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【シティベスト4】ヌメルゴンとのCLからシティリーグまでの軌跡

かじゃむ/kazyam

こんにちわ。かじゃむです。

先日行われた横浜CLからシティリーグ2023 S1までをヌメルゴンを使用して参加してきました。（前回の記事でCLに出たい！みたいなことを書いてから運良く抽選を突破して参加できました🙌）

結果、

  • 横浜CL 4-3 予選ドロップ

  • シティーリーグ2023 S1 ベスト4

と成績を残せたので、デッキ内容、採用理由、所感をまとめていきます。

横浜CLでのヌメルゴン

デッキレシピはこちら。ロスト型ヌメルゴンです。

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ヌメルゴンデッキの強み

横浜CLの環境では、個人的に以下のシェア率が高い予想で考えていました。

  • Tier1

    • パルキアインテレオン

    • ギラティナ

    • ミュウ

    • LZB（LTB）

    • レジギガス

  • Tier2

    • キュレム

    • ゾロアーク

    • 神インテレオン

上記の想定環境下で、全対面で大きな不利を取らず、CLのような何連戦も対戦しないといけない環境下で戦い抜けるデッキを模索していたのですが、その中で辿り着いたのがヌメルゴンでした。

ヌメルゴンのメリットとして以下のようなことを考えていました。

  • 環境で大多数を占めると予想したロスト軸や、レジギガス系統のたねポケモンからのダメージを大幅に軽減できる

  • ロスト軸のデッキに対して、こちらもロストによる攻撃でサイドレースに置いていかれず、その中で高耐久のヌメルゴンを育てて、こちらのサイドを不動にする

  • Vポケモンとの殴り合いで、アイアンローリングとVガードエネルギーでのダメージ軽減と、特性のモイストスターでの全回復による耐久の高さ

上記で書いてるように、LZBやレジギガスのような非ルールポケモンを主体としたデッキに対してかなり強くたち振る舞えます。

求められるエネルギーがはがね、みずエネルギーという点でも、かがやくゲッコウガのげっこうしゅりけんも狙えることも大きな魅力でした。

デッキ採用カードの理由

いくつかデッキに採用したカードの理由とメリットを書きます。

ビッグパラソル

  • ギラティナVSTARのスターレクイエムによる強制きぜつ対策

  • ヤミラミのロストマインによるダメカン回避

  • レジアイスのブリザードバインドのロック回避

こだわりベルト

ヌメルゴンの最大打点が200になり、相手のVポケモンを一撃できぜつさせられないため、採用したカードです。基本的に耐久できるのでそこまで1ターンできぜつさせることに重きを持たずとも良いのですが、ギラティナのアビスシークの返しや、後述する高打点系のVポケモンを逃さず倒せることは大きな起点とできるようになるため、一枚は採用したいと思い採用しました。

あなぬけのヒモ 3枚

一番このデッキでこだわったポイントなのですが、デッキの中のポケモンの入れ替えカードとしてあなぬけのヒモを多めに採用し、ポケモンいれかえのカードは不採用としました。

理由として、

  • レジアイスのブリザードバインドのロック解除

  • 環境で多くを占めると予想されたロスト軸へのメタカードとなる、エンペルトVやマタドガスなどの特性封じを回避する

  • ロストを相手にする上で、ウッウのおとぼけスピットを嫌がり、ベンチに下がったポケモンを呼び出せる

メリッサとVガードエネルギー

このデッキの一番苦手なパターンが、育てたヌメルゴンが一撃で気絶させられることです。

ヌメルゴン自体のエネルギー要求も決して軽いものではないので、簡単に倒されてしまうと戦線を維持することが不可能になってしまいます。

そんな中で環境で青天井火力を出すであろうキュレムVMAXやゾロアークVSTARのデッキに対しての対策として、打点軽減を担えるこのカードは大変貴重です。

はなえらびやアクロマの実験のコストになってしまう可能性も高いため、最低2枚は採用したいです。

ドラピオンV

上記の他に高火力を何なく出してくるデッキの筆頭としてミュウVMAXがありますが、CL直前でダブルターボのみを採用したミュウが数を増やしており、クロススイッチャー、マリィというコンボを仕掛けてくることから、ミュウ対面を強く意識して、ドラピオンを採用しました。

相手のミュウの最速の動きに対して、ヌメルゴンとドラピオンを同時に展開し、どちらを取られたとしても切り返せるような盤面を意識することで、練習でのミュウとの戦績を大幅に向上できた一枚です。

後述するシティリーグ環境での、ミュウツーV-UNIONデッキに対しても切り札となるため、現環境でも必須のカードと思います。

横浜CLでの戦績と簡単な振り返り

ギラティナ 先行 6-0

VIPパスから展開も順調に進み、相手のギラティナVがアビスシークでロストを進めたところを、ヌメルゴンVSTARのベルト込アイアンローリングで倒し、相手の動きがほぼ止まって勝ち。

