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2024/5/21 日記|4人分の人生

今日は、いつも4歳の娘を保育園に連れていってくれる夫が早出なので、私が娘と9ヶ月の息子を連れてバタバタと家をでる。

保育園は9時半が受け入れ締切の時間でいつもギリギリかちょっと間に合わないのだけど、今日はするっと間に合った。抜けるような青空のいい天気である。

ただ、予報では夕方は雨らしいので、今日の夕方のAfter Kita Play(保育園が終わった後も、親監督の下、園庭で遊ばせてくれる週に一度のイベント。通常火曜日は娘の日本語補習校と被るため、たまたま休校の今日は久々の参加)を大層楽しみにしている娘に「雨かもよ」と告げると、「雨ならジム(室内遊戯場)でやるから」と言われ、そうなのかと頷いた。(娘はどうやら、そこでたまに供されるクマの形のカラフルなグミがもらえるのではないかとふんで、それを楽しみにしているようである。彼女はこういう催し物の際、必ず遊ぶより食べてばかりというタイプなのである。通常の食事はとっても少食なので、その食欲を通常の食事に振り分けてもらいたいものだと母としては思うのだけど、本人としてはそれはそれ、これはこれ、という感じなのだろうか)。

仕事場に借りている部屋に着き、来てくれたシッターさんに息子を公園で遊ばせてもらうようお願いして仕事をする。
と思ったら結構すぐシッターさんが息子を連れて帰ってきた。朝の昼寝をしてないので早めに眠くなるだろうとは思っていたが、やはり眠たくなったようだ。

外で遊んで汚れたので(砂や土の上をハイハイなので)風呂に入れてもらい、着替えさせてミルクをのんで寝かせる。飲みながら寝たが、鼻が詰まっているのですぐ起きてしまった。寝付けるようにシッターさんが散歩に連れて行ってくれて、そこで寝たようだ。

その間に、リノベ中の新居に行き、作業中の方々と色々打ち合わせをし、荷物と家具を運び込む来週までに壁塗りが終わらないことが決定し、夫ともども絶望する。明日から組み立てるキッチンが届いており、居間を占拠していた。(トップ画像がその様子)

更に延ばし延ばしにしていた健康診断に行く。看護師のお姉さんがちょっと怖い。疲れてるのか機嫌が悪いのか。自転車を漕がされながら心電図を撮られ、疲れる。が、先日の血液検査の結果ともども良い結果で安心する。ただ、ここ数ヶ月、ダイエットと運動を頑張っており、運動の先生にも「だいぶ筋力ついてきましたね!」と言われていたのに、筋肉量が平均より少なく落ち込む。ドイツ人は筋肉と骨量が日本人より平均的に多いのかも?と思って自分を慰める。今結果を再度見たら、体脂肪率も「標準」内ではあるものの、かなり「高め」寄りである。やはり何かがおかしいとしか思えない。

その後大急ぎで下の子をピックアップし、さあ上の子のAfter Kita Playへ!と車を走らせはじめた途端、バケツをひっくり返したような雨になった(ドイツでは珍しい)。着いても大雨なのでどうしようかと思っていたら、なんとAfter Kita Playは中止になっていて、娘は保育園の最後の1人になって先生と私を待っていた。携帯をみると確かに昼過ぎに「今日は中止です」と連絡が来ていたが、その連絡を見過ごした親は私だけだったことにひどく落ち込む。

夜は娘を寝かしつけつつ、下の子の寝息を聞きながらベッドによこになっていたら、突然「この子達の傷ついたり悲しかったり嬉しかったりする全てをなるべく一緒に体験したいなぁ」という気持ちが湧いてきた。

そういう意味では、結婚や子育ては、自分とは別の人生に参加させてもらえる権利をもらうようなものだと感じる。私は今、夫と子供2人との生活なので、自分の人生と合わせて4人分の人生を生きている感じがある。そりゃどーりで退屈する暇もないわけだ。


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