕事を続けようかな、って感じですかね。

数年後どうなるかは自分でもわかりませんが、こんなキャリアパスもあるよ〜ってことで、少しでも参考になれば幸いです。


そんなわけで、GIGinc.ではインハウスエディターをふくむ正社員・業務委託・インターン・アルバイトを募集しています!!
興味のある方は以下リンクまで!!!

(またはボクに直接連絡しても大丈夫です🥺)

宜しければサポートをお願いします。ご支援いただいたお金は『クレイジースタディ ( https://crazystudy.info/ ) 』の運営に使わせていただきます。 ※※スキを押すと「カニガチャ」が回せるよ!SSR排出率10%!※※