キュレムパルキア 先行 6-4

こちらもVIPパスから展開したが、ヌメルゴンは出せない状態。

相手がキュレムVからスタートしたが手札が悪かったのか、そのままベンチにカードをいくつか展開してターンが帰ってきたので、おとぼけスピットををキュレムで与えられたので、相手のVMAX起動を遅らせられたためそのまま接戦して、なんとか6-4で勝ち。一番苦手意識が強い対面だったので、ここで勝ちが拾えて嬉しかったです。

ターボパルキア 先行 6-2

キュワワースタートからはなえらびで、ある程度デッキを回してターンを返す。

相手がライコウVでスタートし、ミュウなどをベンチに展開するが入れ換えがされずにライコウに1エネ手張りでターンが帰ってきたので、おとぼけスピットを打ち込んだ後、ヌメルゴンVSTARが順調に育ち、高耐久で耐えつつ戦線を維持。最終盤面で残りサイド2の状態で、ヌメルゴンと、3エネついたかがやくゲッコウガを準備し、相手のパルキアと、ミュウ二体のどちらも狙える状態で、ボスでゲッコウガをとられた後にヌメルゴンで返し勝ち。

神インテレオン 後攻？ 2-6

相手がアルセウスVにダブルターボ手張りエンドというスタートを切った中、キュワワーでロストを進めるもアクロマの実験などのサポートに触れず。ネオラントもサイド落ちしていたため3ターンは動けずの序盤から、終始相手の安定感のある動きを巻き返せずそのまま負け。

神インテレオン 先行 6-1

同じデッキタイプと連戦となったが、打って変わって今回はロストの周りがよく、ウッウとヌメルゴンの攻めを継続。アルセウスもチェレンのきくばりでダメージを回復されることがなかったので、盤面で押し切り勝ち。（対戦後の雑談で、チェレンが全てサイド落ちだったため、切り返しが不可能だった）

ミュウVMAX 後攻 4-6

CLでの連戦で少し疲れが見え始めたタイミング。

相手ミュウ、こちらキュワワーでのスタートから、こちらはヌメルゴンをベンチに準備して後攻1ターン目を返し、その返しでボスからのミュウVMAXのテクノバスターでヌメルゴンが取られる。

ここまでは予定通りで、返しでヌメルゴン2体目とドラピオンを多面展開するつもりが、サイド落ち確認を怠ってしまいドラピオンが山札にないことにこの時点で気づき、切り返すことができなくなりました。

完全に自分のプレイミスから反撃することが叶わず、ドラピオンをサイドから回収できたタイミングで相手の残りサイドが1の状態で、あなぬけのひもを打たれ、キュワワー取られて負け。猛省の対戦でした。

パルキアインテレオン 先行 4-6

こちらドラピオンV、お相手メッソンからスタート。

後攻1ターン目で、ベンチにパルキアV1体に、メッソンのどんどんよぶから2匹のメッソンが出た返しのターンで、ボスとエネ手張りとこだわりベルトでパルキアVを取れる状態で、手札にボスとこだわりベルトがある状態だったが、キュワワーのはなえらびでエネが引けなかったため、無理をせずアクロマの実験でロスト進行。

その後攻防一体のせめぎ合いだったが、スタートしてしまったドラピオンVが最終盤にクロススイッチャーの呼び出しをされてしまい、パルキアVSTARに一撃できぜつさせられ負け。

総評

どうしようもない事故を除いて、自分の練度不足も多く、結果として勝ち越せたものの予選完走ならずのCLでした。しかし初めての大型の公式大会でしっかり戦い抜け、今後の自分のプレイに繋がる経験値も多く得られたよい機会でした。ヌメルゴン自体のデッキ選択に一切の後悔もなかったのはよかったですね。

シティリーグ S1でのヌメルゴン

デッキレシピはこちら。横浜CLとほぼ同様のロスト型ヌメルゴンです。

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横浜CLのデッキからの変更点と、シティでのヌメルゴンの立ち位置考察

まずシティ S1では、パラダイムトリガー発売前の横浜CLとほぼ同様の環境を選択しました。

理由としては、横浜CLから総じてヌメルゴンの立ち位置は非常に良いと考えていたためです。

しかし、アルセウスミュウツーV-UNIONが環境でフィーチャーされてきたタイミングでもあったので、デッキの構築を少しいじろうかと検討しましたが、採用しているドラピオンVでなんとか対応できると考えていました。

変更されている、ビッグパラソルが、こだわりベルト2枚目になっている点は、CLからシティまでの練習で、

  • やはりアビスシーク後のギラティナをしっかり取れるのは強い

  • ロストマインなどは、LZBには非常に有利と考えているため、立ち回りでカバーできると想定

  • レジアイスも同様にあなぬけのひもなどでのプレイングで十分カバーできると想定

となり、上記の構築となりました。

シティリーグ S1での戦績と簡単な振り返り

(予選) ミュウVMAX 先行 6-2

キュワワーからバトルVIPパスでウッウ、かがやくゲッコウガ、ヌメルゴンとしっかり盤面用意した開始。お相手はミュウ（ゲノセクトだったかも…）スタートから、デオキシスをバトル場に用意してターンを返される。

