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#人生を変えた出会い と言えば・・・若三さんとの出会いしかないよな!

自分の人生が今みたいに変わった(病気をしたとかそういうことじゃなく、サッカーの地域リーグや都道府県リーグにも目を配ったりするようなことを指している)きっかけは、間違いなくこの人と出会ったことかもね。

この初期のnoteへの寄稿でもさんざん書いた、デッツォーラ島根EC元代表の故・若三康弘さんのこと。
SC鳥取、ガイナーレ鳥取関係の人らも、皆それ相応に大切な出会いではあるけど、この人との出会いとはやはり少々趣が違う。若三さんという人は、自分にとってかけがえのない人だし、今の自分をいろんな意味で作り上げるヒントの数々をくれた人だとも思ってる。

中国リーグ昇格後、若三さんと話す機会を得るようになって、馬鹿なことを言い合ったりしたもので。頭で引き合いに出した初期のnoteにも書いてるように、自分の兄貴みたいなものだと勝手に思っていて、今もその思いは変わらない。酒が好きでえっらい破天荒な兄貴だけど、でも俺にとっては大切な人。

墓前や仏前に参ったことはない(いつかチャンスがあるならば参ってみたいけど、親族縁者でもない自分がそこまで図々しいお願いはできないと思ってもいて、それ故に遠慮している)けど、デッツォーラ島根というチームを見る度に、あのビールの好きなフランクなおっさん(繰り返すが、ここでは若三さんのことについては敢えて「おっさん」と呼んでいるし、この先も若三さんのことを文章にする以上は、親愛の情を以てそう呼ばせてもらいたい)が何処かでこっそり見てるんだな、と思わざるを得ない。で、ビールを片手に「KAZZちゃん、ホントやれんでぇ!」みたいに話しかけてくるんじゃねえかって、そんな気がしてならない。あのおっさんはいつもそんな調子だ。

あの人と出会わなかったら、今の自分は都道府県リーグや地域リーグにまで行動範囲を伸ばしたりはしなかった。SC鳥取ドリームスの試合だって、観に行くことはなかったかもしれないし、2008年の天皇杯鳥取県予選決勝に於いて、SC鳥取ドリームス側で応援行為なんて絶対にしなかっただろうとさえ思う。

こんな「好きなヤツじゃないと観に行かないような都道府県リーグや地域リーグなどのサッカー」の試合を観に行って喜ぶようなニッチな人間にはならなかったと思う。あの人の影響力はこのように底知れないものがあると思うのだ。
だいたい、今なんとなくそこにあるサッカーでさえ、面白く見ようと思えばいくらでもできるってことを、若三さんは教えてくれたもの。ロック総統が例の「今そこにあるサッカーを愛せ」と言ってるのを知る以前から、自分は若三さんから「今そこにあるサッカーを楽しめよ」と暗に薫陶を受けてきたんだと思ってる。そう言いきれる自信もある。
若三さんは、自分のサッカーについての見聞を広げてくれた師匠みたいな人だ。だから、若三さんについては敬愛の念を持っている。強制なんかされちゃいない。男が男に惚れるって、こういうことじゃないのかなって思う。なんというか、心意気というか、その辺りに惚れたわけだ。

もちろん、考え方の違うところ、どうしても交わらないところ、迷惑に思うところとか、ないわけでもなかったよ。人間だもの。知り合う中にはそんな面だってある。それについては否定しない。
前にも書いたけど、いつぞやの正月に酔っ払って電話かけられて延々長話されたのだって、あれ、ホントはスッゲえ迷惑だったけど、あの人だと何故か結局は許せちゃうところがあった。
無論、若三さんの側にも俺みたいな根暗の話し下手の何考えてるのかわからんようなヤツはさぞつきあいづらかった面もあるだろうと思うよ。そこは否定しないさ。

でもね、そういう面も含めて、あの人との交流からはいろいろなことを学んできたし、教えられてもきた。
特に、以下のフレーズは、自分の「座右の銘」ってものでもないけど、それに近い重みがあると思ってる。

楽しく、厳しく、いい加減に

若三さんがずっと掲げてきたこのフレーズが自分は心底大好きだし、これからも大切にしていきたい。このフレーズには自分のサッカーに対する主義というか、思考法が染みついてる。これは自分がガイナーレ鳥取やSC鳥取ドリームスなどを見る時にも常に意識してる。

これからもデッツォーラ島根ECというチームがある限り、このスピリットが、福山SCCなどのチームを介して生き続けていく限り、自分はこの言葉に寄り添いながら生きていくし、この言葉を支えとしていこうと思ってる。

もう一度言う。自分をここまで都道府県リーグや地域リーグなどに目を向けさせてくださった、若三康弘さんに心から感謝を捧げたい。あの人こそ、間違いなく自分の人生を変えてくれた。そこだけは何度も何度も繰り返し強調しておきたい
こんな感じで勝手に私淑させてもらってるけど、あのおっさんなら、ビール片手に苦笑しつつ「KAZZちゃん、こらえてくれや!」とか何とか言いながらも許してくれる。とても身勝手な妄想かもしれないが、自分では固くそう信じている。せめてそれぐらいはお許しいただきたいものだ。

基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。