公開戯曲 - 「道化師の歌が聴こえる」(2013年7月上演)
そこは、壁に閉ざされた町。
誰も出入りするものはなく、また誰も壁の外を見たことがない。それでも町の人々は、そこでずっと平和に暮らしてきた。
だがある日、その町で一人の女が殺された。
捕まったのは、最近街にやってきたばかりの一人の余所者。
今まさに、町の人々による裁判が始まろうとしていた。
なぜ、余所者は女を殺さねばならなかったのか。
そして余所者は、何故この町にやってきたのか。
やがて見えてくる町の真実の姿。
たった一人の男の願いが、町の秩序を大きく揺り動かしていく。
「明日は、きっといい日だ」
そして二発目の銃声が、町に響き渡った。
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