ミュウVが1対のみの状況と、初ターンの動きがよかったため早めにドラピオン起動を選択し、クイックボールからドラピオンVを選択し、ボスでミュウをきぜつ。

相手の後攻1ターン目でロストシティ込でドラピオンVが取られることを想定していたが、手札が悪かったのかロストシティをコストにゲノセクトを展開され、デオキシスにパワータブレットのブースト込で倒される。

自分の先行2ターン目でふつうのつりざおでドラピオンをデッキに戻し、ヌメルゴンVSTARを起動してデオキシスを倒す。

相手の後攻2ターン目でミュウVMAXが起動されるが、ヌメルゴンVSTARとVガードエネルギーの軽減効果でテクノバスターを耐える。

自分の先行3ターン目でクイックボールから再度ドラピオンVを起動して勝ち。

(予選) キュレムパルキア 先行 6-3

ここで来た試練のキュレム対面。

先行でしっかり回ればキュレム戦は充分戦い抜けると思っていたので結果想定通りの動きになりました。

ターニングポイントとしては、VガードエネルギーをつけたヌメルゴンVSTARが4エネまでのキュレムVMAXに耐えられるため、途中5枚目のエネがつかなかったキュレムVMAXの攻撃を耐え、1ターンを作り出し、2体目のヌメルゴンVSTARを起動して勝ち。

(予選) スピードダークライ 後攻 2-6

3戦目でこれを突破すればほぼトナメ確定となりますが、結果2-6で負け。

振り返ると以下が大きな敗因になっていました。

  • はなえらびの選択が、常に運命の2択になり、こだわりベルトをすべてロストせざるを得ない状況になってしまった

    • 結果中盤でヌメルゴンVSTARが、ガラルファイヤーVをしっかり倒せなかったことからサイドを進めることが難しくなった

  • アクロマの実験をかかえた手札をジャッジマンで流され、その後数ターンサポートが引けず、思うようにロストを進められない中、上記の通りサイドも思うように進められず、テンポが取れなかった

(予選) アルセウスギラティナそらをとぶピカチュウ 後攻 6-3

お相手のアルセウスV、こちらがキュワワーのスタートで相手のアルセウスが手張りされずターンが帰ってきたことで、先行後攻が入れ替わった状態ではじまる。

ヌメルゴンの起動も慌てる必要がないため、初ターンでしっかりベンチに準備しつつロストを稼ぎ、ヌメルゴンとメリッサでの高耐久を活かし6-3で勝ち。

(トナメ) ヒスイゾロアークVSTAR 先行 6-1

キュレムに続いて苦手なゾロアークとのトナメ初戦となりましたが、先行を取れていることでロストをしっかり進めることに集中していました。

ロストの進行が順調だったことにより、早期にロストの枚数が10枚を突破し、メリッサを連続で打ち出すことでゾロアークがヌメルゴンを突破できない状況を作り、ウッウのみ取られる状況となり、6-1で勝ち。

(トナメ) アルセウスミュウツーV-UNION 先行 0-6

こちらキュワワースタート、お相手ヤレユータンからのスタート。

キュワワー、アクロマの実験の流れは非常にスムーズだったものの、ロスト候補としてみずとはがねエネルギーばかりを引いてしまい、ヌメルゴンを起動するためのエネルギーを多く消費してしまい、ミラージュゲートを打てるタイミングで山札に必要なエネルギーが残っていない状態になりました。

またその中でミラージュゲートが一切手札にこない状態となり、キュワワーとウッウで耐える場面が多くなることで、一切ヌメルゴンが動けず0-6で完敗。

総評

苦手な対面もしっかり回せれば十分に戦うことができると思えるシティ結果でした！

結果として最終戦は非常に残念ではありましたが、ロスト構築ではこういうシチュエーションは何度かはかならずくるものなので、仕方なし！ときっぱり諦めがつきました。

シティからCLを振り返ると、改善点として手札を安定させるカードと、相手への手札干渉のカードはもう少し枠を検討してもよかったと考えています。もしロストヌメルゴンを検討される方は、ポケギア3.0やマリィ、ツツジの採用は検討してみると良いかと思います。

まとめ

横浜CLからシティリーグまでのヌメルゴンのデッキ紹介でした。

この記事公開日の翌日から、パラダイムトリガーの新しい環境に入るため、今後ヌメルゴンの立ち位置がどのように変化していくかは未知数ですが、ぜひヌメルゴン大好きな方々のちょっとした気づきになれば幸いです。

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